二日酔い(宿酔)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
二日酔い(宿酔)は、お酒を飲んだ翌日に現れる頭痛や吐き気、だるさなどの体の不調です。アルコールの分解や脱水、睡眠不足などが重なって起こります。通常は1日から2日で自然に回復します。
重要な事実
- お酒を飲みすぎた翌日に起こる体の不調です。
- 主な原因は脱水、低血糖、睡眠不足などです。
- 多くの場合、水分補給と休息でよくなります。
はい、非常によくある経験です。お酒を飲む人なら誰でも一度は経験したことがあると言われています。
お酒を飲むすべての人に起こりますが、特に一度に大量のお酒を飲んだ人、空腹時に飲んだ人、睡眠が足りていない人に起こりやすいです。
症状
- 意識がない、または呼びかけに反応しない
- 呼吸がゆっくり、または不規則
- けいれんが起きている
- 体温が低い(低体温)
- 激しい嘔吐が続き水分を取れない
- 顔色が青白い、または唇が青い
- ⚠悪寒や高熱がある
- ⚠意識がもうろうとしている
- ⚠激しい腹痛がある
- ⚠吐血、または黒い嘔吐がある
- ⚠頭痛がひどく、首のこわばりを伴う
- ⚠症状が数日間続く
一般的な症状
- 吐き気・嘔吐
- 体のだるさ・倦怠感
- 口の渇き
- 光や音に敏感になる
- 胃のむかつき
- 体のふるえ
- 集中力の低下
原因
主な原因
- アルコールの過剰摂取により、脱水が起こるため
- アルコールの分解過程でできるアセトアルデヒドという物質が体に影響するため
- 低血糖や睡眠の質の低下が関係しているため
- 血管が広がり頭痛が起こるため
リスク要因
- 空腹時の飲酒
- 早いペースでの飲酒
- アルコール度数が高い飲み物
- 睡眠不足や体調不良
- 女性や体格が小さい人(一般的に)
- アルコールを分解する酵素が少ない体質
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 救急車を呼ぶべき症状がある場合(意識がない、けいれん、呼吸がおかしいなど)
- 激しい腹痛がある
- 数時間以上続く嘔吐で水分が取れない
- 症状が2日以上続く
- 妊娠している、または持病や薬がある人で症状が重い場合
診断
二日酔いは、どのようにお酒を飲んで、どのような症状が出ているかなどの問診によって診断されます。基本的に特別な検査は必要ありません。
行われる可能性のある検査
- 通常は血液検査や画像検査は必要ありません。
- 他の病気が疑われる場合にのみ、医師の判断で追加の検査が行われます。
診察で予想されること
診察では、飲酒量や症状の経過、持病や服用中の薬について聞かれます。医師は、安静・水分補給・栄養補給などのアドバイスを行い、必要に応じて点滴などの対応を検討します。
治療
二日酔いの治療の基本は、体を休めて、失われた水分と栄養を補うことです。特別な治療薬はありません。症状が重い場合は、医療機関で点滴などの処置が行われることがあります。
自宅でのセルフケア
- 十分に休息をとる
- 水やスポーツドリンクを少しずつこまめに飲む
- おかゆやうどん、バナナなど消化のよいものを食べる
- 頭痛があるときは、静かで暗い部屋で休む
- アルコールを追加で飲まない(迎え酒は逆効果です)
- 翌日の運転は控える(体内にアルコールが残っている可能性があるため)
医療治療
重症の場合は、医療機関で脱水を改善する点滴や、吐き気・頭痛などの症状を和らげる治療が行われます。自己判断で薬を組み合わせることは危険を伴うため、必ず医師や薬剤師に相談してください。
手術が検討される場合
該当しません。
この病気と共に生きる
二日酔いの日は、体を冷やさずにゆっくり過ごしてください。症状が治まるまでは、飲酒や激しい運動は避けましょう。
生活習慣のアドバイス
- 飲酒の前後に十分な水分をとる
- 飲むときはゆっくり、食事と一緒に飲む
- 休肝日を設ける
- 睡眠をしっかりとる
- 飲酒量を記録し、自分なりの適量を知る
食事と運動
回復期には、おかゆやうどん、みそ汁など消化のよい温かい食事で栄養を補いましょう。水分補給も大切です。激しい運動は逆効果のため、症状が落ち着いてから軽いストレッチ程度にしましょう。
精神的健康と心の健康
二日酔いの時期は、気分が落ち込んだり、不安を感じたりすることがあります。これは体の不調による一過性の反応であることが多いですが、飲酒との関係も含めて、つらい気持ちが続くときは医療機関に相談しましょう。
予防
最も確実な予防法は、お酒を飲みすぎないことです。飲む場合は、ゆっくり、食事と一緒に、自分なりの適量を守りましょう。体調や気分に合わせて飲酒量を調整することも大切です。
ワクチン
ワクチンはありません。
検診プログラム
二日酔いそのものを調べる健診はありません。ただし、飲酒習慣がある方は、健康診断で肝臓などの状態を定期的にチェックすることをおすすめします。
合併症
治療しない場合
- 急性アルコール中毒(意識障害や呼吸抑制)
- 脱水による電解質異常
- 転倒や事故などの外傷
- 繰り返すことで肝機能の悪化
- 飲酒習慣によるアルコール依存症のリスク
長期的な見通し
二日酔いは通常、水分補給と休息で24〜72時間以内に回復します。重篤な後遺症が残ることはまれですが、繰り返す場合は飲酒習慣の見直しが必要です。適切に対処すれば心配しすぎることはありません。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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