ターフトゥ(足の親指のねんざ)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ターフトゥは、足の親指の付け根の関節を強い力で反らしすぎたり、曲げすぎたりすることで起こるねんざ(靭帯の損傷)です。スポーツで人工芝の上を走ったり切り返したりしたときに多いため、この名前がついています。
重要な事実
- 足の親指を上に反らしすぎると起こります。
- 痛みや腫れ、内出血が出ることがあります。
- 適切に治療すれば多くの場合回復します。
スポーツ選手にはよく見られるけがです。特にアメリカンフットボールやサッカー、ラグビーなど人工芝の上で行うスポーツで多く報告されています。
どんな年齢でも起こり得ますが、特に10代から30代のスポーツをする人に多く見られます。運動をあまりしない人でも、段差につまずくなどして起こることがあります。
症状
- 足の指が不自然に曲がっている
- 強い出血がある
- 親指の色が青白い・紫色になる
- 感覚がない
- ⚠痛みが強く歩けない
- ⚠足の指が腫れて靴が履けない
- ⚠痛みが数日たっても悪化する
一般的な症状
- 足の親指の付け根の痛み
- 親指を動かすときの痛み
- 体重をかけると痛む
子供の症状
- 子どもでは「親指が痛い」と言えず、足を引きずることがあります。
- 歩きたがらない。
- 親指を触ると嫌がる。
高齢者の症状
- 高齢者では、つまずきや転倒による親指の強い曲げ伸ばしで起こることがあります。
- 骨が弱くなっていると骨折を伴うこともあります。
- 痛みが強い場合は早めに受診することが大切です。
原因
主な原因
- 足の親指が地面に着いた状態で、体の重みで親指が上に強く反らされること
- 親指を強く曲げすぎること
- 人工芝や硬い地面でのスポーツ
- つまずきや転倒
リスク要因
- 人工芝や硬い床での運動
- 柔らかい靴(フットボールシューズなど)を使用している
- バランス能力の低下
- 過去に同じけがをしたことがある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 歩けないほどの痛みがある
- 腫れが急激に大きい
- しびれや冷感がある
定期受診を予約すべき場合:
- 痛みが長引く
- 家庭での応急処置で改善しない
診断
医師が話を聞き、足を診察します。親指の動きや痛みの場所、腫れの程度を確認します。
行われる可能性のある検査
- レントゲン検査(骨にひびがないかを確認)
- MRI(腱や靭帯の状態を調べる)
- 超音波検査(腱や関節の状態を調べる)
診察で予想されること
診察では、痛みのある場所や動かし方を確認します。医師には、どのような場面でけがをしたか、どの動作で痛むかを伝えましょう。検査は痛みを伴うものではありませんが、患部を押されたり動かされたりすることがあります。
治療
多くの場合、手術をしない保存的治療で治ります。早い時期の応急処置と、その後のリハビリが大切です。
自宅でのセルフケア
- 安静(痛みがなくなるまでスポーツを控える)
- 氷などで冷やす(タオルに包んで15~20分)
- 圧迫(弾性包帯などで軽く巻く)
- 挙上(足を心臓より高く上げる)
- 硬い靴底やテーピングで親指を動きにくくする
医療治療
医師による治療では、炎症や痛みを抑えるための薬(飲み薬や外用薬)や、安静のための固定、テーピング、靴の調整などがあります。痛みが強い場合は注射を使うこともありますが、いずれも医師の判断で行われます。
手術が検討される場合
靭帯の完全断裂や骨のずれがある場合、長期間の治療で効果が出ない場合は、手術を検討することがあります。手術が必要かどうかは、専門医が画像検査を踏まえて判断します。
この病気と共に生きる
痛みが強い時期は、親指に体重がかからないように歩くか、松葉杖を使うこともあります。回復に合わせて、テーピングや硬い靴底を使い、親指を守りながら日常生活を送りましょう。
生活習慣のアドバイス
- スポーツを再開するときは医師の許可を待つ
- 無理をしない
- 足に合った靴を選ぶ
- ストレッチや筋力トレーニングを継続する
食事と運動
特別な食事制限はありません。骨や腱の健康のために、バランスのよい食事と十分な水分を心がけましょう。運動は、程度や体勢に配慮して医師の指示に従って行います。
精神的健康と心の健康
スポーツができない期間が長くなると、焦りやストレスを感じることもあります。無理をしないことが回復への近道だと理解し、気持ちがつらいときは家族や友人、医師に相談しましょう。
予防
完全には防げませんが、適切な靴選び、テーピング、足指のストレッチや筋力トレーニング、良好なグラウンド状態の維持などでリスクを減らせます。
合併症
治療しない場合
- 慢性の痛みが続く
- 親指の可動域が制限される
- 変形性関節症(関節の軟骨がすり減る病気)になるリスクが高まる
長期的な見通し
ほとんどの場合は、早期の適切な治療とリハビリで完全に回復します。スポーツへの復帰までには数週間から数か月かかることもありますが、医師の指示に従って無理をしなければ、元の活動に戻ることが可能です。
サポートを探す
外部リンクは第三者のウェブサイトを開きます。Ruqelo は外部コンテンツについて責任を負いません。団体名の掲載は推奨を意味するものではありません。
必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
関連する疾患
情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
免許を持つ医療者のアドバイスを補うために使い、代わりにはしないでください。
症状が重篤、悪化、または緊急の場合は、地域の救急番号に電話するか、緊急医療を受けてください。