まぶたの手術(眼瞼形成術)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
眼瞼形成術(がんけんけいせいじゅつ)は、まぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除く手術です。目を開けやすくして視野を広げたり、まぶたの形を整えて見た目を改善したりするために行われます。日本では、視界をさえぎるたるみが原因で生活に支障がある場合は、保険診療の対象になることもあります。
重要な事実
- 手術は、目を覚ましたまま行う局所麻酔(きょくしょますい)でおこなわれることが多いです。
- 上まぶた、下まぶた、両方の手術が選べます。
- 手術の効果は長く続きますが、加齢による変化を止めるものではありません。
加齢によるまぶたのたるみは多くの人に見られます。必要な治療としてだけでなく、美容目的でも日本で広く行われている手術です。
40代以降の女性に多いですが、男性にも増えています。まぶたのむくみや脂肪が気になる若い世代も受けることがあります。
症状
- 手術後に急に目が見えにくくなった場合は、すぐに119番に電話してください。
- 傷口からの出血が止まらない場合は、すぐに119番に電話してください。
- 強い痛みとともにまぶたが腫れ上がる場合は、すぐに119番に電話してください。
- ⚠手術後に全身の腫れや発熱がある場合は、当日中に医療機関へ連絡しましょう。
- ⚠傷口が赤くはれ、膿のようなものが出る場合は、同じ日に受診してください。
一般的な症状
- まぶたの皮膚がたれて視界をさえぎる
- まぶたが重く感じる
- 目の下のふくらみやくまが目立つ
- 額の筋肉で無理に目を開けようとする
原因
主な原因
- 加齢による皮膚の弾力(だんりょく)の低下
- 紫外線を長年浴びることで起こる皮膚の老化
- 生まれつきまぶたに脂肪が多い体質
リスク要因
- 紫外線を多く浴びてきた
- 喫煙している
- 目の周りをこする習慣がある
- 家族にまぶたのたるみの人がいる
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 急にまぶたが下がって目が開けられない
- 物が二重に見える、視力が急に落ちた
定期受診を予約すべき場合:
- まぶたのたるみが視界をさえぎって運転や読書に支障がある
- 見た目が気になり、思い切って手術を考えている
診断
眼瞼形成術を検討する場合、眼科または形成外科の医師が、まぶたの状態を詳しく診察します。まぶたの開き具合や視野の妨げの程度を確認し、手術が必要かどうかを判断します。
行われる可能性のある検査
- 視力検査
- 視野検査(どれだけ広い範囲が見えているか)
- まぶたを持ち上げる筋肉の力の測定
- 目の表面の乾燥を調べる検査
診察で予想されること
診察では、まぶたの写真を撮ることもあります。保険診療を希望する場合は、視野検査の結果などから手術の必要性が判断され、必要に応じて厚生労働省の基準に沿って審査されます。検査や説明に30分程度かかることが多いです。
治療
眼瞼形成術では、余分な皮膚や脂肪を取り除き、まぶたのラインを整えます。手術時間は片目あたり30分〜1時間程度で、局所麻酔で行われるため、手術中の痛みはほとんどありません。日帰りでできる場合もあれば、1泊の入院をすすめられることもあります。
自宅でのセルフケア
- 手術後は保冷剤などでまぶたを冷やし、腫れを和らげます
- 当日は入浴を控え、翌日からシャワーを許可された範囲で行います
- 数週間は激しい運動や飲酒を避けます
- サングラスや帽子で紫外線を防ぎます
医療治療
手術後の腫れや痛みには、医師の処方する痛み止めを使うこともあります。感染を防ぐために抗生物質の軟膏(こうぞうしつなんこう)が処方されることもありますが、必ず医師の指示に従って使用してください。自己判断での市販薬の併用は避けましょう。
手術が検討される場合
視野を狭くする「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の治療として、保険が適用されることがあります。一方、見た目だけを目的とする場合は自由診療(自費)になります。手術の適応や費用は医療機関によって異なりますので、医師と十分に相談して決めましょう。
この病気と共に生きる
術後1週間は腫れや内出血が目立ちますが、2週間ほどでほとんどの場合目立たなくなります。抜糸は5日から1週間後です。まぶたを清潔に保ち、医師から言われたとき以外は薬を使わないようにしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 洗顔は医師の許可が出るまで優しく行う
- コンタクトレンズは通常、術後1か月間は控える
- 眠る時は頭を高くすると腫れが引きやすい
- 目をこすらない
食事と運動
塩分の多い食事はむくみの原因になるため、術後は控えめにしましょう。ビタミンCやたんぱく質を含む食品は、傷の回復を助けます。軽いウォーキングは翌日から可能ですが、汗をかく運動は1か月ほど控えめに。
精神的健康と心の健康
手術後の見た目は一時的に腫れや青あざで変化するため、心配になる方もいます。しかし、多くの場合は数週間から数か月で自然な仕上がりになります。不安な時は、医師に写真を見せてもらいながら経過を説明してもらうと安心できます。
予防
加齢によるまぶたのたるみを完全に予防することはできません。しかし、紫外線対策や禁煙、十分な睡眠、目の周りをこすらないことを心がけると、皮膚の老化をゆるやかにすることができます。
ワクチン
まぶたに関する特別なワクチンはありません。
検診プログラム
眼瞼形成術のための特別な検診はありません。視力やまぶたの違和感があれば、眼科を受診しましょう。
合併症
治療しない場合
- まぶたのたるみで視野が狭くなり、転倒や事故のリスクが高まります
- 目を開けるために額の筋肉をいっしょう使い、頭痛や目の疲れの原因になります
- 見た目のコンプレックスから、外出や人付き合いを避けてしまうことがあります
長期的な見通し
眼瞼形成術は、経験のある医師が行えば安全性が高く、満足度も高い手術です。手術によって、視野が広がった、目が疲れにくくなったと感じる方も多いです。結果は永続的ではありませんが、数年から10年以上効果が続くと言われています。自分に合った方法を医師と一緒に選んでください。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年8月14日
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