動悸(どうき)のその後のケア:受診のタイミングと生活のポイント
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
動悸(どうき)とは、自分の心臓の拍動を強く感じる状態のことです。心臓がドキドキする、脈が飛ぶ、バクバクするなどの感じがします。多くの場合、一過性で心配ありませんが、繰り返す場合や他の症状を伴う場合は、原因を調べて安心することが大切です。
重要な事実
- 多くの動悸は一時的で、命に関わることはほとんどありません。
- 原因が特定できないこともありますが、検査で安心できることが大切です。
- 動悸の後にだるさや息苦しさがある場合は、早めに受診してください。
はい。動悸は多くの人が一度は経験する一般的な症状です。心配ごとや疲れ、睡眠不足、カフェインの取り過ぎでも起こります。
どの年齢でも起こりますが、大人に多く、特にストレスが多い時期や体調が変わったときに起こりやすいです。子どもにも見られることがあります。
症状
- 胸の強い痛みや圧迫感がある
- 動悸とともに意識を失いかけた
- 激しい息苦しさがある
- 冷や汗が出てぐったりする
- ⚠動悸が何度も繰り返す
- ⚠動悸が10分以上続く
- ⚠めまいやふらつきが強い
- ⚠胸の不快感があるが、痛みは強くない
一般的な症状
- 心臓がドキドキする
- 脈が飛んでいる感覚がある
- 心臓がバクバクと速く打つ
- 胸がチクチクする感じがする
- 首や胸のあたりに拍動を強く感じる
子供の症状
- 「心臓がドキドキして嫌な感じ」と表現する
- 運動後に息苦しさを訴える
- 疲れやすく、元気がない
- 顔色が悪い
高齢者の症状
- めまいやふらつきを伴うことがある
- 少しの動きで息切れがする
- 胸の痛みや圧迫感を感じることがある
- 気を失いそうになることがある
原因
主な原因
- ストレスや不安
- カフェインの取り過ぎ(コーヒー、エナジードリンクなど)
- 睡眠不足や疲れ
- 貧血(血が少ない状態)
- 甲状腺(のどぼとけの近くにある器官)の働きの変化
- 不整脈(心臓のリズムが乱れること)
- 心臓の病気
リスク要因
- 高血圧や糖尿病などの持病がある
- 喫煙や過度の飲酒
- 運動不足
- 更年期による体調の変化
- 心臓の病気を指摘されたことがある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 動悸を感じたとき、胸の痛みや息苦しさを伴う
- 失神・意識が遠くなる感じがする
- 最近、動悸の回数が明らかに増えた
定期受診を予約すべき場合:
- 動悸がときどきあるが、日常生活に支障はない
- 健康診断で心電図の所見を指摘されたことがある
- 気になるので一度検査を受けて安心したい
診断
まず医師が、症状の出方や生活習慣、既往歴を詳しく尋ねます。その上で、心電図などの検査を行い、原因を調べます。動悸が起きているときに検査できると、より正確な情報が得られやすくなります。
行われる可能性のある検査
- 心電図(しんでんず)
- 24時間ホルター心電図(1日つけて心拍を記録する検査)
- 血液検査(貧血や甲状腺の異常を調べる)
- 心臓エコー(心臓の超音波検査)
- 発作の記録(時間帯やその時の状況をメモする)
診察で予想されること
検査は体に負担が少なく、痛みを伴いません。結果が出るまでに時間がかかることもありますが、医師が分かりやすく説明してくれます。気になることは遠慮なく質問しましょう。
治療
治療は原因によります。心配のない動悸であれば、治療せずに経過を見ることもあります。原因となる生活習慣があれば、それを改善することで症状が減ることがあります。
自宅でのセルフケア
- カフェインを控える
- 十分な睡眠を取る
- ストレスをためないようにリラックスする時間を作る
- 規則正しい食事と適度な運動を心がける
医療治療
原因となる病気が見つかった場合は、その病気に合わせた治療が行われます。例えば、不整脈には薬による治療や生活習慣の改善が検討されます。どのような薬を使うかは医師が個別に判断します。自己判断で市販薬を使わず、必ず医師や薬剤師に相談してください。
手術が検討される場合
ごくまれに、薬の効果が不十分な不整脈などに対して、カテーテルを使った治療や手術が検討されることがあります。多くの場合は、まず検査と薬による治療から始まります。
この病気と共に生きる
動悸があっても、ほとんどの場合は普段の生活を続けられます。ただし、発作が起きたときは無理をせず、安全な場所で体を休めましょう。焦らず、自分のペースで行動することが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 動悸を引き起こしやすい誘因(カフェイン、寝不足、過労)を避ける
- お酒はほどほどにする
- ストレスを抱え込まない
- ウォーキングなど無理のない運動を習慣にする
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、とくに朝食を抜かないようにしましょう。運動はウォーキングや軽い体操など、息がはずむ程度の有酸素運動がおすすめです。激しい運動は避け、無理をしない範囲で行ってください。
精神的健康と心の健康
動悸があると、また起きるかもしれないという不安や、眠れなくなることがあります。不安が強いときは、医師や看護師に相談し、必要に応じて心理的なサポートも受けましょう。不安を抱え込まないことが大切です。
予防
すべての動悸を予防できるわけではありませんが、生活習慣を整えることで防げることがあります。誘因を避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。
ワクチン
動悸そのものを予防するワクチンはありません。ただし、心臓の病気を予防するために、インフルエンザなどの予防接種が役立つことがあります。詳しくは医師に相談してください。
検診プログラム
健康診断で心電図検査を受けることは、心臓の状態を知る良い機会です。気になる症状がある場合は、定期受診の際に医師に相談しましょう。
合併症
治療しない場合
- 原因となる心臓の病気がある場合、治療せずにいると症状が悪化することがあります
- 動悸による不安が続くと、生活の質に影響することがあります
- まれに、失神やふらつきによる転倒などの事故につながることがあります
長期的な見通し
多くの動悸は心配のないもので、適切な検査とフォローアップで安心して生活できるようになります。原因がある場合も、治療によって症状をうまくコントロールできることがほとんどです。医師と一緒に、自分に合った付き合い方を見つけていきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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