開腹腎部分切除術(腎臓の一部を取る手術)
概要
開腹腎部分切除術は、お腹を切って行う手術で、腎臓の一部だけを切除します。腎臓にできた腫瘍などを取り除きながら、できるだけ腎臓の働きを残すことを目指します。
重要な事実
- 腎臓の一部だけを切除し、できるだけ腎機能を残す手術です。
- 全身麻酔で行い、お腹を切って行います。
- 腎臓の腫瘍などが対象で、腫瘍の大きさや位置によって適応が決まります。
腎臓の腫瘍に対する手術として、一般的な方法の一つです。
腎臓に腫瘍が見つかった方などが対象になります。
症状
- 手術後に突然の激しい腹痛、大量の出血、意識がもうろうとする、息が苦しい、高熱がある
- 血尿が止まらない、激しい腰の痛みで動けない
- ⚠手術後の傷の腫れや痛みが強くなる、尿が出にくい、38℃以上の発熱、傷から膿が出る
一般的な症状
- 腎臓の腫瘍は初期には症状がないことが多いです。
- 血尿、腰の痛み、腹部のしこりなどがみられることがあります。
- これらの症状は他の病気でも起こるため、検査が必要です。
子供の症状
- 小児でこの手術が必要になることはまれです。
- 小児の腎臓腫瘍は別の種類が多く、専門的な治療が必要です。
高齢者の症状
- 高齢者では腎機能や全身状態をよく評価してから手術を行います。
- 回復に時間がかかることがあります。
原因
主な原因
- 腎臓にできる腫瘍(多くは腎細胞がんという種類のがん)
- 腫瘍の大きさや位置によって部分切除が可能か判断します。
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 血尿が続く
- 腰や腹部の激しい痛み
- 手術後の異常な出血や痛みの増強
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断で腎臓の異常を指摘された
- 血尿がある
- 腰に違和感が続く
診断
問診と画像検査で腎臓の腫瘍の状態を調べます。腫瘍の大きさ、位置、腎機能、全身状態を総合して、手術の方法を検討します。
行われる可能性のある検査
- 血液検査
- 超音波検査
- CT検査
- MRI検査
- 必要に応じて生検(組織を少し取って調べる検査)
診察で予想されること
医師が検査結果を説明し、手術の必要性や方法、リスクについて話し合います。麻酔科の診察や術前の準備があります。
治療
治療は、腫瘍の種類や大きさ、腎機能、全身状態によって異なります。手術には、腎臓の一部を取る部分切除と、腎臓全体を取る全摘出があります。開腹腎部分切除術は、お腹を切って腎臓の一部を切除する方法です。
自宅でのセルフケア
- 手術前は禁煙し、医師の指示に従って食事や水分を調整する
- 手術後は傷を清潔に保ち、無理のない範囲で体を動かす
- 痛みや発熱があれば早めに医療機関に連絡する
医療治療
手術以外の治療には、腫瘍の経過観察や、種類によっては薬物療法などがあります。どの治療が適切かは、医師とよく相談して決めます。
手術が検討される場合
腫瘍が腎臓の一部に限られ、腎機能を残すことが望ましい場合に、部分切除を検討します。腫瘍の大きさや位置、全身状態によっては他の方法が選ばれることもあります。
この病気と共に生きる
手術後は、数日から数週間かけて回復します。退院後も疲れやすさが続くことがありますが、徐々に日常に戻ります。医師の指示に従って通院してください。
生活習慣のアドバイス
- 禁煙する
- 適正体重を維持する
- 血圧を管理する
- 水分を適度にとる
- 定期的に検診を受ける
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、塩分を控えめにします。運動は医師の指示に従い、無理のない範囲で始めましょう。
精神的健康と心の健康
手術や病気のことで不安やストレスを感じるのは自然なことです。つらい気持ちが続くときは、一人で抱え込まず、医療者や家族、相談窓口に話してください。緊急の場合は119番に連絡してください。
予防
腎臓の腫瘍を完全に予防することはできませんが、禁煙、肥満の予防、血圧の管理がリスクを下げる可能性があります。
検診プログラム
健康診断での尿検査や腹部超音波検査が、異常の発見に役立つことがあります。気になる症状があれば医師に相談してください。
合併症
治療しない場合
- 腫瘍が大きくなると転移のリスクが高まる
- 腎機能が低下することがある
- 血尿や痛みが続くことがある
長期的な見通し
開腹腎部分切除術は、腎機能を残しながら腫瘍を取り除くことを目指す手術です。多くの方で良好な経過が期待できますが、定期的な通院と検査が大切です。不安なことは医師に相談してください。
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最終更新: 2026年11月3日
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