出血について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
出血とは、けがや病気などによって血管から血液が体の外または体の中に流れ出ることです。ここでは、切り傷、鼻血、打ち身による出血など、一般的な出血について説明します。
重要な事実
- 出血の多くは軽い切り傷や鼻血で、正しい手当てで止まります。
- 出血がなかなか止まらない場合や、強い痛み・めまいがある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 血液をさらさらにする薬を飲んでいると、普段より出血が止まりにくいことがあります。
はい、とてもよくあります。日常生活での小さなけがや鼻血など、誰にでも経験があるほど一般的な症状です。
小さな子どもから高齢者まで、すべての年齢に見られます。ただし、高齢者や血液をさらさらにする薬を服用中の方は、出血が止まりにくい場合があります。
症状
- 大量の出血で、押しても止まらない
- 頭を強くぶつけて出血があり、意識がもうろうとする
- 血を吐く、または血の混ざったものが便から出る(黒い便)
- 交通事故などで強い衝撃を受けた
- ⚠切り傷が深く、傷口が開いてしまっている
- ⚠出血が止まっても、数十分後にまた血がにじんでくる
- ⚠出血に伴って、めまいやふらつき、顔色が青白いなどの症状がある
- ⚠血が止まりにくい状態が続いている(特に薬を服用中の方)
一般的な症状
- 皮膚の切り傷や擦り傷から血液が出る
- 鼻血が出る
- 打ち身による青あざ(皮下出血)
- 傷口から血がにじみ出る、またはじわじわと流れる
子供の症状
- 転んでひざやひじを擦りむくことが多い
- 鼻を触ったりほじったりして鼻血が出やすい
- 遊んでいて頭をぶつけたときは、たんこぶや出血がないか注意が必要
高齢者の症状
- 皮膚が薄く、ちょっとした刺激でも出血しやすくなる
- 血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、傷からの出血が止まりにくい
- 内出血が起こりやすく、あざができやすい
原因
主な原因
- 切り傷、擦り傷、打ち身などのけが
- 鼻の内側の粘膜が傷つくこと(鼻血)
- 血液の病気や肝臓の病気など、体の内側の原因
- 血液をさらさらにする薬の服用
リスク要因
- スポーツや運動の多い生活
- 高齢による皮膚の弱さ
- 血液が固まりにくい体質や病気
- 血液をさらさらにする薬を服用している
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 出血が止まらず、日常生活に支障がある
- 出血に加えて、強い痛み、腫れ、熱がある
- けがが深く、ほこりや土が入ったような汚れがひどい
- 動物に噛まれて出血した
定期受診を予約すべき場合:
- 繰り返し鼻血が出る
- 原因がわからないのにあざがよくできる
- 便に血が混じる、または黒い便が出た(早めに受診してください)
診断
医師はまず、出血した場所や状況について詳しくお聞きし、必要に応じて血液を固める働きを調べる血液検査などを行います。
行われる可能性のある検査
- 血液検査(止血する能力や炎症などを調べる)
- 一般的な診察(傷の深さや状態を確認する)
- 出血が続く場合には、内臓の状態を確かめる画像検査(エコーやCTなど)
- 内視鏡検査(血を吐く、便に血が混じるなどの場合)
診察で予想されること
診察では、出血したときの様子や持病、使っている薬などを聞かれます。血液検査の結果は当日から数日でわかります。必要があれば、止血のための処置や専門の病院の紹介が行われます。
治療
出血の治療は、まず出血を止めること、次に原因となる病気を治療することの二つの柱です。多くは、傷を圧迫して止血し、必要に応じて縫合したり塗り薬を使ったりします。応急手当としては、厚生労働省の情報でも圧迫止血が基本とされています。
自宅でのセルフケア
- 切り傷や擦り傷は、流水でよく洗ってから清潔なガーゼでしっかり押さえる
- 鼻血は、座って少し前かがみになり、鼻の穴の両側を5〜10分間つまむ
- 出血している部分を心臓より高い位置に上げると、出血が抑えられる
- 止血後は、新しい清潔なガーゼで傷口を覆う
医療治療
医療機関では、止血を確実にするための処置(圧迫・縫合・薬液を用いた止血など)が行われます。血液が固まりにくい場合や内出血がある場合は、原因を調べたうえで治療方針が決まります。市販の薬や塗り薬は、医師や薬剤師の指示に従って使用してください。
手術が検討される場合
深い傷や内臓の出血など、圧迫では止められない場合は、手術や内視鏡による止血が必要なことがあります。
この病気と共に生きる
出血しやすい状態が続く場合は、けがをしないような工夫が大切です。スポーツや体力仕事のときは保護具を着け、家の中では転倒に気をつけ、足元に物を置かないようにしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 爪を短く整えて、鼻をこすりすぎない
- 部屋の乾燥を防いで、鼻の粘膜を潤す
- お風呂や移動など、日常生活での激しい動作を控えめにする
- かかりつけ医や薬剤師に、出血のリスクについて相談しておく
食事と運動
特別な食事は必要ありませんが、出血が心配な場合は、普段の栄養バランスの良い食事と十分な休養を心がけ、運動をする際は無理をしないことが大切です。
精神的健康と心の健康
出血がなかなか止まらないと、不安になるのは自然なことです。一人で抱えず、かかりつけ医に相談し、止血の正しい方法や注意点を繰り返し教えてもらいましょう。
予防
すべての出血を防ぐことはできませんが、けがによる出血は、安全に気をつけることでかなり予防できます。
ワクチン
深い傷や汚れた傷では、破傷風を予防するための追加接種が必要な場合があります。けがをしたときの対応は、医師に相談してください。
検診プログラム
特定の健康診断はありませんが、血が止まりにくい、原因のわからないあざが多いなどが続く場合は、早めに受診して血液の状態を調べてもらうことが予防につながります。
合併症
治療しない場合
- 出血が続くと、貧血や立ちくらみが起こることがある
- 内出血を放置すると、周りの組織が傷つくことがある
- 傷口から細菌が入り、感染するリスクがある
- まれに、大量出血により意識を失うことがある
長期的な見通し
多くの出血は、正しい応急処置と適切な治療で問題なく治ります。出血しやすい体調や病気があっても、医師の指導を守れば、安心して日常生活を送ることができます。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月2日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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