霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは?まぶたのしこりの原因と対処法
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
霰粒腫は、まぶたの縁にある小さな脂腺(あぶらを出す腺)が詰まってできる良性(悪くない性質)のしこりです。はっきりとした袋のようになり、触ると少し硬く感じます。ものもらい(麦粒腫)と似ていますが、細菌の感染ではなく「油の詰まり」が主な原因です。
重要な事実
- まぶたにできる良性のしこりです
- 多くは自然によくなりますが、長引く場合は治療が必要です
- うつる病気ではありません
- 温めることと目のまわりの清潔が大切です
はい、とてもよくある症状です。眼科や一般診療所でも日常的にみられます。
子どもからお年寄りまで、どの年齢でも起こりますが、20~50歳の成人に多いといわれています。まぶたの縁の炎症(眼瞼炎)がある人や、乾燥肌の人にもできやすい傾向があります。
症状
- 急に視力が落ちた
- まぶた全体が急に赤く腫れて激しい痛みがある
- 高熱や悪寒がある
- ⚠目の痛みがはっきりしてきた
- ⚠腫れがまぶた全体に広がっている
- ⚠しこりが急に大きくなった
- ⚠目が二重に見える
一般的な症状
- まぶたに小さなこぶ(しこり)ができる
- その部分が赤く腫れる
- 軽い痛みや圧迫感がある
- まれに、しこりが大きくなると視界がぼやけることがある
原因
主な原因
- まぶたの脂腺(マイボーム腺)が詰まること
- 加齢やホルモンの変化による脂の質や量の変化
- まぶたの縁の慢性炎症(眼瞼炎)
リスク要因
- まぶたのふちに炎症がある(眼瞼炎)
- 酒さ(赤ら顔)などの皮膚の病気
- ストレスや疲れ、睡眠不足
- メイクを十分に落とさない
- 脂性肌・乾燥肌
受診の目安
診断
医師がまぶたを直接見て、触って診断します。通常は特別な検査は必要ありません。
行われる可能性のある検査
- 視診と触診(しこりの場所や硬さ、まわりの状態を確認)
- 必要に応じて細隙灯顕微鏡(目を拡大して見る機械)で検査
診察で予想されること
診察は短く、痛みを伴いません。医師が症状の経過を聞き、まぶたの状態を確認したうえで、治療方針を説明します。
治療
多くの場合、まずご自宅での温罨法(おんあんぽう)とまぶたのマッサージから始めます。それでも改善しない場合は、医療機関での治療が検討されます。
自宅でのセルフケア
- 清潔なタオルをぬるま湯で湿らせ、まぶたを5~10分温めましょう(1日数回)
- 温めた後は、しこりの向きに沿って指の腹でゆっくりマッサージしましょう
- しこりを指で強く押したり、針でつついたりしないでください
- 手を清潔にし、目をこすらないようにしましょう
医療治療
医療機関では、症状に応じて、抗菌薬(細菌を抑える薬)やステロイド(炎症を抑える薬)を配合した目薬・軟膏が処方されることがあります。また、しこりが長引く場合は、医師が局所麻酔を行った上で内容物を排出する処置(切開搾取)を行うこともあります。どの治療が適しているかは医師と相談して決めましょう。
手術が検討される場合
しこりが大きい、長く続く、再発を繰り返す場合は、まぶたの裏からの小さな切開と内容物の除去(外来手術)が検討されることがあります。通常は局所麻酔で数分の処置です。
この病気と共に生きる
しこりが気になる間も、日常生活を大きく変える必要はありませんが、目をこすらないことや、まぶたを清潔に保つことが大切です。
生活習慣のアドバイス
- まぶたを清潔にする(専用のワイプや石鹸で優しく洗う)
- 化粧品は使用期限を守り、ブラシなどを清潔に保つ
- コンタクトレンズは正しく洗浄し、外す時間を守る
- 十分な睡眠とストレスケアを心がける
食事と運動
バランスのよい食事を心がけ、脂質の多い食事ばかりにならないようにしましょう。無理のない範囲で運動を取り入れ、全身の血行を整えることも目にやさしいとされています。
精神的健康と心の健康
目は人と会うときに視線が集まる場所です。しこりが目立って気になることもあるかもしれませんが、多くは自然に治ることを忘れないでください。不安な気持ちは医師や看護師、薬剤師に話してみましょう。
予防
完全に防ぐことはできませんが、目やまぶたの衛生管理と健康な生活習慣によってリスクを下げることができます。
合併症
治療しない場合
- しこりが数週間から数か月続くことがある
- 細菌に感染して痛みが強くなることがある
- まれにまぶたの周囲まで炎症が広がる(眼瞼蜂窩織炎)ことがある
長期的な見通し
多くの霰粒腫は数週間から数か月で自然に小さくなります。適切にケアすれば、ほとんどの場合、目に見える後遺症を残さずに改善します。再発する場合もありますが、その際は医師と相談しながら付き合っていくことができます。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月1日
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