子どもの便秘
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
便秘(べんぴ)とは、うんち(便)がかたくなり、出すのが難しくなる状態です。子どもに多く見られる身近な健康問題です。
重要な事実
- 子どもの便秘はよくある症状で、適切な対応で改善することがほとんどです。
- 水分をしっかりとり、バランスのよい食事、規則正しい排便習慣が大切です。
- 自己判断で市販薬を使ったり、長く様子を見たりせずに、医師に相談しましょう。
はい、とてもよくあります。特にトイレトレーニング中や、離乳食が始まる時期、学校や園生活が始まる時期に起こりやすいです。
乳幼児から学童期の子どもに幅広く見られます。男の子と女の子であまり差はありません。
症状
- 激しい腹痛が続く
- 何度も吐く、または緑色や黄色のものを吐く
- うんちに大量の血が混ざる
- ぐったりして反応が弱い
- これらの症状がある場合は、すぐに119番に連絡してください。
- ⚠38度以上の発熱がある
- ⚠おなかがひどく張り、さわると痛がる
- ⚠血が混じる便が続く
- ⚠便秘が長く続き、体重が減ってきた
- ⚠これらの症状がある場合は、その日のうちに医療機関に連絡してください。
一般的な症状
- 排便の回数が少ない(週に2回以下)
- うんちがかたくて、出すときに痛い
- おなかが張る
- おなかが痛くなる
- 食欲が落ちる
子供の症状
- 排便をいやがり、こわがる
- うんちの前後におなかの痛みを訴える
- 便器に血がつく(切れ痔の可能性)
- うんちを我慢して、下着に少し漏らしてしまう(便もれ)
- 乳幼児では、ぐずったり、機嫌が悪い
高齢者の症状
- この記事は子どもの便秘についての情報です。高齢者の便秘では、便がかたく出にくいことに加えて、転倒や誤嚥のリスクにも注意が必要です。お薬の影響で便秘になることもあるため、医師に相談してください。
原因
主な原因
- 水分不足
- 食物繊維が不足した食事
- 排便を我慢するくせ
- トイレや排便への不安やこわさ
- 運動不足
- 生活リズムの変化(旅行や新学期など)
リスク要因
- 離乳食や食事内容の変化
- トイレトレーニング中のストレス
- かたいうんちで排便が痛く、トイレをこわがる
- 特定の薬の使用
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 激しい腹痛や嘔吐が続くとき
- 便に血が混ざるとき
- おなかが大きく張り、触ると強く痛がるとき
定期受診を予約すべき場合:
- 便秘が2週間以上続くとき
- 食事や水分をあまりとらないとき
- 排便をひどくこわがるとき
- 便もれが続くとき
診断
医師がお子さんの排便の様子や生活習慣について質問し、おなかの診察を行います。必要に応じて検査を追加することもあります。
行われる可能性のある検査
- 腹部エコー(超音波検査)
- 腹部レントゲン(X線検査)
- 血液検査
診察で予想されること
排便の回数やうんちの状態、食事や水分の量、トイレの様子などを聞かれます。お子さんが緊張しないように、医師がやさしく診察してくれます。
治療
治療の基本は、食事や水分、排便習慣などの生活を見直すことです。それだけで改善しない場合は、医師の指導のもとでお薬を使うこともあります。
自宅でのセルフケア
- 水分をこまめに飲む(水や麦茶、スープなど)
- 野菜、果物、海藻、豆類など食物繊維を多く含む食事を心がける
- 朝食後など決まった時間にトイレに座る習慣をつける
- 排便を我慢しないように声をかける
- おなかのマッサージや軽い運動を取り入れる
医療治療
医師は、便を出やすくするお薬や、腸の動きを整えるお薬を処方することがあります。お薬の種類や使い方は必ず医師の指示に従い、市販薬を使う場合は医師や薬剤師に相談してください。
手術が検討される場合
ごくまれに、先天的な病気などが原因で手術が必要な場合があります。ただし、多くの子どもの便秘は手術をせずに改善します。
この病気と共に生きる
便秘の改善には時間がかかることもあります。親子で無理なく楽しく続けられる工夫をしながら、あせらず取り組みましょう。
生活習慣のアドバイス
- 毎朝同じ時間にトイレに行くリズムをつくる
- 外遊びや運動をたっぷりする
- ほめて自信をつけさせる
- 生活リズムを整え、十分な睡眠をとる
食事と運動
水分をしっかりとり、食物繊維が多い食べ物を取り入れましょう。お腹を動かす運動は腸の動きを活発にするため、走る・跳ぶなどの遊びもおすすめです。
精神的健康と心の健康
便秘が続くと、子どもはトイレで痛い思いをしてこわくなったり、便もれを恥ずかしく感じたりすることがあります。親は責めず、気持ちに寄り添い、できたことをほめることが大切です。
予防
水分・食事・運動・排便習慣の4つのポイントを整えることで、多くの便秘は予防できます。厚生労働省も、子どもの規則正しい生活習慣の大切さを伝えています。
合併症
治療しない場合
- 便がかたくなり、排便のたびに痛む
- 切れ痔ができて血がにじむ
- 便もれが続いて、外出や園・学校生活に支障が出る
- まれに、腸が詰まる腸閉塞(ちょうへいそく)を起こすことがある
長期的な見通し
多くの子どもの便秘は、適切な生活習慣の改善と医師のサポートでよくなります。時間がかかることもありますが、あきらめずに続ければ改善することがほとんどです。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月1日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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