にきびと食事:知っておきたいこと
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
にきび(アクネ)は、毛穴が皮脂や古い角質でふさがれ、炎症を起こす皮膚の状態です。体のどこにでもできますが、顔、胸、背中に多くみられます。
重要な事実
- 食事だけがにきびの原因ではありません。しかし、食べる内容がにきびのできやすさに影響することがあります。
- 血糖値を上げやすい食べ物(甘いお菓子や白いパン、麺類など)は、にきびを悪化させる可能性があるとの研究があります。
- 乳製品とにきびの関係を指摘する研究もありますが、すべての人に当てはまるわけではありません。
はい、とてもよくある皮膚の悩みです。日本人にも多くの方が悩んでいます。にきびは思春期だけでなく、大人になってからも生じることがあります。
思春期の男女に最も多くみられますが、20代から40代の大人、特に女性にもよく見られます。ホルモンの変化やストレス、化粧品の影響などで起こることがあります。
症状
- 顔のはれが急に広がる場合は、すぐに119番で救急車を呼んでください。
- 目や目のまわりに症状があり、視力の異常や激しい痛みがある場合は、救急車を呼んでください。
- 38度以上の発熱をともなう強い痛みや赤みが広がっている場合は、救急車を呼んでください。
- 首や胸、背中の広い範囲が急に赤く腫れる場合は、救急車を呼んでください。
- ⚠にきびが急速に増えて痛みが強い場合は、同じ日に医療機関を受診してください。
- ⚠同じ場所に何度も大きなにきびができ、跡が残りそうな場合は、早めに皮膚科を受診してください。
- ⚠スキンケア用品を変えた後にブツブツが全身に広がる場合は、同じ日に受診してください。
- ⚠本当ににきびかどうか確認したい場合は、医療機関に相談してください。
一般的な症状
- 白いまたは黒い小さなぽつぽつ(白ニキビ・黒ニキビ)
- 赤くはれたしこり
- 中に膿(うみ)がたまった黄色っぽいできもの
- 触れると痛い、かゆい部位
原因
主な原因
- 毛穴の出口がふさがれること
- 皮脂の過剰な分泌
- アクネ菌という細菌の増殖
- 炎症反応
リスク要因
- 思春期や月経前などホルモンの変化
- 両親や兄弟ににきびが多い(遺伝)
- 甘いお菓子や清涼飲料水など血糖値を上げやすい食品のとりすぎ
- 乳製品を多くとる習慣(個人差があります)
- ストレスや睡眠不足
- 肌をこすったり、強い洗顔料を使ったりするなどのスキンケア
- にきびをつぶす・触る癖
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 顔全体が急に赤く腫れる、痛みが強くなる
- 目や額などに異常を感じる(目の痛み、視力の変化)
- 熱をともなう赤いしこりがある
- 広範囲に急速に広がる発疹
定期受診を予約すべき場合:
- 自分でできるスキンケアや市販品で改善しない
- にきびが続いて気持ちが沈む、人に会うのがつらい
- にきびが跡(くぼみや色あと)になりそう
- 治ったり悪くなったりを繰り返す
診断
医師は、あなたの肌の状態を見て、にきびの種類や重症度を評価します。また、生活習慣や食事、スキンケアの方法、使っている薬についても質問します。
行われる可能性のある検査
- 特別な検査は通常必要ありません。
- 症状によっては、皮膚の状態を詳しく確認するために、ダーモスコピー(拡大鏡で肌を観察する検査)を行うことがあります。
診察で予想されること
受診時には、普段の食事内容や使っている化粧品、洗顔の方法なども聞かれます。答えやすいように、家で簡単にメモしておくとよいでしょう。にきびの状態によって、治療方針の説明があります。
治療
にきびの治療は、軽さや状態に合わせて行われます。スキンケアの改善と、医師が処方する治療を組み合わせることが多いです。効果が出るまでには数週間から数か月かかることがあります。根気よく続けることが大切です。
自宅でのセルフケア
- ぬるま湯(ぬるめのお湯)でやさしく洗顔し、ごしごしこすらない。
- 刺激の少ない洗顔料を使い、洗いすぎないようにする。
- 洗顔後は保湿し、肌のバリア機能を保つ。
- 毛穴をふさぎにくい(ノンコメドジェニック)タイプの化粧品や日焼け止めを選ぶ。
- にきびを自分でつぶしたり、触ったりしない。
- 枕カバーやスマートフォンの画面、マスクを清潔に保つ。
医療治療
医師による治療には、皮膚に塗る薬(外用薬)や、症状によっては内服薬を使うことがあります。光を使った治療法が選ばれることもあります。いずれも医師の診察に基づいて決まります。市販薬を自己判断で併用せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。
手術が検討される場合
にきびの治療で手術が必要になることはほとんどありません。大きな膿(うみ)がたまった場合は、医師が安全な方法で内容物を取り除く処置をすることがありますが、自分で押し出すのは禁物です。
この病気と共に生きる
毎日のスキンケアは、やさしく、シンプルに。朝と夜の2回洗顔し、洗った後はすぐに保湿しましょう。にきびが気になるからといって何度も洗うと、肌が乾燥して余計に悪化することがあります。日中外にいる時間が長いときは、はだに合った日焼け止めを使いましょう。
生活習慣のアドバイス
- 睡眠を十分にとり、ストレスをためないようにする。
- にきびを隠そうと厚くメイクせず、肌に優しい化粧品を選ぶ。
- 汗をかいたらやさしく拭き取り、清潔にする。
- バランスのよい食事を心がけ、極端なダイエットをしない。
- 喫煙は肌に悪影響があるため避けるのが望ましい。
食事と運動
特別な「にきびに効く食品」はありません。栄養バランスのよい食事を基本に、野菜や果物、魚、大豆製品などを取り入れましょう。血糖値を急に上げすぎないよう、甘い飲み物やお菓子をとり過ぎないこともポイントです。適度な運動は血行をよくし、ストレス解消にも役立ちます。運動後はシャワーで汗を流しましょう。
精神的健康と心の健康
にきびは見た目に影響するため、自信を失ったり、人にどう見られているか気になって不安になることがあります。つらい気持ちは自然なことです。ひとりで抱え込まず、信頼できる人に話すことも大切です。症状が続くなら、治療で改善できる可能性があります。
予防
にきびを完全に防ぐことはできませんが、毎日のスキンケアや生活習慣の見直しで、できにくくしたり悪化を防いだりすることは可能です。また、自分に合った食生活を知ることが予防の一歩になります。
合併症
治療しない場合
- にきびを放置すると、跡(くぼみやクレーター)が残ることがあります。
- 炎症が強いまま続くと、赤みや茶色い色素沈着が残ることがあります。
- 見た目の悩みから、気分の落ち込みや不眠につながることがあります。
長期的な見通し
にきびは多くの場合、正しいケアと治療で十分に改善します。時間がかかることもありますが、あきらめずに続けることが大切です。医師や薬剤師のサポートを受けながら、一緒に治療を進めていきましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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