ED(勃起不全)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ED(勃起不全)とは、十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことをいいます。性的刺激があっても、勃起がしにくい、途中で萎えてしまうなどが続く場合、EDと考えられます。
重要な事実
- EDはよくある症状で、加齢とともに増えます。
- EDは心臓や血管の病気のサインであることもあります。
- EDは治療できる場合がほとんどです。
- EDについて話すことは恥ずかしいことではありません。
はい、とても一般的です。50歳以上の男性の約半数に何らかのEDの症状があるといわれています。厚生労働省の調査でも、多くの男性が体験する身近な問題です。
EDは主に40歳以上の男性に多く見られますが、若い男性でも起こることがあります。糖尿病や高血圧などの持病がある方、喫煙や飲酒習慣のある方に多く見られます。
症状
- 痛みを伴う勃起が4時間以上続く(持続勃起症)
- 突然の強い胸痛や呼吸困難を伴う場合
- 意識を失いそうな場合
- ⚠勃起時の強い痛みや陰茎の曲がり(陰茎海綿体破裂の可能性)
- ⚠排尿ができない、急激な腰痛や腹痛を伴う場合
一般的な症状
- 勃起しにくい
- 勃起しても途中で萎えてしまう
- 性的な欲求が減る
- 射精に問題がある(EDと関係があることもある)
- 朝の勃起が減る
子供の症状
- 通常、小児にこの症状は当てはまりません。思春期の子どもで悩む場合には、成長に伴う身体の変化や心の悩みの可能性が高いため、かかりつけ医や専門医に相談してください。
高齢者の症状
- 加齢により勃起の頻度や硬さが変化することは自然ですが、EDは年齢のせいだけではありません。持病や薬の影響も考えられます。高齢でも治療や改善の可能性があります。
原因
主な原因
- 心理的なストレスや不安
- 動脈硬化など血管のトラブル
- 糖尿病などの神経障害
- ホルモンバランスの乱れ(テストステロン低下)
- 抗うつ薬など一部の薬の副作用
リスク要因
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症
- 肥満や運動不足
- 過度の飲酒
- 睡眠不足やストレス
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 陰茎に急な強い痛みや腫れがある
- 4時間以上続く痛い勃起がある
- 事故やけがの後に勃起しなくなった
定期受診を予約すべき場合:
- 勃起しにくいことが続く
- 性生活に満足できない
- 持病の管理ができていない
- 薬の影響かもしれないと感じる
診断
医師があなたの症状や生活習慣について質問します。EDの診断は、問診が中心です。必要に応じて血液検査などを行います。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状や持病、服用中のお薬について)
- 血液検査(血糖値やホルモン値のチェック)
- 夜間勃起試験(寝ている間の勃起をチェック)
- 血管や神経の検査(必要な場合)
診察で予想されること
診察では、性に関することを話すのは恥ずかしいかもしれませんが、医師はあなたの健康を守るために質問します。説明は守秘義務があり、誰にも知られません。リラックスして正直に話してください。
治療
EDの治療は、原因に合わせて行われます。生活習慣の改善や心理的なケアに加えて、飲み薬や注射、器具などがあります。どの治療も医師の診察と処方が必要です。
自宅でのセルフケア
- 規則正しい睡眠とストレス管理
- 禁煙や節酒に取り組む
- 適度な運動を習慣にする
- パートナーと率直に話し合う
- 市販のサプリメントを安易に使わない(医師に相談)
医療治療
治療には、血流を改善する飲み薬、陰茎に直接注入する注射薬、吸引器具(バキュームデバイス)などがあります。また、心理カウンセリングやホルモン補充療法が行われる場合もあります。薬の種類や使い方は、あなたの状態に合わせて医師が説明します。
手術が検討される場合
他の治療で効果が不十分な場合、最後の選択肢として手術が検討されることがあります。ただし、手術は専門の医療機関で十分な説明を受けたうえで決めることが大切です。
この病気と共に生きる
EDは、あなたの人生や人間関係に影響することがありますが、一人で抱え込まないでください。パートナーと話し合い、必要なら専門医に相談することで、多くの場合、改善が期待できます。
生活習慣のアドバイス
- ウォーキングなど有酸素運動を週に数回行う
- バランスの良い食事を心がける
- 禁煙を目指す
- 飲酒は適量にする
- 睡眠時間を十分に確保する
食事と運動
野菜や果物、魚を中心とした食生活が血管の健康に良いとされています。適度な運動は血流を改善し、EDの予防や改善に役立ちます。
精神的健康と心の健康
EDは自信を失ったり、不安やうつにつながることがあります。性生活の悩みは心身の健康に深く関わるため、早めに相談することが大切です。もしつらい気持ちがあれば、精神科や心療内科の受診も選択肢の一つです。
予防
EDは、健康的な生活習慣によって予防できる場合があります。特に、血管を健康に保つことが重要です。
合併症
治療しない場合
- 人間関係やパートナーとの関係にひずみが生じる
- 自信や自尊心の低下
- うつや不安などの精神的な問題を招くことがある
- 心臓病や糖尿病など、気づかれていない健康問題を見逃してしまう
長期的な見通し
EDは治療可能な状態です。原因を調べ、適切な治療を受けることで、多くの男性が改善を実感しています。また、EDは心臓病のサインとなることもあるため、健康管理のきっかけになる良い機会でもあります。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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