癜風(でんぷう)とは?
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
癜風は、皮膚の表面にできる真菌(カビの一種)感染症です。赤茶色や白っぽい斑点ができることが特徴で、健康に大きな害はありません。
重要な事実
- 癜風を引き起こす真菌は、ほとんどの人の皮膚に普通に存在しています。
- 癜風は人にうつりません。
- 治ったあとも肌の色が元に戻るまで時間がかかることがあります。
暖かく湿った環境では、とてもよく見られる皮膚の状態です。
思春期から若い成人に多く見られます。男性のほうがやや多いとされています。
症状
- 突然の息苦しさや、顔やのどの腫れがある(薬などによるアレルギーが疑われる場合)
- 皮膚に広がる紫や赤の斑点と高熱がある
- ⚠斑点が急速に広がる
- ⚠痛みや強いかゆみがある
- ⚠水ぶくれができている
一般的な症状
- 胸や背中、首などに、まわりより白い、または薄茶色の斑点ができる
- 斑点はうすい皮のようにめくれることがある
- 軽いかゆみを伴うことがある
- 日焼けをすると、斑点が目立つことがある
原因
主な原因
- マラセチアという真菌(カビ)が、皮脂の多い場所で増えすぎると発生します。
- 通常は害のない真菌で、誰の皮膚にも存在します。
リスク要因
- 汗をかきやすい体質
- 高温多湿な環境
- 免疫力が低下しているとき
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 皮膚の斑点が急に広がったり、痛みや水ぶくれがある場合は、医療機関に早めに連絡してください。
定期受診を予約すべき場合:
- 斑点が気になる、自己判断で異常と感じる場合は、皮膚科を受診しましょう。
- 症状が続く場合や再発を繰り返す場合は、医師に相談してください。
診断
医師が皮膚を診察し、特徴的な斑点の形や分布から癜風を判断することができます。
行われる可能性のある検査
- ウッド灯(特殊な光)で皮膚を見る検査
- 皮膚の表面をそぎ取って顕微鏡で調べる検査(KOH検査)
診察で予想されること
通常は外来で短時間で診断できます。特別な準備は必要ありません。
治療
治療の基本は、抗真菌薬(真菌の増殖を抑える薬)を皮膚に使うことです。症状が広い場合や再発を繰り返す場合は、飲み薬が検討されることがあります。
自宅でのセルフケア
- 入浴後は皮膚をよく乾かす
- 汗をかいたら、早めにシャワーを浴びる
- 綿など通気性の良い下着や衣服を選ぶ
- 皮膚をこすりすぎない
医療治療
医師の処方による抗真菌薬の塗り薬や洗う薬が使われます。症状の広がりによっては、飲み薬による治療も行われることがあります。いずれの場合も、医師や薬剤師の指示に従って使用してください。
手術が検討される場合
この病気の治療に手術は必要ありません。
この病気と共に生きる
治療を始めると斑点は消えていきますが、肌の色が元に戻るには数か月かかることがあります。日光による強い日焼けは避け、皮膚の清潔を保つようにしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 運動後はすぐに汗を拭き取り、シャワーを浴びる
- 肌を乾燥させすぎないよう、保湿を行う
- 皮膚の状態を観察し、変化があれば医師に相談する
食事と運動
食事は普通でかまいません。運動は汗をかくので、運動後は皮膚を清潔に保てば問題ありません。
精神的健康と心の健康
肌の見た目が気になって、不安や恥ずかしさを感じることがあるかもしれません。この病気はうつらないこと、治療できることを知ることが大切です。
予防
完全に予防することはできませんが、汗をかいたらすぐに拭く、通気性の良い衣類を選ぶなどで再発を減らすことができます。
ワクチン
癜風に対するワクチンはありません。
検診プログラム
特に定期的な検診の必要はありません。気になる症状があれば、皮膚科を受診しましょう。
合併症
治療しない場合
- 斑点が増えたり広がったりすることがあります。
- 肌の色のムラが残ることがあります。
- 健康上の重い合併症を起こすことはほとんどありません。
長期的な見通し
癜風は治療によく反応します。症状は改善し、特に健康を害することはありません。再発や気になる症状がある場合は、医師に相談しましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月1日
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