血球数検査について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
血液検査のひとつで、腕の静脈から少量の血液をとり、赤血球・白血球・血小板という血液中の細胞の数や、酸素を運ぶヘモグロビンの量を調べます。貧血や感染症、血液の病気などの手がかりを得るための、基本的な検査です。
重要な事実
- 採血は数分で終わり、痛みはほとんどありません。
- 結果は、早い施設では数時間以内にわかります。
- 基準値から少し外れても、病気とは限りません。
- 健康診断でもよく行われる、とても一般的な検査です。
- 異常が見つかった場合は、医師が追加の検査を案内します。
はい。健康診断や診察の際に、基本として行われることの多い検査です。日常診療の中でごく一般的に行われています。
年齢や性別を問わず、医師が必要と判断した方が対象になります。特定の症状がある方も、健康診断を受ける方も、この検査を受ける可能性があります。
症状
- 注意:次の症状がある場合は、ためらわずに119番に電話してください
- 大量の出血や、止血できない出血がある
- 意識がもうろうとしたり、呼びかけに反応しなかったりする
- 突然の強い胸の痛みや息苦しさがある
- 高熱が続き、ぐったりしている
- ⚠注意:これらの症状がある場合は、なるべく早く(当日〜翌日)医師の診察を受けてください
- ⚠高熱が続いている
- ⚠新しい内出血や赤い点状の斑点が増えている
- ⚠強い倦怠感やめまいで日常生活に支障をきたしている
- ⚠薬の影響が心配な症状が現れている
一般的な症状
- 疲れやすい、体がだるい
- 顔色が青白い
- 息切れや動悸がすることがある
- あざができやすい、出血が止まりにくい
- 発熱など感染症を疑う症状がある
子供の症状
- 元気がなく、遊びたがらない
- 食欲がない、体重が増えない
- 感染症を繰り返す
高齢者の症状
- 急に活動量が落ちた
- 疲れやすさや息切れを感じる
- 感染症の回復が遅い
- 内出血や点状の出血が目立つ
原因
主な原因
- 鉄分やビタミンなどの栄養不足による貧血
- ウイルスや細菌による感染症
- 炎症や慢性疾患(腎臓病、糖尿病など)
- 薬の影響
- まれに、骨髄など血液を作る臓器の病気
リスク要因
- 偏った食事や無理なダイエット
- 過度の疲労やストレス
- 慢性疾患を持っている
- 血液の病気の家族歴がある
- 出血しやすくなる薬を服用している
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 強い疲労感や息切れが続く
- 感染症にかかりやすくなっている
- あざや出血が増えている
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断で血液検査の異常を指摘された
- 妊娠中や手術前など、医師から検査をすすめられた
- 気になる症状があり、一度調べたいと思っている
診断
医師の指示のもと、腕の静脈から採血して行います。採血自体は数秒で終わります。保険診療で受けることができますが、健康診断などでは保健所や職場が費用を負担する場合もあります。
行われる可能性のある検査
- 赤血球数とヘモグロビン量(貧血の有無の確認)
- 白血球数(感染や炎症の有無の確認)
- 血小板数(出血のリスクの確認)
- 必要に応じて、白血球の種類を調べる分類検査
診察で予想されること
採血後、針を刺した部分を数分押さえます。その後は普段通りの生活が問題ないです。結果がわかるまでの時間は施設によって異なりますが、数時間から1〜2週間程度です。わからないことは、結果説明の際に医師に質問しましょう。
治療
血球数検査は診断のための検査であり、結果そのものが治療対象になるわけではありません。異常の原因を調べ、生活習慣の改善が必要な場合もあれば、薬による治療が必要な場合もあります。医師があなたの状況に合わせて方針を説明します。
自宅でのセルフケア
- 医師の指示がある場合だけ、服薬や生活の制限を守る
- 十分な睡眠と休養をとる
- バランスのよい食事を心がける
- こまめに水分を補給する
- 飲酒する場合は、節酒を心がける
医療治療
治療が必要な場合は、原因に合った薬が医師から処方されます。例えば、貧血には鉄分を補う薬、感染症には感染症に対する治療薬などが用いられますが、具体的な薬は診断が確定したうえで決まります。市販薬でご自身の判断をしないでください。
手術が検討される場合
血球数検査の結果だけで、手術がすぐ必要になることはほとんどありません。ただし、血小板の減少など出血リスクが高い場合は、手術や検査の前に医師が治療計画を立てて説明してくれます。
この病気と共に生きる
血球数の異常があっても、多くの場合は日常生活を大きく変える必要はありません。医師から「運動を控えて」「安静に」などの指示があるときだけ、それに従いましょう。心配なときは無理をせず、体の声に耳を傾けてください。
生活習慣のアドバイス
- 規則正しい食生活を送る
- 毎日十分な睡眠をとる
- ストレスをためないように、自分なりのリラックス方法を持つ
- 定期的に、難しくない程度の運動をする
食事と運動
特定の食品を大量に食べる必要はありませんが、鉄分を多く含む食品(赤身の肉、大豆製品、小松菜など)や葉酸を含む食品(緑黄色野菜、果物)を日々の食事に取り入れるとよいでしょう。運動はウォーキングなど無理のないものを1日30分程度が目安です。
精神的健康と心の健康
血液検査の異常を聞くと、不安になるのは自然なことです。気持ちを医師や家族に話すだけでも楽になることもあります。もし、自分を傷つけたい気持ちや、どうしても止まらない不安で苦しいときは、一人で悩まずに、すぐに119番やお近くの医療機関に助けを求めてください。つらい気持ちは決して一人で抱えないでください。
予防
すべての血球数の異常を予防することはできませんが、栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動などの健康的な生活習慣は、貧血や感染症予防に役立ちます。病気が原因の場合は、早期発見と早期対応が何より大切です。
ワクチン
インフルエンザなどの感染症を予防するワクチン接種は、感染による血液検査への影響を減らすのにも役立つと言われています。接種を検討している場合は、かかりつけ医に相談してください。
検診プログラム
健康診断の血液検査は、自覚症状がない異常を見つけるための大切な機会です。年に1回は健康診断を受け、結果を医師に確認することをおすすめします。
合併症
治療しない場合
- 貧血が進むと、強い疲労感や息切れが続く可能性があります
- 免疫力が落ちると、感染症にかかりやすくなる可能性があります
- 血小板の減少により、止血しにくくなる可能性があります
長期的な見通し
血球数の異常は、原因を明らかにすることで、ほとんどが適切に対処できます。たとえ病気が見つかっても、早期発見により治療の幅が広がります。不安な気持ちを抱えながら決めるのではなく、医師と一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。治る可能性に希望を持ってください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月14日
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