持続勃起症(プリアピズム)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
持続勃起症(プリアピズム)は、性的な刺激や興奮とは関係なく、陰茎が硬く勃起した状態が長く続く病気です。痛みを伴うことが多く、すぐに治療が必要な緊急の状態です。
重要な事実
- 勃起が4時間以上続く場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。
- 早く治療を受けることで、将来の勃起機能を守ることができます。
- 主な原因には、薬の副作用や鎌状赤血球症などの病気があります。
- 放置すると、陰茎の組織が傷つくことがあります。
あまり一般的な病気ではありませんが、誰にでも起こる可能性があります。特に鎌状赤血球症のある人に多く見られます。
どの年齢でも起こりますが、特に30代から50代の男性や、血液の病気がある人に多いです。まれに小児でも起こります。
症状
- 勃起が4時間以上続き、強い痛みがある場合は、すぐに119番に救急車を要請してください。
- ⚠勃起を繰り返すが一時的に治まる場合(断続的な勃起)は、同じ日内に泌尿器科を受診してください。
一般的な症状
- 性的な刺激とは関係なく、陰茎が硬く勃起した状態が続く
- 勃起が4時間以上続く
- 陰茎の痛みや不快感
- 陰茎が赤く腫れる
子供の症状
- 小児では、痛みを強く感じることが多いです。
- 陰茎の異常な硬さや痛みを訴えることがあります。
高齢者の症状
- 高齢者では、薬の影響によるものが多くなります。
- 持続する勃起とともに、排尿の違和感を伴う場合もあります。
原因
主な原因
- 鎌状赤血球症などの血液の病気
- 向精神薬や血液を固まりにくくする薬などの副作用
- アルコールや一部の薬物の使用
- 陰茎やその周辺のけが(交通事故など)
リスク要因
- 鎌状赤血球症
- 精神科や神経科で処方される薬を服用している
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している
- 長時間の座位や、陰茎の周辺を圧迫するようなスポーツ
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 勃起が4時間以上続いている
- 陰茎に強い痛みを感じる
定期受診を予約すべき場合:
- 勃起を繰り返す場合(短時間で自然におさまる場合)
- 治療後の経過観察のため
診断
医師が問診と触診(触って確かめること)を行います。血液検査や超音波検査で、血流が少ないタイプか多いタイプかを確認します。
行われる可能性のある検査
- 血液ガス分析(陰茎の血流や酸素の状態を調べる)
- 超音波検査(血流の速さや量を確認する)
- 血液検査(原因となる病気の有無を調べる)
診察で予想されること
外来で診察を受けることができます。痛みがある場合は、検査中も適切な処置が行われます。安心して受診してください。
治療
治療は、勃起を速やかに取り除くことが目的です。血流が滞るタイプでは、特に早い処置が重要です。原因に応じて、薬による治療や、陰茎にたまった血液を抜き取る処置などが行われます。
自宅でのセルフケア
- 自己判断で冷やしたり、圧迫したりしないでください。
- 遅れずに医療機関へ行くことが最も大切な対応です。
- 普段飲んでいる薬や基礎疾患を医師に伝えましょう。
医療治療
医療機関では、局所麻酔を行ったうえで、陰茎から血液を抜き取る処置や、生理食塩水で洗い流す処置が行われます。場合によっては、血管を収縮させる薬を使用することもあります。
手術が検討される場合
薬や処置で改善しない場合は、血流を再開させるための手術が検討されることがあります。手術が早く行われるほど、勃起機能を守る可能性が高まります。
この病気と共に生きる
治療後は、勃起の状態や痛みに注意し、おかしいと感じたらすぐに医療機関に相談してください。無理をせず、生活習慣を見直すことも大切です。
生活習慣のアドバイス
- アルコールや薬物を避ける
- 規則正しい生活を送る
- 長時間の座位を避け、適度に体を動かす
食事と運動
バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。血管の健康を保つことが、血流のトラブルを減らすことにつながります。
精神的健康と心の健康
この病気は恥ずかしい症状を伴うため、精神的な負担を感じることがあります。また、性機能への不安から、不安や気分の落ち込みが起こることもあります。我慢せずに、医師や専門家に相談してください。
予防
多くは、原因となる病気や薬に注意することで予防できます。鎌状赤血球症などの持病がある方は、主治医の指導を守りましょう。原因となる薬を服用中の方は、自己判断で中止せず、医師に相談してください。
ワクチン
持続勃起症を直接予防するワクチンはありません。
検診プログラム
特定の健康診断はありません。ただし、持続勃起症を繰り返す場合や基礎疾患がある場合は、定期的な泌尿器科の受診をおすすめします。
合併症
治療しない場合
- 陰茎の組織が傷つき、将来、勃起障害(ED)を起こすことがあります。
- 陰茎の形が変わる、または組織が壊死(腐る)してしまうことがあります。
長期的な見通し
早く受診して適切な治療を受ければ、多くの場合、性機能を保つことができます。あきらめずに、医療機関で相談してください。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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