子どもの血圧について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
血圧(けつあつ)とは、心臓が血液を送り出すときに血管にかかる圧力のことです。子どもの血圧は年齢や身長によって正常な値が変わります。高血圧(こうけつあつ)とは、この血圧が慢性的に高い状態をいいます。子どもでも高血圧になることがあります。
重要な事実
- 子どもの血圧は成長とともに自然に上がります。
- 高血圧は子どもでも起こり、肥満や家族歴が関係することがあります。
- 早期に発見して生活習慣を改善すれば、将来の健康リスクを減らせます。
子どもの高血圧は大人ほど多くありませんが、最近は肥満の子どもが増えたことで少しずつ増えています。全体では約2~5%の子どもが高血圧といわれています。
すべての子どもに可能性がありますが、特に肥満の子ども、家族に高血圧の人がいる子ども、腎臓や心臓の病気がある子どもに多く見られます。
症状
- ひどい頭痛
- けいれん
- 胸の痛み
- 息苦しさ
- 意識を失いそうになる
- ⚠血圧測定で何度も高い値が出る
- ⚠めまいが続く
- ⚠嘔吐(おうと)を伴う頭痛
一般的な症状
- 多くの場合、自覚症状はありません。
子供の症状
- 頭痛(ずつう)
- 疲れやすさ
- イライラしやすい
- ぼやけた視界
高齢者の症状
- この記事は子ども向けのため、高齢者の症状は省略します。
原因
主な原因
- 原因不明の一次性高血圧:肥満や遺伝、不健康な生活習慣が関係。
- 他の病気が原因の二次性高血圧:腎臓病、心臓の病気、ホルモンの異常など。
リスク要因
- 家族に高血圧の人がいる
- 塩分の多い食事
- 運動不足
- ストレス
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状があるときはすぐに119番に電話してください。
- 血圧が非常に高い(例えば180/120以上)ときはすぐに医師に相談。
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断や学校検診で血圧が高いと指摘されたら、かかりつけ医に相談しましょう。
- 年に1回は血圧を測る機会を持つと安心です。
診断
医師は何度か血圧を測り、正しい値かどうかを確認します。子どもの血圧は年齢・身長・性別ごとの基準値と比べます。
行われる可能性のある検査
- 血圧測定(何度か別の日に行う)
- 24時間血圧測定(携帯型機械を装着)
- 血液検査
- 心臓や腎臓の超音波検査
診察で予想されること
診断には数週間かかることもあります。お子さんに負担のかからない方法で進められますので、一緒にリラックスして受診しましょう。
治療
治療の第一歩は生活習慣の見直しです。それでも血圧が高い場合は、医師が薬を検討することがあります。薬はお子さんの状態に合わせて慎重に選ばれます。
自宅でのセルフケア
- バランスのよい食事を心がける
- 塩分を控える(1日5g以下を目標に)
- 適度な運動(毎日60分以上の体を動かす遊び)
- テレビやゲームの時間を減らす
- 規則正しい生活と十分な睡眠
医療治療
医師が必要と判断した場合、血圧を下げる薬(降圧薬)が処方されることがあります。薬の種類や量はお子さんの年齢や体重に合わせて調整されます。自己判断でやめず、医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
高血圧の原因が腎臓や血管の異常など手術で治せる病気の場合、手術が検討されることがあります。
この病気と共に生きる
血圧が高いことがわかっても、多くのお子さんは特別な制限なく普段通りの生活ができます。定期的に血圧を測り、生活習慣を続けることが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 家族みんなで健康的な食事を楽しむ
- 外遊びやスポーツを習慣にする
- カフェインを含む飲み物(エナジードリンクなど)を控える
- 学校や家庭でのストレスを減らす工夫をする
食事と運動
野菜や果物を多くとり、脂肪や塩分の多い加工食品は控えましょう。毎日60分以上、心がはずむような運動(自転車、水泳、サッカーなど)が理想です。
精神的健康と心の健康
高血圧と診断されると不安になることもありますが、お子さんが「病気」と思いすぎないよう、前向きな生活を支えてあげてください。必要なら医師やカウンセラーに相談しましょう。
予防
完全に防ぐことはできませんが、健康的な生活習慣(適切な食事、運動、睡眠)を子どものころから身につけることで、高血圧になりにくくなります。
ワクチン
高血圧を直接予防するワクチンはありませんが、必要な予防接種は受けましょう。
検診プログラム
学校検診や健康診断で定期的に血圧を測ることが早期発見につながります。
合併症
治療しない場合
- 心臓や血管に負担がかかり、将来の心臓病や脳卒中のリスクが高まる
- 腎臓の機能が低下する
- 目に影響が出て視力が落ちることもある
長期的な見通し
子どもの高血圧は、早く見つけて適切に対応すれば、ほとんどの場合、将来の健康を守ることができます。生活習慣の改善で血圧が正常になることも多く、希望を持って取り組みましょう。
サポートを探す
地域の団体
- 日本高血圧学会 · 日本
- 日本小児循環器学会 · 日本
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月30日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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