妊娠中の肺炎(はいえん)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
妊娠中に肺が細菌やウイルスに感染して、炎症を起こす病気です。咳や熱、呼吸の苦しさなどの症状が出ます。
重要な事実
- 妊娠中は体の免疫力が変化するため、肺炎になりやすくなることがあります。
- 重症化すると、お母さんだけでなく赤ちゃんにも影響が出る可能性があるため、早めの受診が大切です。
- 治療せずにいると、呼吸が苦しくなったり、早産のリスクが高まることがあります。
妊娠中の肺炎はそれほど多くありませんが、妊婦さんはかかると重症化しやすいと言われています。
妊娠中の女性なら誰でも可能性がありますが、貧血、喘息、喫煙、糖尿病などの持病がある方は特に注意が必要です。
症状
- 呼吸がとても苦しい
- 唇や爪が青っぽく見える
- 意識がもうろうとする
- 胸に強い痛みがある
- 胎動がまったく感じられない
- ⚠高熱が続く
- ⚠せきがひどくなり、たんに血が混じる
- ⚠せきが1週間以上続く
一般的な症状
- 息苦しさ
- 胸の痛み
- 強いだるさ
原因
主な原因
- 細菌やウイルスが肺に入ることによって起こります。
- 妊娠中は体の免疫の働きが変わり、感染しやすくなることがあります。
リスク要因
- インフルエンザなどのウイルス感染
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息苦しさが続く
- 高熱がある
- せきが激しく、眠れないほどつらい
定期受診を予約すべき場合:
- のどやせきの症状がいつもより長引く
- 妊娠中で肺炎が心配になった場合
診断
医師が問診や聴診器での診察を行い、必要に応じて検査をして診断します。
行われる可能性のある検査
- 胸部の画像検査(おなかを保護する方法で行われます)
- 血液検査
- たんの検査
診察で予想されること
おなかの中の赤ちゃんへの影響に配慮しながら、安全な方法で検査が行われます。不安なことは遠慮なく医師に聞いてください。
治療
妊娠中の肺炎は、安静を中心に、医師の指導のもとで安全に治療を進めることが大切です。
自宅でのセルフケア
- しっかり休む
- 水分を十分にとる
- 部屋を加湿し、乾燥を防ぐ
- 禁煙する・受動喫煙を避ける
医療治療
医師が妊娠中に使える安全な抗生物質や解熱剤を選んで処方してくれます。自己判断で市販薬を飲んだりせず、必ず医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
通常、手術が必要になることはありません。
この病気と共に生きる
治療中は無理をせず、家事や仕事は十分に休んで、体を回復させることに専念してください。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠をとる
- ストレスをためない
- 人混みや感染のリスクがある場所を避ける
- 手洗い・うがいを習慣にする
食事と運動
栄養バランスのよい食事を心がけ、体調がよければ医師と相談しながら軽い散歩などを無理のない範囲で行いましょう。
精神的健康と心の健康
妊娠中の病気は不安が大きいものですが、早めに治療すれば多くは改善します。一人で抱え込まず、家族や医療者に気持ちを話してください。
予防
完全には防げませんが、手洗いや規則正しい生活、ワクチンなどでリスクを減らすことはできます。厚生労働省も、妊娠中の感染症対策として予防接種や早めの受診を推奨しています。
ワクチン
インフルエンザワクチンなど、妊娠中に接種できるワクチンがあります。かかりつけ医に相談して、自分のタイミングで検討しましょう。
検診プログラム
特別な検査はありませんが、妊娠中の定期健診で体調の変化や心配ごとを必ず医師に伝えましょう。
合併症
治療しない場合
- 呼吸がひどく苦しくなる呼吸不全
- 早産や低出生体重児のリスク
- お母さんの重症感染症
長期的な見通し
妊娠中の肺炎でも、早く治療を始めれば、多くの場合、お母さんも赤ちゃんも元気に退院できます。医療者と一緒に、おだやかな気持ちで治療に取り組みましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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