子どもの呼吸(こきゅう)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
呼吸(こきゅう)とは、空気を吸って、体中に酸素を送り、二酸化炭素を出すことです。子どもは大人と違って、呼吸が速く、時に不安定になることもあります。この記事では、子どもによくある呼吸の症状や、心配なサイン、受診の目安について説明します。
重要な事実
- 子どもの呼吸数は年齢によって違います。
- 風邪などのウイルス感染で呼吸が苦しくなることがあります。
- 小児科で診察を受けることで、安心できることが多いです。
子どもの呼吸の問題は、とてもよくあります。特に生まれてから2歳頃までに、ぜんそく様の症状や気管支炎などで受診する子どもは少なくありません。
乳児や幼児に多くみられます。特に生後1歳未満の赤ちゃんは、気道が狭く、風邪をきっかけに呼吸が苦しくなりやすいです。
症状
- 突然の呼吸停止
- 唇や顔色が青紫になる
- 意識がない、または呼びかけに反応しない
- 呼吸ができない、または息を吸うときに苦しそうにあえぐ
- ⚠呼吸が明らかに速い(例:生後2か月未満で毎分60回以上)
- ⚠咳が続いてぐったりする
- ⚠水分がほとんどとれない
- ⚠ゼーゼーという音が続く
- ⚠熱が続いて呼吸がしんどい
一般的な症状
- 咳(せき)が出る
- 鼻水や鼻づまり
- 呼吸が速くなる
- ゼーゼーと音がする
- 胸やおなかが大きく動く
子供の症状
- 鼻の穴を広げて呼吸する(鼻翼呼吸)
- 胸の下が凹む(陥没呼吸)
- 息を吐くときにうめくような音がする(呻吟)
- 母乳やミルクを飲むときに疲れてしまう
- 顔色が青白い、または真っ青になる
高齢者の症状
- この記事では子どもの呼吸について説明しています。高齢者の呼吸の問題については、肺炎などで呼吸が速くなったり、意識がもうろうとしたりすることがありますが、かかりつけ医にご相談ください。
原因
主な原因
- ウイルスによる風邪や気管支炎(RSウイルスなど)
- ぜんそく(気管支ぜんそく)
- アレルギー反応
- 誤っておもちゃや食べ物を吸い込む(誤嚥)
- 肺炎(細菌やウイルスによる)
リスク要因
- 生後1歳未満
- 早産で生まれた
- 家庭内でのたばこの煙
- 集団保育(保育園など)での感染
- 兄弟姉妹がいて感染機会が多い
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 呼吸が速い、または苦しそう
- 唇や顔色が青い
- 水分をうまく飲めない、または飲まない
- 意識がもうろうとしている
定期受診を予約すべき場合:
- 風邪の後に咳が10日以上続く
- 夜に咳で目を覚ます
- 運動するとゼーゼーする
- 学校や保育園で体調が悪くなる
診断
お子さんの症状を聞き、体を診て、聴診器で呼吸の音を確認します。必要に応じて、酸素濃度を測る機械やレントゲンを使って調べます。
行われる可能性のある検査
- 聴診(聴診器で胸の音を聞く)
- 酸素飽和度(パルスオキシメーター)
- 胸部レントゲン検査
- 血液検査
- ウイルス検査
診察で予想されること
診察は数分でおわることが多いです。泣くと呼吸が速くなりやすいので、あかちゃんを落ち着かせながら診てもらいましょう。結果によって、自宅での対応や病院での治療が決まります。
治療
多くはウイルス感染によるもので、特別な薬がなくても自然に良くなります。しかし、呼吸が強い困難な場合や細菌感染のときは、病院での治療が必要です。
自宅でのセルフケア
- 十分な水分をとる
- 部屋の湿度を保つ(加湿器など)
- 安静にする
- たばこの煙を避ける
- 発熱があるときは、体を冷やすなど心地よい環境を整える
医療治療
呼吸を楽にするための吸入治療(気管支を広げる薬などを含む)、酸素吸入、点滴による水分補給などがあります。細菌感染が疑われる場合には抗生物質が使われることもありますが、必ず医師の処方に従ってください。
手術が検討される場合
ごくまれに、異物を吸い込んだ場合などに、内視鏡や手術で取り除くことがあります。
この病気と共に生きる
子どもの呼吸の様子を落ち着いて観察しましょう。顔色、呼吸の速さ、胸を上げる様子などをノートに記録すると、医師にも伝えやすくなります。
生活習慣のアドバイス
- 手洗いを丁寧にする
- 室内を清潔に保つ
- 加湿で乾燥を防ぐ
- たばこを吸わない
食事と運動
普段どおりの食事と遊びでよいですが、呼吸がしんどいときは無理をさせないでください。水分はこまめに与えましょう。
精神的健康と心の健康
子どもの呼吸が苦しそうだと、親はとても不安になります。まずは医療者に相談し、正しい情報を知ることが安心につながります。
予防
すべての呼吸器感染症を防ぐことはできませんが、手洗いや予防接種でリスクを減らせます。
ワクチン
日本では、インフルエンザや肺炎球菌など、子どもが受けられる予防接種が定期接種に含まれています。詳しくは、かかりつけ医や厚生労働省の情報をご確認ください。
検診プログラム
特にスクリーニング検査の必要はありませんが、ぜんそくなど慢性的な症状がある場合は、小児科で定期検診を受けましょう。
合併症
治療しない場合
- 呼吸不全(呼吸ができなくなること)
- 脱水(水分が不足すること)
長期的な見通し
ほとんどのお子さんは、適切なケアと治療で完全に回復します。ぜんそくなどは、きちんと管理すれば普段の生活を送ることができます。心配なときは、早めに相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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