アフタ性口内炎(口内炎)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
口の中の粘膜にできる小さな浅い潰瘍のことです。白っぽい中心と、赤く炎症した縁が特徴です。いわゆる「口内炎」の多くがこのタイプで、うつる病気ではありません。
重要な事実
- 細菌やウイルスの感染ではなく、人にうつることはありません。
- 多くの場合、1〜2週間で自然に治ります。
- 痛みはありますが、命に関わることはほとんどありません。
とても一般的な症状で、日本を含む世界中で多くの人が経験します。
10代から20代に多く見られます。女性のほうがやや多いとされています。家族に口内炎ができやすい人がいる場合もあります。
症状
- 口の中の痛みとともに高熱(39度以上)がある:この場合はすぐに119番へ電話を
- のどが腫れて息苦しい:この場合はすぐに119番へ
- 口の中だけでなく、体に広がる水ぶくれや発疹がある:この場合はすぐに119番へ
- 意識がもうろうとする/ぐったりしている:この場合はすぐに119番へ
- ⚠痛みが強く、水分も十分に取れない:この場合は同じ日に医療機関へ
- ⚠潰瘍が大きくなり、1センチ以上ある:この場合は同じ日に医療機関へ
- ⚠3週間以上同じ場所に治らない潰瘍がある:この場合は早めに医療機関へ
- ⚠抗がん剤治療中や免疫力が低下しているときに口内炎ができた:この場合はすぐに医療機関へ
一般的な症状
- 頬の内側、唇の内側、舌、歯ぐきの付近などにできる丸く浅い潰瘍
- 中心は白や黄色で、周りが赤く腫れている
- 食べ物や飲み物がしみて痛む、話すときに痛む
- 痛む前に違和感やチクチクした感じがあることもある
子供の症状
- 自分でうまく伝えられないため、食べたがらない、よだれが多い、機嫌が悪くなるなどのサインが見られる
- 痛くて口を開けるのを嫌がることもある
高齢者の症状
- 治りが若い人より遅いことがある
- 入れ歯の当たり擦れがきっかけでできることがある
- 痛みで食事が十分に取れず、栄養不足にならないよう注意が必要
原因
主な原因
- はっきりした原因はわかっていませんが、ストレスや疲労
- 不注意で頬や舌をかむなどの物理的な刺激
- 辛い食べ物や酸っぱい食べ物など、刺激の強い食品
- 歯磨き粉や食品に対する過敏反応
- 女性のホルモンバランスの変化
リスク要因
- 家族や親族にアフタ性口内炎ができやすい人がいる
- ビタミンB12、鉄分、葉酸などの栄養不足
- 免疫力の低下(疲れ、睡眠不足、病気など)
- 特定の食品や歯磨き粉の成分に敏感な体質
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 痛みが強く、食べ物や飲み物も受け付けない
- 潰瘍が3週間以上治らない、または大きくなる
- 高熱やのどの腫れなど、全身の症状がある
定期受診を予約すべき場合:
- 口内炎が繰り返しできる
- 仕事や学校、日常生活に支障がある
- 気になって夜も眠れないほどの痛みがある
診断
医師または歯科医師が口の中を直接見て診断します。視診だけで診断できることがほとんどです。
行われる可能性のある検査
- アフタ性口内炎に特化した特別な検査はありません。
- 頻繁にできる場合や治りにくい場合は、血液検査で栄養状態や体の健康状態を調べることがあります。
診察で予想されること
診察は短時間で終わります。いつから症状があるか、どのくらいの頻度でできるか、痛みの程度などを聞かれます。必要に応じて、普段の食事や生活習慣についても尋ねられることがあります。
治療
治療の目的は痛みを和らげ、治りを早くすることです。軽い症状では特別な治療をしなくても自然に治るため、生活の中での工夫が中心になります。
自宅でのセルフケア
- 刺激の少ない食事を選ぶ(やわらかいもの、薄味のもの)
- 熱いものや辛いもの、酸っぱいものは避ける
- 口の中を清潔に保ち、やさしくうがいをする
- 喫煙や飲酒は症状を悪化させることがあるため休む
- 十分な睡眠と休息で疲れをためない
医療治療
痛みが強い場合には、薬局で購入できる口内炎用のジェルや軟膏を使うと症状が和らぐことがあります。医師の診察では、炎症を抑える成分を含む薬や、口をゆすぐ薬が処方されることがあります。どの薬を使うかは、医師や薬剤師に相談して選んでください。
手術が検討される場合
通常は手術の必要はありません。ごくまれに、同じ場所に何週間も治らない潰瘍がある場合、原因を調べるために組織の一部を採取する検査(生検)を行うことがあります。
この病気と共に生きる
痛みがある間は、やわらかくて刺激の少ない食べ物を選びましょう。食事の後はやさしくうがいをして口の中を清潔に保つと、治りが早くなることがあります。
生活習慣のアドバイス
- ストレスをためない工夫をする(軽い運動、趣味、休息)
- 規則正しい睡眠で体を休める
- 頬や舌をかまないように、食べる時のペースをゆっくりにする
- 口内炎ができやすい人は、歯磨き粉を刺激の少ないものに変えるのも選択肢(薬剤師に相談)
食事と運動
栄養バランスのよい食事を心がけ、特に野菜や果物、たんぱく質を十分に取りましょう。激しい運動よりは、軽い散歩やストレッチなど無理のない運動が適しています。
精神的健康と心の健康
痛みが続くと食事や会話がつらくなり、気分が落ち込むこともあります。しかし、アフタ性口内炎は短期間でよくなることがほとんどです。つらい時は、無理せず休むことを優先してください。
予防
完全に予防することは難しいですが、口の中への刺激を避け、バランスのよい食事と十分な睡眠で粘膜の健康を保つことが予防につながります。
ワクチン
アフタ性口内炎を予防するワクチンはありません。
検診プログラム
特定の検診はありません。気になる症状があるときは早めに医療機関に相談しましょう。
合併症
治療しない場合
- 通常は自然に治るため、特別な合併症はほとんどありません。
- 痛みが強くなると、食事を十分に取れず、一時的な体重減少や栄養不足になることがあります。
- まれに、慢性的な炎症が続くと潰瘍が深くなることがあります。
長期的な見通し
アフタ性口内炎は、ほとんどの場合2週間以内に自然に良くなります。繰り返すことはありますが、正しいケアと必要に応じた受診によって十分に管理できます。安心して生活してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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