動悸(どうき)が出たときの安心ガイド
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
動悸とは、自分の心臓の鼓動が普段よりも強く感じられたり、速くなったり、飛んでいる感じがしたりすることをいいます。多くの場合、心臓自体は健康で、疲れやストレス、飲みすぎなどが原因です。ただし、まれに心臓の病気が隠れていることもあるため、気になる症状が続くときは医師に相談することが大切です。
重要な事実
- 動悸は一時的なことが多く、心臓の病気が原因でないケースがほとんどです。
- ストレス、睡眠不足、カフェインやお酒は動悸を引き起こしやすくします。
- 胸の痛みや失神を伴う動悸は、すぐに119番に連絡してください。
はい、とても一般的な症状です。多くの人が人生のどこかで一度は動悸を経験します。多くの場合は心配のいらない一時的なものです。
子どもから高齢者まで、どの年代でも起こり得ます。特にストレスの多い環境にいる人や、コーヒーやお酒をよく飲む人、睡眠不足の人に多く見られます。女性の方が感じやすいという報告もありますが、男性にも起こります。
症状
- 動悸に加えて、強い胸の痛みや圧迫感がある
- 意識を失う、または意識がもうろうとする
- 激しい息苦しさがある
- 動悸が止まらず、立っていられないほどの症状がある
- ⚠動悸が長く続く(10分以上)
- ⚠めまいやふらつきがある
- ⚠安静にしていても動悸が起こる
- ⚠顔色が青白い、冷や汗が出る
一般的な症状
- 心臓がドキドキと速くなる
- 脈が飛んだり、乱れたりする感じ
- 胸がどきっとする、不快な感じ
- 首や肩に脈を強く感じる
- 突然始まった発作のような動悸
原因
主な原因
- ストレスや不安
- 過労や寝不足
- カフェインの取りすぎ(コーヒー、エナジードリンクなど)
- お酒の飲みすぎ
- 発熱や貧血
- 甲状腺の働きが強くなっている
- 運動や激しい活動
リスク要因
- 心臓病の既往がある
- 高血圧や糖尿病などの持病がある
- 喫煙習慣がある
- 睡眠時無呼吸症候群がある
- 一部の薬やサプリメントの影響(医師に相談して判断します)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 動悸が頻繁に起こる
- 夜中に動悸で目が覚める
- 息切れやめまいが一緒に現れる
定期受診を予約すべき場合:
- 日ごろから動悸を感じるが、すぐに治まる
- 健康診断で心電図の異常を指摘された
- 動悸が不安で日常生活に支障が出ている
診断
診察では、症状の起こり方やきっかけを詳しく聞きます。必要に応じて心電図や血液検査などを行い、心臓のリズムや貧血の有無などを調べます。動悸がその場で起きないこともあるため、24時間心電図(ホルター心電図)を使って記録することもあります。
行われる可能性のある検査
- 心電図(12誘導心電図)
- ホルター心電図(24時間記録)
- 血液検査(貧血や甲状腺のホルモンなど)
- 心臓超音波検査(心臓の構造と動きを確認)
診察で予想されること
診察では、いつから動悸があるのか、どんな時に強くなるのか、持病や薬の有無などを聞かれます。検査自体は痛みのないものがほとんどです。結果に基づいて、医師と相談しながら今後の進め方を決めていきます。
治療
治療は動悸の原因によって異なります。原因となる生活習慣を整えるだけで改善することも多いですが、心臓や甲状腺などの病気が原因の場合は、その病気の治療が先に選ばれます。
自宅でのセルフケア
- カフェインやお酒を控える
- 睡眠時間を確保する
- 深呼吸やリラックス法を取り入れる
- 血圧を急に上げないようにゆっくり動く
- タバコを控える
医療治療
医師が原因を調べたうえで、必要に応じて治療を行います。例えば、心臓のリズムを整える薬や、甲状腺の働きを調整する薬などが使われることがありますが、どの薬を使うかは原因や体の状態によって医師が決定します。自己判断での服薬は避けてください。
この病気と共に生きる
動悸があると不安になるかもしれませんが、多くの場合一時的です。日ごろから自分に合ったストレス解消法を持ち、規則正しい生活を心がけましょう。医師の診察を受けることで、より安心して生活できます。
生活習慣のアドバイス
- 毎日同じ時間に起きる、寝る
- 運動をする場合は軽いウォーキングから始める
- 入浴は熱すぎないお湯で
- 喫煙は心臓に負担をかけるため禁煙を検討する
食事と運動
バランスの良い食事をとり、塩分をほどよく控えましょう。緑黄色野菜や果物、魚なども意識して食べてください。運動はウォーキングやストレッチなどの軽い有酸素運動から始め、息がはずむ程度にとどめましょう。激しい運動は医師に相談してから始めてください。
精神的健康と心の健康
動悸は不安を強くする症状です。「また起きたらどうしよう」という気持ちがストレスになり、さらに動悸を引き起こすこともあります。必要なときは医師やカウンセラーに悩みを相談しましょう。心の専門家と一緒に対処法を考えることも助けになります。
予防
すべての動悸を予防することはできませんが、生活習慣を整えることで、起こりやすい状態を防ぐことができます。ストレスをためず、睡眠を十分にとり、カフェインやお酒のとりすぎに注意しましょう。
合併症
治療しない場合
- 多くの動悸は命に関わりませんが、心臓病や甲状腺の病気が原因の場合は、治療せずにいると症状が悪化したり、不整脈などの合併症を起こしたりすることがあります。
長期的な見通し
原因を適切に調べて対処すれば、多くの場合、動悸の症状は改善します。健康な生活を心がけながら、医師のアドバイスを受けることで、安心して毎日を過ごせるようになります。焦らずに、あなたのペースで進んでいきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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