ドライアイ(目の乾き)について知っておきたいこと
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ドライアイとは、目を守る涙の量が少なくなったり、涙の質が変わったりして、目の表面が潤いを保てない状態です。目が乾いた感じ、ごろごろする感じ、疲れ目などの症状が現れます。涙は目の表面を清潔に保ち、細菌から守る働きもあるため、ドライアイが続くと目に負担がかかりやすくなります。
重要な事実
- ドライアイは、涙の量や質のバランスが崩れて、目が乾く状態です。
- スマートフォンやパソコンの画面を長時間見ていると、まばたきが減りやすくなります。
- 目が乾いているのに、涙があふれてくることがあります。
はい、とても一般的です。日本ではドライアイが疑われる人は多く、眼科を受診する人も少なくありません。
どの年齢の人にも起こりえますが、女性、高齢者、コンタクトレンズを使用する人、画面作業の多い人に多くみられます。子どもでも、ゲームやスマートフォンの使いすぎなどで症状が出ることがあります。
症状
- 突然の視力低下
- 激しい目の痛み
- 目に強い衝撃を受けた
- 目に薬品が入った
- これらの症状がある場合は、ためらわずに119番に電話してください。
- ⚠目の赤みが強い
- ⚠目を動かすと痛む
- ⚠目やにが増えた
- ⚠まぶしさが強くなった
- ⚠目のかすみが続く
一般的な症状
- 目が乾いた感じがする
- 目がごろごろする、しょぼしょぼする
- 目が疲れやすい
- 目が赤くなる
- 光がまぶしく感じる
- 目がかすむ(まばたきをするとよくなることがある)
- 涙があふれる
子供の症状
- 目を頻繁にこする
- まばたきがいつもより多い
- 目をしょぼしょぼさせる、開けたがらない
- 画面を見たがらない、集中しにくい
高齢者の症状
- 目が乾いて疲れやすい
- 涙があふれて困る
- 目がごろごろする
- 目がかすむように感じる
原因
主な原因
- 涙が十分に作られない
- 涙の成分のバランスが崩れ、涙がすぐ蒸発してしまう
- まばたきの回数が減る
- 目の表面に炎症がある
リスク要因
- パソコンやスマートフォンの長時間使用
- エアコンや扇風機などによる空気の乾燥
- コンタクトレンズの使用
- 女性ホルモンの変化
- 花粉やハウスダストなどのアレルギー
- 一部の薬の使用
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 強い痛みや赤みが続く場合
- 視力が急に変わる場合
- 目をぶつけた場合
定期受診を予約すべき場合:
- 目が乾く、疲れる、かすむなどの症状が続く場合
- 市販の目薬を使っても改善しない場合
- 日常生活や仕事に支障が出ている場合
診断
眼科で、問診と目の検査を行います。普段の生活習慣や症状を確認しながら、涙の量や質、目の表面の状態を調べます。
行われる可能性のある検査
- 視力検査
- 涙の量を調べる検査
- 涙の層の状態(質)を調べる検査
- 目を染色して、目の表面の傷を調べる検査
- まばたきの様子を確認する
診察で予想されること
痛みを伴う検査はほとんどありません。検査用の薬を目にさして行うこともありますが、すぐに終わります。検査後、医師から結果と今後の方針について説明があります。
治療
治療の目的は、目の表面を潤いのある健康な状態に戻すことです。目の乾きを補う目薬を使うだけでなく、原因となっている生活習慣の見直しも重要です。症状や原因によって治療法は異なります。
自宅でのセルフケア
- 意識的にまばたきをする
- 画面を見るときは、休憩をとりながら行う
- 蒸しタオルなどで目を温める
- 目をこすらない
- 加湿器などを利用して、部屋の乾燥を防ぐ
- エアコンの風を直接目に当てない
医療治療
眼科では、涙を補う目薬、涙の蒸発を防ぐ目薬、目の炎症を抑える目薬などが、その人の目の状態に合わせて処方されることがあります。また、涙の流れ出る穴をふさぎ、涙を目にとどめる「涙点プラグ」という治療もあります。薬の選び方や使い方は医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
手術が必要になることはほとんどありません。他の治療で効果が十分でない場合や、目の表面の傷が治らない場合に、医師が治療の選択肢を説明します。
この病気と共に生きる
ドライアイは、目の乾きやすい時間帯や場面に合わせてケアできるようになると、症状とうまく付き合いやすくなります。無理をせず、少しずつ生活習慣を整えましょう。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠をとる
- 入浴や蒸しタオルで目を温める
- 部屋の湿度を適度に保つ
- 画面作業の合間に遠くを眺める
- コンタクトレンズを正しく使い、目の負担を減らす
食事と運動
栄養バランスのよい食事と、適度な水分補給を心がけましょう。涙の質によいとされる青魚や緑黄色野菜などを意識することも役立ちます。適度な運動は血行をよくし、目にもよい影響がある可能性があります。
精神的健康と心の健康
目の不快感やかすみが続くと、集中しにくくなったり、イライラしたりすることもあります。つらいと感じたときは、抱え込まずに人に話すことも大切です。気分の落ち込みが長く続く場合は、自治体のこころの健康相談窓口や医療機関に相談してください。
予防
完全に防ぐことは難しいですが、目をいたわる生活習慣を取り入れることで、症状の悪化を防ぐことができます。
ワクチン
ドライアイを直接予防するワクチンはありません。
検診プログラム
目の健康を保つために、定期的に眼科で視力や目の表面のチェックを受けることがすすめられます。
合併症
治療しない場合
- 目の表面に細かな傷がつきやすくなる
- 目が疲れやすく、集中力が続きにくくなる
- 細菌やウイルスによる感染症のリスクが高まる可能性がある
長期的な見通し
ドライアイは、多くの場合、適切なケアと治療で症状が改善します。すぐに良くならなくても、継続してケアすることが大切です。あせらずに、医療者のサポートを受けながら付き合っていきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月2日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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