骨密度検査について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
骨密度検査は、骨の強さを調べるための検査です。骨の中にカルシウムなどのミネラルがどれくらい詰まっているかを数値で測り、骨粗鬆症(骨がもろくなって骨折しやすくなる病気)のリスクを見つけるために行われます。
重要な事実
- 検査自体は痛みがなく、5〜15分ほどで終わります。
- 骨密度が低いと、ちょっとした衝撃でも骨折しやすくなります。
- 早期発見して対策を始めれば、骨折を防ぎやすくなります。
日本では、骨粗鬆症の人は約1,300万人いるとも言われており、骨密度検査は特に更年期以降の女性や高齢者を中心に広く行われています。
主に、閉経後の女性、高齢者、カルシウム不足や運動不足の方、ステロイド薬を長期内服している方などが検査の対象になりやすいです。
症状
- 転んだ後、動けなくなるほどの強い痛みがある
- 背中や腰に突然の激しい痛みが走る
- 手足が変な形に曲がっている、またはしびれや麻痺がある
- ⚠強い腰痛や背中の痛みが続く、または悪化する
- ⚠歩くと痛みがあり、普段通りに動けない
一般的な症状
- 骨密度が低くなっただけでは自覚症状がありません。
- 背中や腰の痛み、身長の縮み、背中が丸くなる感じは、骨粗鬆症による圧迫骨折のサインかもしれません。
子供の症状
- 子供ではまれですが、骨の成長に問題がある場合、骨折しやすかったり、身長の伸びが遅かったりすることがあります。
高齢者の症状
- ちょっとした段差や手つきで骨折しやすくなります。
- 背中や腰が痛む、身長が縮む、背中が曲がってくるなどの変化が見られることがあります。
原因
主な原因
- 加齢による骨量の自然な減少
- 閉経後の女性ホルモンの減少
- カルシウムやビタミンDの不足
- 運動不足による骨への刺激の減少
リスク要因
- 女性であること、特に閉経後
- 家族に骨粗鬆症や骨折の人がいる
- 痩せ型の体型
- 喫煙や過度の飲酒
- ステロイド薬などの特定の薬を長期間使っている
- 糖尿病や関節リウマチなどの病気がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 骨折したかもしれない強い痛みや腫れがある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
定期受診を予約すべき場合:
- 50歳以上の女性、65歳以上の男性は、一度骨密度検査について医師に相談してみましょう。
- 更年期に入った方、骨折しやすい体質の方、家族歴がある方も、早めに相談することをおすすめします。
診断
骨密度検査は、主にDXA法というレントゲン装置を使って腰や太ももの骨の密度を測ります。結果は、若くて健康な人の平均値と比べたT値で示され、-2.5以下の場合を骨粗鬆症と診断する目安になります。
行われる可能性のある検査
- 骨密度検査(DXA法)
- かかとの超音波を使った簡易的な骨密度測定
- カルシウムやビタミンDの状態を調べる血液検査
- 骨折の有無を確認するためのレントゲン検査
診察で予想されること
検査は特別な準備は必要なく、服を着たまま検査台に寝て撮影します。痛みはなく、5〜15分程度で終わります。結果が出るまでに数日かかることもあります。
治療
骨密度が低いと分かっても、適切な対策を始めれば進行を遅らせ、骨折を防ぐことができます。治療は、食事や運動などの生活習慣の見直しと、必要に応じた薬物療法を組み合わせて行います。
自宅でのセルフケア
- 食事:乳製品、小魚、緑黄色野菜などでカルシウムをとり、きのこ類や日光浴でビタミンDを補いましょう。
- 運動:ウォーキングや軽い筋トレなど、骨に適度な刺激を与える運動を続けましょう。
- 転倒予防:家の中の段差を減らし、滑りにくい靴を履くなど、環境を整えましょう。
医療治療
骨粗鬆症と診断された場合、医師は骨の吸収を抑える薬や、骨の形成を助ける薬などの中から、その人に合った治療を提案します。ビタミンDやカルシウムの補充についても、医師や薬剤師の指示に従って行うことが大切です。
手術が検討される場合
骨折してしまった場合に、手術が必要になることがあります。特に太ももの付け根の骨折や背骨の圧迫骨折では、手術が検討されることがあります。
この病気と共に生きる
骨密度が低くても、日々の生活で注意すれば骨折を大きく減らせます。無理のない範囲で体を動かし、段差や滑りやすい場所に気をつけましょう。
生活習慣のアドバイス
- 禁煙や節酒を心がけましょう。
- 適度に日光を浴びると、ビタミンDの生成に役立ちます。
- 家の中や外での転倒リスクを減らす環境づくりをしましょう。
食事と運動
バランスの良い食事に加えて、ウォーキングや太もも・背中の筋肉を鍛える運動が骨の健康に役立ちます。無理なく続けられる運動を選ぶことが大切です。
精神的健康と心の健康
骨密度が低いと知ると不安になるかもしれませんが、多くの人が適切な対応をすれば骨折せずに生活を続けています。気になることは、医師や薬剤師に遠慮なく相談しましょう。
予防
骨密度の低下は、若いうちから骨を丈夫にしておくことで予防できる面があります。また、年を重ねてからも、運動や食事、転倒対策で骨を守ることができます。
検診プログラム
日本では、厚生労働省が骨粗鬆症の検診や予防に関する指針を示しています。市町村の健康診査で骨密度検査を受けられる場合もあるので、お住まいの地域の健診案内を確認してみてください。
合併症
治療しない場合
- ちょっとした衝撃で手首や背骨、太ももの付け根などを骨折しやすくなります。
- 太ももの付け根の骨折は、重症になると歩けなくなり、寝たきりの原因になることもあります。
- 背骨の圧迫骨折が繰り返されると、身長が縮んだり、背中や腰の曲がりが進んだりします。
長期的な見通し
骨密度が低いと分かっても、早期に適切な対策を始めれば、骨折を防いで元気に過ごすことは十分可能です。定期的に検査を受けながら、医師と一緒に骨の健康を保っていきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年8月2日
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