乳漏(にゅうろう)とは
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
乳漏とは、妊娠や出産に関係なく、乳房から乳汁(母乳)が出る状態のことです。女性だけでなく、男性や子どもにも起こることがあります。
重要な事実
- 多くはホルモンのバランスの乱れが原因です。
- 多くは重大な病気ではありませんが、原因を調べることが大切です。
- まれに、脳の下垂体という部分の腫瘍が原因になることがあります。
比較的まれな症状ですが、出産経験のある女性に時々見られます。
女性に多く、特に20~40歳の女性に多いです。ただし、男性や赤ちゃんを含む子どもにも起こることがあります。
症状
- 突然の激しい頭痛がある
- 視力が急に低下した
- 意識を失いそうになった
- ⚠乳汁に血が混じっている
- ⚠乳房にしこりや硬い塊がある
- ⚠乳房に痛みがある
一般的な症状
- 乳房から乳汁がにじみ出る(押すと出ることも、自然に出ることもあります)
- 乳汁の色は透明、白、黄色、緑がかったものまでさまざまです
- 片方または両方の乳房から出る
- 妊娠していないのに母乳が出る
- 生理不順や頭痛を伴うこともあります
子供の症状
- 新生児では、お母さんからのホルモンの影響で一時的に乳が出ることがありますが、通常は数週間で治まります。
- 思春期の子どもでは、まれにホルモンの乱れで起こることがあります。
高齢者の症状
- 高齢者では、ホルモンの変化や薬の影響で起こることがありますが、まれです。
- 気になる場合は、早めに医師に相談してください。
原因
主な原因
- プロラクチンというホルモンが多く分泌される(ホルモンバランスの乱れ)
- 妊娠中や出産後、流産後
- 甲状腺の機能低下
- 薬の副作用(抗うつ薬、胃薬、血圧の薬など)
- 腎臓や肝臓の病気
- まれに脳の下垂体という部分の腫瘍
- 乳首や胸の壁への刺激(衣服のこすれなど)
リスク要因
- 出産経験がある
- 妊娠によるホルモンの変化
- 薬を服用している
- ストレスが多い
- 胸の手術や外傷の経験がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 乳汁に血が混じっている
- 乳房にしこりがある
- 頭痛や視野の異常がある
- 生理不順や不妊を伴う
- 乳汁が長く続いている
定期受診を予約すべき場合:
- 乳漏が気になる場合は、一度は医療機関で相談しましょう。
診断
医師が問診を行い、胸の診察をします。必要に応じて、血液検査や画像検査を行います。
行われる可能性のある検査
- 血液検査(プロラクチンなどのホルモンの値を調べます)
- 妊娠の有無を調べる検査
- 乳房の超音波(エコー)検査
- 必要に応じて頭部のMRI検査
診察で予想されること
まずはかかりつけ医や婦人科、内科を受診してください。医師が丁寧に話を聞き、原因に応じて適切な検査や専門医への紹介を行います。
治療
治療は原因によります。原因となる薬がある場合は、医師と相談して変更や中止を検討することがあります。甲状腺の病気が原因なら、その治療を行います。原因が特定できない場合は、経過を観察することもあります。
自宅でのセルフケア
- 乳首を押したり揉んだりして刺激しないようにする
- 胸を締め付けないようにする
- 正しいサイズのブラジャーを選ぶ
- 乳首を清潔に保つ
- ストレスを減らす
医療治療
原因に応じた薬物療法や、まれに手術が行われることがあります。具体的な治療法は、医師があなたの状態に合わせて説明します。
手術が検討される場合
まれに、脳の下垂体に腫瘍があり、薬での治療が効かない場合などに手術が検討されることがあります。
この病気と共に生きる
乳漏があっても日常生活は送れますが、原因によっては治療が必要です。医師の指示に従い、定期的な通院を心がけましょう。
生活習慣のアドバイス
- ストレスをためないようにする
- 十分な睡眠をとる
- 胸を刺激しすぎない
- 医師の指示に従って通院する
食事と運動
特別な食事制限はありませんが、バランスのよい食事と適度な運動で、ホルモンバランスを整えましょう。
精神的健康と心の健康
乳漏は見た目が気になったり、心配になったりすることがあります。そんな時は、ひとりで抱えずに医師や身近な人に相談しましょう。
予防
すべての乳漏を予防することはできませんが、原因となる薬の見直しや、生活習慣の改善で予防できる場合があります。
合併症
治療しない場合
- 原因となっている病気を治療しないままだと、症状が続くことがあります
- ホルモンの影響で骨密度が低下し、骨粗しょう症になる可能性があります
- まれに、脳の腫瘍が原因の場合は視力に影響を及ぼすことがあります
長期的な見通し
多くの場合、原因が分かれば適切な治療で改善します。原因がなくても、経過観察で自然に治ることもあります。心配しすぎず、医師と一緒に方針を決めていきましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月1日
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