むくみをやわらげる運動のすすめ
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
むくみ(浮腫)とは、体の中に余分な水分がたまって、皮膚の下がはれぼったくなる状態です。心臓の働きが弱くなると、血液や水分が足にたまりやすくなるため、むくみが出ることがあります。
重要な事実
- 運動はむくみをやわらげるのに役立ちますが、心臓や循環に病気がある人は注意が必要です。
- 運動を始める前に、必ず医師に相談しましょう。
- お薬や食事の見直しと合わせて、運動を続けることが大切です。
はい、とてもよくある症状です。特に心臓の働きが弱くなったときや、高齢者、長時間同じ姿勢でいたときに起こりやすいです。
心臓や血めぐりに問題がある人、高齢者、妊娠中の女性、立ち仕事や座り仕事が長い人に多く見られます。
症状
- 急な息苦しさや胸の痛みがある
- 横になるとせきが出て、ピンク色の泡のようなたんが出る
- 意識がぼんやりする
- これらの症状がある場合は、迷わず119番に電話してください
- ⚠むくみが急にひどくなり、指で押したあとが深く残る
- ⚠体重が1日で2kg以上増える
- ⚠片足だけがはれて痛みや赤みがある
- ⚠呼吸が少し苦しい、せきが続く
- ⚠このような症状がある場合は、当日中に医療機関に連絡してください
一般的な症状
- 足、足首、すねがはれぼったい
- 靴や靴下のあとが強く残る
- 肌がパンパンに張って、指で押すとへこむ
- 体重が急に増える
- 指輪や時計がきつくなる
子供の症状
- まぶたや顔がはれる
- おなかがはれる
- おしっこの量が減る
- 子どもでは原因が大人と違うこともあるため、早めに小児科を受診しましょう
高齢者の症状
- 足のむくみが続く
- 歩いたり動いたりすると息切れがする
- 肌が弱くなり、むくんだ部分に傷ができやすい
- 転びやすいため、運動は安全な場所で行いましょう
原因
主な原因
- 心臓の働きが弱る(心不全)
- 腎臓の働きが弱る
- 肝臓の病気
- 薬の副作用
- 長時間立ちっぱなし・座りっぱなし
- 塩分や水分のとりすぎ
リスク要因
- 心臓病や高血圧がある
- 運動不足
- 高齢である
- 妊娠中である
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 急な息苦しさや胸痛がある
- むくみが急に悪化した
- 片足だけがはれて痛みがある
定期受診を予約すべき場合:
- むくみが数日続く
- 朝になってもむくみがとれない
- 体重が増え続けている
- むくみと一緒に疲れやすさや息切れがある
診断
医師が問診と診察を行い、むくみの程度や全身の状態を確認します。必要に応じて、心臓や腎臓の検査を行うこともあります。
行われる可能性のある検査
- 血液検査(心臓や腎臓の働きの確認)
- 心臓の超音波検査(心エコー)
診察で予想されること
診察では、いつからむくみがあるか、ほかの症状はないか、飲んでいる薬や食事の内容を聞かれます。必要があれば、血液検査や心臓の検査に進みます。
治療
むくみの治療は、原因となる病気を管理し、体内の余分な水分を減らすことが中心です。運動は血液と水分の流れをよくするために役立つため、医師の許可を得て行うことがすすめられます。
自宅でのセルフケア
- 足を心臓より高く上げて休む
- 足首をまわしたり、かかとを上げ下げしたりする(痛みがない範囲で)
- 無理のない速さで10〜15分歩く
- 弾性ストッキング(むくみ予防の靴下)を医師や薬剤師に相談して使う
- 塩分をひかえた食事を心がける
医療治療
原因となる病気に対して、医師が利尿剤(おしっこを出しやすくする薬)や血めぐりを改善する薬などを使って治療することあります。具体的な薬は医師があなたの状態に合わせて選びます。必ず医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
むくみの原因によっては手術が検討されることもありますが、多くの場合はお薬と生活の見直しで対応できます。手術が必要かどうかは、担当医と十分に相談しましょう。
この病気と共に生きる
むくみと上手につきあうには、毎日の習慣が大切です。こまめに体を動かし、長時間同じ姿勢を避け、足を休めるときは少し高くしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 歩く・水中歩行などの軽い運動を医師の許可を得て習慣にする
- 毎日同じ時間に体重をはかる
- 塩分を控えたバランスのよい食事
- 十分な睡眠と、ストレスをためない工夫
食事と運動
塩分をとりすぎると水分が体にたまりやすくなります。うす味を心がけ、野菜や果物などもまんべんなくとりましょう。運動は毎日10〜15分から始め、息がはずみすぎない程度に続けることが大切です。
精神的健康と心の健康
むくみが続くと体が重だるく、見た目の変化に悩むこともあります。気分の落ち込みや不安を感じたら、ひとりで抱えず、家族や医師、カウンセラーに相談してください。
予防
むくみを完全に防ぐことは難しいですが、心臓や腎臓の病気をきちんと管理し、塩分を控え、適度に体を動かすことで、症状をやわらげたり悪化を防いだりすることができます。
ワクチン
心臓や循環の病気がある人は、インフルエンザなどの予防接種が勧められることがあります。かかりつけ医に相談しましょう。
検診プログラム
定期的な健康診断で、血圧や心臓の状態をチェックすることが大切です。
合併症
治療しない場合
- むくんだ部分の皮膚が弱くなり、傷や感染が起きやすくなる
- 歩きにくくなり、転倒のリスクが高まる
- 心不全が悪化して、息苦しさが強くなる
長期的な見通し
むくみは原因をしっかり治療し、生活を見直すことで改善することが多くあります。運動を安全に続けながら、医師と一緒に長く付き合っていける状態を目指しましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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