薬による妊娠中絶(薬物中絶)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
薬による妊娠中絶は、妊娠を終了させるために医師が処方する飲み薬を使う方法です。手術をせずに、子宮の中の妊娠組織を体外に出します。一般的に、妊娠初期(妊娠9週頃まで)に行われる方法です。
重要な事実
- 医師の診察と処方が必ず必要です。
- 処置後は数日間、出血とおなかの痛みがあります。
- 日本では厚生労働省が承認した医療機関で実施されます。
薬による中絶は、世界の多くの国で一般的な方法のひとつです。日本では近年、実施できる医療機関が増えてきています。
妊娠初期に中絶を選択した女性が対象です。年齢や婚姻状況にかかわらず、医師の診断に基づいて行われます。
症状
- 1時間に1枚以上の生理用ナプキンが真っ赤に染まるほどの大量の出血
- こぶし大以上の血の塊が続けて出る
- 意識がぼんやりする、冷や汗が出る
- 我慢できないほどの強い腹痛が続く
- これらの症状がある場合は、すぐに119番で救急車を呼んでください。
- ⚠38度以上の発熱
- ⚠悪臭のあるおりもの
- ⚠数日たっても出血がおさまらない
- ⚠痛みが強くなってきた
一般的な症状
- 出血(生理の重い日のような出血)
- おなかの痛み・けいれん
- 吐き気、下痢、めまい
原因
主な原因
- 薬による中絶は、妊娠を継続できない、または継続したくないという女性の選択によって行われます。
- 理由は人それぞれで、医学的理由・家庭の事情・経済的理由・心身の健康状態などさまざまです。
リスク要因
- 妊娠週数が進んでいる(妊娠9週を超える)
- 貧血がある
- 子宮に病気や異常がある
- 喫煙習慣がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 大量の出血や強い腹痛がある
- 高熱や悪寒がある
- 意識がもうろうとする
定期受診を予約すべき場合:
- 妊娠したかもしれないが、どうしたらいいか迷っている
- 中絶について医療的な説明を受けたい
- 避妊方法について相談したい
診断
薬による中絶を受ける前に、医師が妊娠の確認を行い、妊娠週数や子宮の状態を調べます。そのうえで、薬による中絶が安全かどうかを判断します。
行われる可能性のある検査
- 尿妊娠検査
- 超音波(エコー)検査
- 血液検査(貧血や感染症の確認)
診察で予想されること
診察では、あなたの希望や体の状態について医師が説明し、同意を確認します。不安なことや質問があれば、その場で遠慮なく話してください。
治療
薬による中絶は、通常2種類の薬を決められた間隔で服用し、子宮収縮を起こして妊娠組織を排出します。この一連の流れは、医師の管理のもとで行うことが安全です。
自宅でのセルフケア
- 処置後は安静にし、体を冷やさないようにする
- 出血が多い時期は入浴や水泳を避け、シャワーにとどめる
- 医師に指示された通院日は必ず守る
医療治療
治療は医師が処方する薬を使って行います。市販薬や自己判断での使用は絶対に避けてください。処置後、子宮の回復を助ける薬や感染予防の薬が処方されることもあります。必ず医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
妊娠週数が進んでいる場合や、薬による中絶がうまくいかなかった場合、手術による中絶(子宮内容除去術)が勧められることがあります。医師とよく相談して決めましょう。
この病気と共に生きる
処置後は通常、1~2週間程度出血が続きます。生理用ナプキンを使用し、タンポンは感染のリスクがあるため避けてください。体調を見ながら無理せず過ごしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 出血が続く間は性交を控える(医師の指示に従う)
- 激しい運動や重い荷物を持つことを避ける
- 喫煙や飲酒は控える
食事と運動
鉄分を多く含む食事(ひじき、レバー、ほうれん草など)を意識し、水分をしっかりとりましょう。散歩などの軽い運動は、体調が落ち着いてから始めてください。
精神的健康と心の健康
中絶後は、複雑な感情や気分の落ち込みを感じることがあります。これは自然なことで、あなたが悪いわけではありません。感情を無理に抑えようとせず、信頼できる人に話すことが大切です。
予防
中絶そのものを予防するというより、意図しない妊娠を防ぐための避妊が大切です。避妊法についても医師や薬剤師に相談できます。
検診プログラム
定期的な婦人科検診(子宮頸がん検診など)を受けることで、自分の健康状態を把握しておくことが大切です。
合併症
治療しない場合
- 不完全中絶(妊娠組織が子宮に残る)
- 感染症(子宮内膜炎など)
- 大量出血(出血性ショック)
長期的な見通し
薬による中絶は、医師の管理のもとでは安全な方法です。多くの場合、体は数週間で回復します。心のケアも含めて、医療機関や相談機関のサポートを遠慮なく利用してください。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月14日
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