新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ウイルスが原因で起こる呼吸器の病気です。風邪のような軽い症状から、重い肺炎まで、症状の現れ方や重症度は人によって大きく異なります。
重要な事実
- 多くの人は自宅で安静にしていれば回復します。
- ワクチン接種は、重症化を防ぐ効果が期待できます。
- 高齢の方や持病のある方は、早めに医療機関に相談することが大切です。
- 治療は、症状の程度や持病に応じて異なります。
- 感染を広げないために、咳エチケットと手洗いが大切です。
2020年以降、世界中で広がりましたが、現在は季節性インフルエンザと同じように広がる呼吸器感染症として位置づけられています。
年齢を問わず誰でも感染しますが、高齢者や基礎疾患(心臓病、肺の病気、糖尿病など)のある人は重症化しやすいとされています。
症状
- 息が荒く、息苦しそうにしている
- 唇や顔色が青白い、または紫色をしている
- 胸の痛みが続いている
- 呼びかけに反応しない、意識がぼんやりしている
- 高熱が続いてぐったりしている
- ⚠発熱が4日以上続く
- ⚠咳がひどくなり、痰がからむ
- ⚠呼吸が少し苦しいと感じる
- ⚠食事や水分がほとんどとれない
一般的な症状
- のどの痛み
- 倦怠感(だるさ)
- 筋肉や関節の痛み
- 味覚・嗅覚の異常
子供の症状
- 子どもではあまり重症化しないことが多いですが、発熱や胃腸症状(嘔吐や下痢)がみられることもあります。
高齢者の症状
- 高齢者では、典型的な症状が出にくく、ぼんやりする、食欲がない、元気がないといった症状として現れることがあります。
原因
主な原因
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が気道に入ることで感染します。感染者がせきやくしゃみをしたときに飛ぶ小さな粒子を吸い込むと広がります。
リスク要因
- 高齢である
- 心臓や肺の病気がある
- 糖尿病などの基礎疾患がある
- 免疫力が低下している(がん治療中、臓器移植後など)
- 喫煙している
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息苦しさがある、呼吸が速い、胸が痛む、意識がぼんやりする場合は、すぐに医療機関に相談してください。夜間や休日でも救急医療体制を利用しましょう。救急車を呼ぶ必要がある場合は119番に電話してください。
定期受診を予約すべき場合:
- 症状が軽くても、高齢の方や持病がある方は、早めに医療機関への相談を検討してください。発熱やせきが長引く場合も受診を検討しましょう。
診断
医療機関で検査が行われます。医師の診察に加えて、鼻やのどの検体を調べる検査で診断されます。
行われる可能性のある検査
- 抗原定性検査(鼻やのどの検体で調べる迅速検査)
- PCR検査(遺伝子を増幅して調べる検査)
- 医師の診察(身体の状態や症状の確認)
診察で予想されること
検査結果を聞き、症状に合わせて治療方針が決まります。軽症の場合は自宅での療養、症状が強い場合は入院が検討されます。
治療
治療は、症状を和らげることを中心とした対症療法と、ウイルスの働きを抑える抗ウイルス療法があります。年齢や持病、症状の程度によって、医師が最適な方法を選びます。
自宅でのセルフケア
- 十分な休息と睡眠をとる
- 水分をこまめにとる
- 加湿した空気を保ち、のどを乾燥させない
- 発熱やせきの症状には、市販薬の使用について薬剤師に相談する
- 部屋の換気をこまめに行う
- 同居の人がいる場合は、マスクの着用や部屋を分けるなどで配慮する
医療治療
症状を和らげるための薬や、重症化を抑えるための抗ウイルス薬などが、医師の判断で処方されます。入院が必要な場合には、酸素吸入や呼吸管理などの治療が行われます。どの薬を使うかは、医師が患者の状態を総合的に判断して決めます。
この病気と共に生きる
自宅療養中は、可能であれば部屋を分けて過ごし、こまめな手洗いと換気を心がけましょう。症状を見守りながら、無理をせず静かに過ごすことが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠をとる
- 疲れたらすぐに休む
- 喫煙している場合は、禁煙を心がける
- 感染を広げないため、外出や人との接触を控える
食事と運動
消化の良いものを少しずつ食べて、水分を多めに摂りましょう。症状がおさまったら、無理のない範囲で軽い運動やストレッチを始めてもよいでしょう。
精神的健康と心の健康
感染への不安や隔離によるストレスを感じやすいものです。一人で抱え込まず、家族や友人と電話やオンラインで話したり、厚生労働省や自治体の相談窓口を利用したりしましょう。
予防
完全に予防することはできませんが、感染リスクを減らす方法はあります。
ワクチン
新型コロナワクチンの接種は、重症化を防ぐ効果があるとされています。接種の時期や回数について、かかりつけ医や自治体の情報を確認しましょう。
合併症
治療しない場合
- 肺炎や呼吸不全が起こる可能性があります。
- 高齢者や基礎疾患のある方は重症化しやすく、入院が必要になることがあります。
- 長期間、倦怠感(だるさ)やせき、息切れなどが続く「後遺症(コロナ後遺症)」が出ることがあります。
長期的な見通し
多くの人は軽症で回復します。ワクチンや治療薬の進歩により、以前より重症化を防ぎやすくなっています。経過が心配なときは、早めに医療機関に相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
教育上の注記: この情報は教育目的のみであり、診断ではありません。
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