腕のたるみ取り手術(ブラキオプラスティ)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ブラキオプラスティは、上腕(二の腕)の余った皮膚と脂肪を取り除き、腕のラインを引き締める手術です。英語の「アームリフト」とも呼ばれます。
重要な事実
- 手術で腕のたるみや余分な皮膚を切除します
- 体の他の部分の脂肪吸引と組み合わせることがあります
- 傷あとは残りますが、時間とともに目立たなくなります
日本では主に美容外科で行われる手術で、加齢や大幅な体重減少の後などに増える傾向があります。一般的な手術ではありませんが、美容外科を中心に広く行われています。
主に40歳以上の人、急に体重が減った人、遺伝的に腕のたるみが気になる人に検討されます。男性より女性に多いですが、男性にも行われることがあります。
症状
- 手術後に大量の出血が止まらない
- 手術後の痛みが急にひどくなり、息が苦しい
- 腕の腫れが急に大きくなり、皮膚が冷たく青白くなる
- ⚠縫合した部分から膿(うみ)が出る
- ⚠発熱がある
- ⚠傷跡が赤く腫れて痛みが強くなる
一般的な症状
- 二の腕の皮膚がたるんで見える
- 腕を動かすと皮膚がこすれて赤くなったり、ただれたりする
- 自分の腕の形に強いコンプレックスがある
子供の症状
- 子どもにはほとんど行いませんが、重度の肥満から減量した10代の若者に、たるみが目立つことがあります
- 未成年の場合、成長が終わってから手術を検討します
高齢者の症状
- 皮膚の弾力がさらに低下し、たるみがより目立つ
- 腕のたるみが原因でわきの下に皮膚炎やあせもができやすくなる
原因
主な原因
- 加齢による皮膚の弾力低下
- 大きな体重減少(ダイエットや肥満手術後)
- 遺伝的に皮膚がゆるくなりやすい体質
リスク要因
- 日光による皮膚のダメージ
- 体重の上下が大きい
- 糖尿病などの皮膚の治りを遅らせる病気
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 手術後に強い出血や激しい痛みがある
- 縫合した傷が開いてしまった
定期受診を予約すべき場合:
- 二の腕のたるみが気になって生活に支障が出る
- たるみの原因となる皮膚の病気や炎症を繰り返す
診断
医師が視診と触診で皮膚の状態やたるみの程度を確認し、全身の健康状態を評価します。美容外科・形成外科の診察で行われます。
行われる可能性のある検査
- 問診(病歴や希望の聞き取り)
- 視診・触診による皮膚のたるみや厚みの確認
- 必要な場合の血液検査や心電図(他の病気のリスク確認)
診察で予想されること
診察室では、腕の皮膚を手でつまんでたるみの量を確認し、手術の方法や傷あとの位置、費用、入院期間などについて説明を受けます。写真撮影をして記録することもあります。
治療
ブラキオプラスティは一度の手術で余分な皮膚や脂肪を取り除きます。傷は通常、わきの下から肘にかけて残ります。手術時間や回復期間は範囲によって異なります。
自宅でのセルフケア
- 手術前は医師の指示に従い、禁煙する
- 術後はむくみを抑えるため、腕を心臓より高い位置で安静にする
- 医師が許可するまでは、重い物を持ったり激しい運動をしない
医療治療
手術は全身麻酔か局所麻酔で行われます。切った皮膚を縫い合わせ、余分な脂肪を同時に吸引することもあります。手術後の痛みに対しては、医師が処方する鎮痛薬を使用します(薬の名前や用量は医師の指示に従ってください)。
手術が検討される場合
腕のたるみで日常生活や心の健康に強い影響があり、医師が健康状態を確認したうえで適応と判断された場合、手術を検討できます。美容目的の場合は保険適用にならないことが一般的です。
この病気と共に生きる
手術後は腕の動きを制限しながら過ごします。縫合した部分は数日間ガーゼや包帯で保護し、抜糸までの間は入浴やシャワーの仕方に注意が必要です。
生活習慣のアドバイス
- 術後は医師の指示通りに過ごし、傷口を清潔に保つ
- 圧迫着や弾性包帯の着用指導に従う
- 術後数週間は長時間の腕の上げ下げを避ける
食事と運動
水分を十分に取り、バランスの良い食事で皮膚の回復を助けます。医師から許可がでたら、徐々に腕の筋力トレーニングを再開できます。急激な体重変化は手術の結果に影響するので、安定した体重を保つことが大切です。
精神的健康と心の健康
腕のたるみに対するコンプレックスが軽くなり、自信が持てることがあります。一方で、傷あとや手術のリスクに不安を感じることもあるため、気持ちの変化についても医師や家族に話すことが大切です。
予防
加齢によるたるみを完全に防ぐことはできませんが、急激な体重変化を避け、肌を保湿し、日光を避けることでたるみを穏やかに保つことができます。
ワクチン
手術を予定している場合は、医師と相談のうえ必要な予防接種について確認しましょう。
検診プログラム
特にありません。健康診断を定期的に受けて、手術に影響する病気を未然に管理しましょう。
合併症
治療しない場合
- 手術をしない場合、命に関わることは通常ありませんが、たるみによる皮膚炎や生活の不自由さが続くことがあります。
- 手術後の出血や感染症を放置すると、傷が開いたり全身感染のリスクが高まります。
長期的な見通し
手術の結果は多くの人に満足されています。ただし傷あとや術後の経過には個人差があります。医師の説明をよく聞き、無理のない計画を立てれば、腕の形に自信が持てるようになるでしょう。
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最終更新: 2026年8月2日
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