questions to ask before cholesterol
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
コレステロール値が高い(脂質異常症)とは、血液中にコレステロールという脂肪分が多すぎる状態です。コレステロールは体に必要なものですが、増えすぎると血管の壁にたまり、動脈硬化(血管が硬くなること)を引き起こしやすくなります。
重要な事実
- 自覚症状がないことがほとんどです。
- 放置すると心臓病や脳卒中のリスクが高まります。
- 生活習慣の見直しと必要に応じた治療でコントロールできます。
はい、非常に一般的です。日本では30歳以上の約3人に1人が脂質異常症といわれています(厚生労働省の調査より)。
主に中高年に多くみられますが、食生活の乱れや運動不足から若い方でも発症することがあります。また、家族性(遺伝)のタイプもあります。
症状
- 胸の中央が締め付けられるような強い痛み(心筋梗塞の可能性)
- 突然の息苦しさ、冷や汗、吐き気を伴う胸の痛み
- 片方の手足の麻痺(まひ)や言葉がうまく出ない(脳卒中の可能性)
- ⚠数分から10分以上続く胸の不快感や圧迫感
- ⚠安静にしていても治まらない胸の痛み
一般的な症状
- ほとんどの場合、自覚症状はありません。
子供の症状
- まれですが、皮膚や腱に黄色いできもの(黄色腫)ができることがあります。
高齢者の症状
- やはり自覚症状はほとんどありません。ただし、動脈硬化が進むと、歩くと脚が痛くなる(末梢動脈疾患)などの症状が出ることもあります。
原因
主な原因
- 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の多い食事(肉の脂身、バター、揚げ物など)
- 運動不足
- 過剰な飲酒
- 遺伝的要因(家族性高コレステロール血症)
リスク要因
- 肥満(特に内臓脂肪型肥満)
- 糖尿病や高血圧
- 男性であること、または女性では閉経後
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 胸の痛みや圧迫感が続くときはすぐに119番に電話してください
- 脳卒中を疑う症状(片側の手足が動かない、ろれつが回らないなど)
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断でコレステロール値が高いと言われたとき
- 40歳を過ぎたら少なくとも年に1回は血液検査を受けることをおすすめします
- 家族に若い年齢で心臓病を発症した方がいる場合
診断
血液検査でコレステロールの値を調べます。総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪の4つを測定します。
行われる可能性のある検査
- 脂質検査(空腹時の採血が基本です)
- 必要に応じて、動脈硬化の進み具合を調べる頸動脈エコーや心臓CTなどの画像検査
診察で予想されること
検査は簡単で、腕から採血するだけです。前日の夜から食事を控えるよう指示されることが多いです。結果は数日でわかり、医師から数値の意味と今後の方針について説明があります。
治療
治療の第一歩は生活習慣の改善です。それでも数値が改善しない場合や、もともとリスクが高い方には薬物療法が行われます。
自宅でのセルフケア
- 食事の見直し(野菜・魚・大豆製品を多くし、脂肪の多い肉や加工食品を控える)
- 適度な運動(週に150分以上の有酸素運動が目安)
- 禁煙・節酒
- 適正体重を維持する
医療治療
薬物療法としては、肝臓でのコレステロールの合成を抑える薬(スタチン系)が広く使われます。他にも、腸でのコレステロールの吸収を抑える薬や、中性脂肪を下げる薬などがあります。医師があなたの状態に合わせて最適な薬を選びます。必ず処方された通りに服用し、自己判断でやめないでください。
手術が検討される場合
通常は手術の対象になりません。ただし、家族性などで薬が効かない重症例では、血液からLDLコレステロールを取り除く「LDLアフェレーシス」という治療が行われることがあります。
この病気と共に生きる
コレステロール値が高いことは、日々の生活の中でコントロールできる状態です。定期的に血液検査を受け、医師の指導を守ることが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 毎日の食事に野菜をたっぷりとり、油の質に気をつける(オリーブオイルや魚油を積極的に)
- ウォーキングや軽いジョギングなど、続けられる運動を習慣にする
- ストレスをためすぎないようにする
- 禁煙は最大の予防策の一つです
食事と運動
食事は、野菜・果物・全粒穀物・魚・豆類を中心に、赤身の肉や乳製品は控えめに。運動は、最初は1日20分のウォーキングから始めて、徐々に時間や強度を増やすとよいでしょう。
精神的健康と心の健康
数値が気になったり、治療が長く続くことに不安を感じることもあるかもしれません。しかし、適切に管理すれば心筋梗塞や脳卒中を防げるという希望を持ってください。気になることは医師や看護師に相談しましょう。
予防
生活習慣を整えることで、多くの場合予防や改善が可能です。特に、バランスのよい食事、適度な運動、禁煙は効果的です。
ワクチン
該当する予防接種はありません。
検診プログラム
40歳以上の方は年に1回の健康診断でコレステロール値をチェックすることをおすすめします。家族に心臓病や高コレステロールの方がいる場合は、より早い年齢から検査を始めるとよいでしょう。
合併症
治療しない場合
- 心筋梗塞(心臓の血管が詰まる)
- 脳卒中(脳の血管が詰まる、または破れる)
- 狭心症(心臓の血管が狭くなり、胸が痛む)
- 末梢動脈疾患(足の血管が狭くなり、歩行時に痛む)
長期的な見通し
コレステロール値が高くても、適切な生活習慣と必要に応じた治療で、合併症のリスクを大幅に減らせます。多くの方は元気に日常生活を送っています。あきらめずに、一歩ずつ改善していきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月27日
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