中絶手術(外科的)について知っておきたいこと
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
外科的人工妊娠中絶(ちゅうぜつ)とは、妊娠を終わらせるために、子宮の中の胎児や胎盤を取り出す手術のことです。妊娠初期(通常は12週まで)に行われることが多く、資格のある医師が安全に行うことができます。
重要な事実
- 手術中絶は、日本では法律で定められた手続きを踏んだ上で行われます。
- 通常は数十分で終わる短い手術で、同日または翌日には帰宅できることがほとんどです。
- 術後には、軽い出血や腹痛が数日から数週間続くことがありますが、多くの場合は問題なく回復します。
はい、外科的人工妊娠中絶は世界中で行われている決して珍しくない医療処置です。日本でも、妊娠の継続が難しい場合や、本人が望まない妊娠の場合などに、法律に基づいて行われています。
妊娠した女性本人が対象となります。年齢や結婚の有無を問わず、適用される法律の範囲内で、医療機関を受診することができます。若い方から40代の方まで、さまざまな年齢の女性が受ける可能性があります。
症状
- 出血が急に多くなり、1時間に1枚以上の生理用ナプキンが真っ赤に染まるほどの出血があるときは、すぐに119番してください。
- 強い腹痛や高熱(38度以上)があるとき
- 意識がもうろうとする、立ちくらみがひどい、息苦しいとき
- ⚠悪臭のあるおりものがある
- ⚠出血が一週間以上続く、または量が減っても痛みが強くなる
- ⚠気分が落ち込み、自分や周囲の人を傷つけたいと考える
一般的な症状
- 術後数日間の出血(生理のような出血)
- 下腹部の軽い痛み(生理痛のような痛み)
- だるさや疲れ
原因
主な原因
- 避妊に失敗した、または避妊をしていなかった
- 妊娠の継続が母体の健康に危険を及ぼす場合
- 胎児に深刻な異常が見つかった場合
リスク要因
- 避妊法を使っていない、または正しく使えていない
- 性暴力によって妊娠した場合
- 望まない妊娠を繰り返す環境
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 手術後に、発熱・強い腹痛・大量の出血など気になる症状があるとき
- 気分の落ち込みがつらいとき
定期受診を予約すべき場合:
- 手術後の検診(通常、2週間から1か月後)には必ず行きましょう
- 次の妊娠を考えている場合は、計画的な避妊について医師に相談しましょう
診断
妊娠しているかどうかは、尿検査や血液検査で確認します。その後、超音波(エコー)検査で妊娠週数と子宮の中の状態を確認し、手術が安全かどうかを判断します。
行われる可能性のある検査
- 妊娠検査(尿または血液)
- 超音波(エコー)検査
- 感染症の有無を確認する検査(必要に応じて)
診察で予想されること
医師から手術の方法やリスク、術後の経過について説明があります。手術を受ける前には、本人の同意書への署名が必要です。未成年の場合は、法律に基づく追加の手続きや同意が必要になる場合があります。
治療
外科的人工妊娠中絶には、主に吸引法(きゅういんほう)と掻爬法(そうはほう)があります。吸引法は、細い管で子宮の中の内容物を吸い出す方法で、妊娠初期によく用いられます。掻爬法は、子宮の壁をかき出す道具を使って内容物を取り出す方法です。どちらの方法も、麻酔を使って痛みを少なくして行います。
自宅でのセルフケア
- 手術後は、当日はゆっくり休む
- ナプキンを使用し、出血の量と色をチェックする
- 性行為・入浴・水泳・激しい運動は、医師の指示があるまで控える
医療治療
痛みを和らげるための薬や、感染症を予防するための抗生物質が処方されることがあります。必ず医師の指示に従って服用してください。また、出血が多い場合や子宮の回復を助ける薬が使われることもあります。薬の名称や量は医師が状況に応じて決めます。
手術が検討される場合
薬による中絶ができない場合や、妊娠週数が進んでいる場合、または薬による中絶が完全に終わらなかった場合に、外科的な中絶手術が選ばれることがあります。最終的な選択は医師と相談して決めます。
この病気と共に生きる
手術後は、体を冷やさず、十分な休息を取りましょう。仕事や家事は、体調を見ながら少しずつ再開します。出血が続く間は、清潔を保つことが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 術後1〜2週間は、激しい運動や重い物を持つのを避ける
- 性行為は医師の許可が出るまで控える
- 禁酒・禁煙を心がける
食事と運動
バランスの良い食事をとり、鉄分を多く含む食品(レバー、ほうれん草、大豆製品など)を意識して摂りましょう。適度な水分補給と、体調が戻ったら軽い散歩から始めるのもよいです。
精神的健康と心の健康
手術後は、ホルモンバランスの変化や心境の揺れから、悲しみや罪悪感、不安を感じることがあります。これは決して特別なことではありません。つらい気持ちを抱え込まず、信頼できる人に話すことや、心理的なサポートを求めることも大切です。もし自分や周囲の人を傷つけたいという気持ちが強い場合は、すぐに医療機関に相談してください。
予防
すべての人工妊娠中絶を防ぐことはできませんが、望まない妊娠を減らすために、正しい避妊法を身につけることは有効です。コンドームや低用量ピルなどの避妊方法については、医師や薬剤師に相談できます。
合併症
治療しない場合
- 手術後に感染症が起こり、放置すると子宮内膜炎や骨盤内炎症性疾患になることがある
- 大量出血が続くと、貧血やショック状態になることがある
- 子宮の壁に傷がついたり、子宮の内容物が残ったりするリスクがある(まれですが)
長期的な見通し
ほとんどの場合、外科的人工妊娠中絶は安全に行われ、合併症が起きることはまれです。適切な術後管理と検診を受けることで、通常は妊娠可能な体の状態も保たれます。体と心の回復には時間がかかることもありますが、多くの女性が日常生活に戻られています。不安やつらい気持ちがある場合は、遠慮なく医療者に相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月2日
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