鳥インフルエンザとは?
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
鳥インフルエンザは、主に鳥の間で流行するインフルエンザウイルスによる病気です。まれに人に感染することがありますが、人から人へうつることはほとんどありません。
重要な事実
- 主に、感染した鳥やその排泄物に触れることで感染します。
- 日本では現在、人への感染は確認されていませんが、海外では季節により報告があります。
- しっかり加熱した鳥の肉や卵を食べることで感染することはほとんどありません。
- せきやくしゃみなどで人から人へうつることは非常にまれです。
- ふつうのインフルエンザとは違うウイルスで、症状が重くなることがあります。
人への感染は非常にまれです。世界的にみても発生数は少なく、日本での患者報告はほとんどありません。
感染した鳥に直接触れる機会が多い、養鶏場で働く人や、鳥をさばく施設で働く人などで報告がみられます。
症状
- 呼吸が苦しい
- 胸の強い痛み
- 意識がもうろうとする
- 唇や顔が青っぽい
- ⚠高熱が続く
- ⚠せきがひどくて眠れない
- ⚠水分がとれない
- ⚠ぐったりしてつらい
一般的な症状
- のどの痛み
- 強いだるさ
原因
主な原因
- 鳥インフルエンザウイルス(H5N1型など)に感染した鳥の体液や糞に触れること。
- 感染した鳥の血液や内臓に触れたあと、手を洗わずに口や鼻に触れることで感染することがあります。
リスク要因
- 家きん(にわとり、あひるなど)と直接触れる仕事
- 野鳥の死骸に素手で触れること
- 鳥の市場や養鶏場が多い地域を訪れること
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 鳥に触れたあと、発熱やせきなどの症状が出たときは、すぐに医療機関へ電話で相談してください。
- 症状が重く、息が苦しいときは、ためらわずに119番で救急車を呼んでください。
定期受診を予約すべき場合:
- 症状が軽くても、心配なときはかかりつけ医に相談しましょう。
診断
医師が、症状と鳥に触れたことがあるかを確認します。必要に応じて、のどや鼻の粘膜を綿棒でぬぐって検査します。
行われる可能性のある検査
- インフルエンザウイルス遺伝子検査(PCR検査)
- ウイルス分離検査
診察で予想されること
結果が出るまで数時間から数日かかることがあります。その間は、周りの人にうつさないよう、マスクを着用し、部屋を分けるなどの配慮が大切です。
治療
鳥インフルエンザはウイルスによる感染症のため、安静と水分補給を基本に、医師の指示に従って治療を行います。重症化した場合は入院して、呼吸の補助などの集中治療を行うことがあります。
自宅でのセルフケア
- ゆっくり休む
- 水分をこまめにとる
- 室内を加湿して、のどや鼻の乾燥を防ぐ
- せきや痛みがつらいときは、市販のものを自己判断で使わず、医師や薬剤師に相談する
医療治療
抗ウイルス薬など、医師が症状や状態に応じて治療方法を選択します。早期に治療を始めるほど、効果が高まることが知られています。
この病気と共に生きる
症状が治まっても、体力が戻るまでは無理をせず、ゆっくり休みましょう。
生活習慣のアドバイス
- 手洗いをこまめにする
- せきやくしゃみをするときは、マスクやハンカチで口を覆う「咳エチケット」を守る
- 十分な睡眠をとる
食事と運動
バランスのよい食事をとりましょう。体調が良くなってきたら、軽い散歩などから始めて、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。
精神的健康と心の健康
感染力の強い病気と聞くと不安になるかもしれませんが、人への感染は非常にまれです。正しい情報を確認し、不安なときは医療機関に相談しましょう。
予防
鳥インフルエンザは、感染した鳥に近づかないことで予防できます。野鳥や死んだ鳥には素手で触れないようにしましょう。触れた場合は、すぐに石けんと流水で手を洗ってください。
ワクチン
現在、一般の人が受けるための鳥インフルエンザワクチンは実用化されていません。国や自治体が備蓄し、必要に応じて接種の検討が行われます。
検診プログラム
鳥と触れる仕事をしている人は、発熱などの症状が出たときに、職場や保健所の指示に従って検査を受けることがあります。
合併症
治療しない場合
- 呼吸困難
- 急性呼吸窮迫症候群(ひどい呼吸不全)
- 多臓器不全(臓器の働きが落ちること)
長期的な見通し
適切な治療を早期に受ければ、多くの人は回復します。重症化した場合でも、医療機関で治療を受けることで、回復をめざせます。
サポートを探す
国際機関
地域の団体
- 厚生労働省 ↗ · 日本
外部リンクは第三者のウェブサイトを開きます。Ruqelo は外部コンテンツについて責任を負いません。団体名の掲載は推奨を意味するものではありません。
必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
関連する疾患
情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月14日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
免許を持つ医療者のアドバイスを補うために使い、代わりにはしないでください。
症状が重篤、悪化、または緊急の場合は、地域の救急番号に電話するか、緊急医療を受けてください。
Guidance may differ by country or region. Confirm local recommendations with a qualified healthcare provider.