繰り返す下痢(げり)~出たり治まったりする下痢について~
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
下痢が治まったと思ったらまた繰り返し起こる状態のことです。慢性的な腸のトラブルが原因になることがあります。
重要な事実
- 多くの場合、過敏性腸症候群(IBS)や食べ物の影響が原因です。
- 生活習慣の見直しで改善できることがあります。
- 繰り返す下痢は脱水(だっすい)に注意が必要です。
非常によくある症状で、多くの人が経験します。
どの年代でも起こりますが、特に若い女性やストレスの多い方に多い傾向があります。
症状
- 血便(真っ赤な血や黒いタール状の便)
- 激しい腹痛が続く
- 意識がもうろうとする
- 高熱(39度以上)
- ⚠1日10回以上の下痢
- ⚠嘔吐が続く
- ⚠水分が取れない
- ⚠体重減少
一般的な症状
- 水のような便
- 便意が急に来る
- お腹のゴロゴロ
- ガスがたまる
子供の症状
- おむつかぶれ
- 機嫌が悪い
- 食欲不振
高齢者の症状
- 脱水リスクが高い
- ふらつき
- 尿量減少
原因
主な原因
- 過敏性腸症候群(IBS)
- 食べ物のアレルギーや不耐症(乳糖など)
- 感染症の後遺症
- ストレス
- 薬の副作用
リスク要因
- ストレスの多い生活
- 不規則な食生活
- 旅行(感染症リスク)
- 特定の薬の服用
- 消化器疾患の家族歴
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 血便がある
- 激しい腹痛
- 脱水症状(口が渇く、尿が少ない、立ちくらみ)
定期受診を予約すべき場合:
- 数週間以上続く
- 体重が減る
- 生活に支障が出る
- 便の回数や性状が変わった
診断
医師が症状を聞き、必要に応じて検査を行います。
行われる可能性のある検査
- 血液検査
- 腹部超音波検査
- 大腸内視鏡検査(必要時)
診察で予想されること
問診で食事内容やストレス状況などを詳しく聞かれます。検査があっても痛みは少なく、結果は数日でわかります。
治療
原因に合わせた治療を行います。繰り返す下痢の多くは生活習慣の改善と薬でコントロールできます。
自宅でのセルフケア
- 水分をこまめに取る(経口補水液や薄めたスポーツ飲料)
- 消化の良い食事(おかゆ、うどんなど)
- 刺激物(辛いもの、脂っこいもの)を避ける
- カフェインやアルコールを控える
- 十分な休息
医療治療
医師は症状に応じて、腸の動きを整える薬や、下痢を抑える薬、整腸剤などを処方することがあります。また、原因が感染症なら抗生物質を使うこともありますが、自己判断で市販薬を飲むのは避けましょう。
手術が検討される場合
手術が必要になることはまれですが、炎症性腸疾患など重い病気が見つかった場合は治療の一環として手術が検討されることがあります。
この病気と共に生きる
普段から排便のリズムを整え、ストレスをためない工夫をしましょう。外出時は予備の下着やおしりふきを持ち歩くと安心です。
生活習慣のアドバイス
- 規則正しい生活
- ストレス管理(深呼吸、軽い運動)
- 十分な睡眠
食事と運動
食物繊維は適度に(水溶性の食物繊維:バナナ、オートミールなど)。便秘と下痢を繰り返す場合は食事記録をつけると原因が見つかりやすくなります。ウォーキングなどの軽い運動は腸の動きを整えます。
精神的健康と心の健康
繰り返す下痢は外出や仕事に不安を感じることがあり、ストレスが症状を悪化させる悪循環になりがちです。気分の落ち込みがあれば医師やカウンセラーに相談しましょう。
予防
完全に予防するのは難しいですが、バランスの良い食事、ストレス管理、手洗いなどの感染予防でリスクを減らせます。
ワクチン
ロタウイルスワクチンは乳幼児の重症下痢予防に役立ちます(定期接種対象)。海外旅行の際は医師に相談ください。
検診プログラム
特にありませんが、定期的な健康診断で便潜血検査などを受けると安心です。
合併症
治療しない場合
- 栄養不足
- 体重減少
- 肛門のトラブル(いぼ痔など)
長期的な見通し
多くの場合は原因を取り除いたり生活習慣を改善することで落ち着きます。適切な治療を受ければ予後は良好です。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月30日
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