アデノイド切除術(アデノイドを取る手術)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
アデノイドという、のどの奥(鼻のうしろ)にあるリンパ組織を手術で取りのぞく治療法です。大きくなりすぎて鼻呼吸や耳の働きに問題を起こすときに検討されます。
重要な事実
- 子どもに多い手術で、扁桃腺(へんとうせん)の手術と一緒に行われることもあります。
- 鼻づまりやいびき、耳の感染症の改善に役立ちます。
- 全身麻酔で行い、のどの中から直接取りのぞくため、体の表面に傷は残りません。
はい、小児の手術としてはよく行われる一般的な手術です。
主に3歳から7歳くらいまでの子どもに多いですが、大人にもみられます。
症状
- のどや鼻が完全にふさがって息ができないようなときは、すぐに救急車(119番)を呼んでください。
- ⚠高熱が続く
- ⚠のどや耳に激しい痛みがある
- ⚠手術後に出血が止まらない
一般的な症状
- 鼻づまりが続く
- 口呼吸になる
- 大きないびきをかく
- 耳がつまりやすい、中耳炎をくり返す
子供の症状
- 睡眠中に呼吸が止まる(睡眠時無呼吸)
- 鼻声になる
- 食事や飲み込みがしにくい
- 耳の感染症や難聴が出る
高齢者の症状
- 大人では子どもより症状が目立たないことがありますが、長引く鼻づまりやいびき、耳のつまり感が見られます。
原因
主な原因
- ウイルスや細菌の感染をくり返すことでアデノイドが腫れて大きくなる
- アレルギーによる慢性的な炎症
- もともとの体質として大きい場合
リスク要因
- 保育所や幼稚園などで感染症にかかりやすい環境にいること
- 家庭内でのたばこの煙など、のどに刺激のある環境
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息をしにくそうで、唇や顔色が青っぽく見える
- 高熱が続いたり、ぐったりしている
定期受診を予約すべき場合:
- いびきが毎晩続く
- 耳の感染症をくり返す
- 鼻づまりが長く続いて口呼吸が習慣になっている
診断
医師がのどや鼻の奥を診察し、内視鏡(カメラ)を使ってアデノイドの大きさを確認することがあります。
行われる可能性のある検査
- のどや鼻の診察
- 鼻の内視鏡検査
- 必要に応じて睡眠時の呼吸の検査
診察で予想されること
診察後、必要があれば耳鼻咽喉科(じびいんこうか)を紹介され、手術の適応を判断してもらえます。
治療
アデノイド切除術は、大きくなったアデノイドを手術で取りのぞく治療法です。症状が重く、ほかの治療で改善しない場合に検討されます。
自宅でのセルフケア
- ゆっくり休む
- 水分を十分にとる
- 手術後は刺激の少ないやわらかい食べ物にする
医療治療
手術の前に、感染症に対する薬や鼻の炎症を抑えるスプレーなどで症状を和らげる治療を行うことがあります。薬の種類や使い方は医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
以下のような場合に手術が検討されます。 ・睡眠時無呼吸がある ・中耳炎をくり返して耳の聞こえに影響が出る ・長期間の鼻づまりで生活に支障がある
この病気と共に生きる
手術後はのどの痛みや出血を防ぐため、安静にして刺激のある食べ物を避けます。2週間程度でふだんの生活に戻れることが多いです。
生活習慣のアドバイス
- 手術後は激しい運動を1週間ほど控える
- 湯船につかるよりシャワーでさっと済ませる
- かぜや感染症を予防するために手洗いをしっかりする
食事と運動
手術当日は食事ができないことがありますが、回復後は水分を多めにとり、柔らかい食事から少しずつ普通の食事に戻します。
精神的健康と心の健康
手術を受ける子どもは不安や恐怖を感じることがあります。家族や医療者が優しく説明し、無理のないペースで支えてあげることが大切です。
予防
アデノイドは感染やアレルギーが原因で大きくなることが多いため、完全に防ぐことはできません。しかし、かぜの予防や受動喫煙を避けることでリスクを減らすことができます。
ワクチン
予防接種を受けることで、アデノイドが腫れるきっかけになる感染症を減らせる可能性があります。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
検診プログラム
特に定期検診はありません。症状が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
合併症
治療しない場合
- 鼻づまりが続くと、口呼吸によるのどの乾燥や睡眠の質の低下をまねくことがあります
- せきや痰、耳の感染症をくり返し、難聴につながる可能性があります
- 重症の睡眠時無呼吸は、心臓や肺に負担をかけることがあります
長期的な見通し
手術後は鼻呼吸しやすくなり、いびきや睡眠中の呼吸停止が改善することが多いです。回復には個人差がありますが、多くの方が安心して日常生活に戻られます。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月2日
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