目の乾き
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ドライアイは、涙の量が足りなかったり、涙の質が悪くて目が乾燥する状態です。目がゴロゴロしたり、疲れやすくなります。
重要な事実
- 涙がうまく目を覆えず、乾燥や刺激を感じる病気です。
- パソコンやスマホの長時間使用が原因になることが多いです。
- 自然に良くなることもありますが、適切なケアで症状が改善しやすいです。
とてもよくある症状です。特に、デスクワークやスマホを使う人、50歳以上の人に多く見られます。
子どもから高齢者まで誰でもなりますが、特に女性、コンタクトレンズを使う人、パソコン作業が多い人に多いです。年を取ると涙の分泌が減るため、高齢者にもよく見られます。
症状
- 急に強い目の痛みがある
- 急に見えにくくなった、または視力が落ちた
- 目をぶつけたり傷つけた(異物が刺さったなど)
- 目がひどく腫れたり、膿が出た
- ⚠目がひどく赤くなり、痛みが続く
- ⚠光がまぶしくてたまらない
- ⚠目やにが多くて目が開けにくい
- ⚠コンタクトレンズが外れない、または目に張り付く
一般的な症状
- 目が乾いた感じがする
- 目がゴロゴロする、異物感がある
- 目が疲れやすい、かすむ(一時的)
- 目が赤くなる、かゆい
- まばたきをすると痛い、涙があふれる(反射的な涙)
子供の症状
- 目をよくこする
- まばたきを多くする、またはまばたきを控える
- 「目が変」と訴える、光りを嫌がる
高齢者の症状
- 乾きがなかなか治らない、ひどい場合
- 目の痛みや充血が続く
- 視界がぼやけることがある(特に夕方)
- 他の目の病気(白内障など)を合併しやすい
原因
主な原因
- 涙の分泌量が減る(加齢、ホルモンバランス、薬の副作用など)
- 涙の蒸発が速い(エアコン、ドライヤー、コンタクトレンズ、まばたきが少ない)
- 涙のバランスが崩れる(油分が不足して涙がすぐに乾く)
リスク要因
- 長時間のパソコンやスマホ操作(まばたきが減る)
- 乾燥した部屋やエアコンの風
- 喫煙や受動喫煙
- コンタクトレンズの使用
- 更年期や妊娠、あるいはシェーグレン症候群などの病気
- ある種の薬(アレルギー薬、降圧薬、抗うつ薬など)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 急に視力が低下した場合
- 目の痛みがひどくて我慢できない場合
- 目を傷つけたり、化学薬品が入った場合
定期受診を予約すべき場合:
- ドライアイの症状が数週間続いている
- 生活に支障が出ている(仕事や読書がつらい)
- 市販の目薬を使っても改善しない
- コンタクトレンズが使えなくなった
診断
眼科で問診と簡単な検査を行います。症状や生活習慣について話した後、涙の状態を調べます。
行われる可能性のある検査
- 涙の量を測る検査(シルマーテスト:紙をまぶたに挟んで涙の量を調べる)
- 涙の安定性を調べる検査(フルオレセイン染色:色素を点眼して涙の乾きやすさを見る)
- 目の表面の傷をチェックする検査(スリットランプという顕微鏡で観察)
診察で予想されること
検査は痛くなく、数分で終わります。目に麻酔の点眼をする場合もあります。結果はその場で分かることが多いです。
治療
治療は症状の程度や原因によって異なります。まずは自分でできるケア(目を休める、加湿)を試し、それでも改善しない場合は医師が薬や処置を勧めます。
自宅でのセルフケア
- 意識的にまばたきを増やす(特にパソコン作業中)
- 画面を見るときは1時間に1回は遠くを見て休憩する
- 部屋の湿度を50~60%に保つ(加湿器を使う)
- エアコンの風を直接顔に当てない
- 外出時はサングラスやメガネで風や紫外線を防ぐ
- 温かいタオルでまぶたを温め、清潔に保つ(まぶたの油腺を詰まりにくくする)
医療治療
医師が処方する治療としては、涙の分泌を促す点眼薬(シクロスポリンなどの免疫抑制薬)、炎症を抑える点眼薬(ステロイド)、涙の油分を補う点眼薬などがあります。また、涙の出口にシリコンの栓をする(涙点プラグ)ことで涙を目に留める方法もあります。レーザーや手術が必要になることはまれです。
手術が検討される場合
ごくまれに、重度のドライアイでほかの治療が効かない場合に、涙点を閉鎖する手術(涙点閉鎖術)が行われることがあります。
この病気と共に生きる
日頃から目の乾燥を感じたらすぐに対処できるように、目薬や加湿グッズを持ち歩くと安心です。画面作業が長引くときはタイマーをかけ、定期的に休憩しましょう。
生活習慣のアドバイス
- パソコンやスマホの画面の明るさを控えめにする
- メガネやブルーライトカット眼鏡を使う
- 車のエアコンの風を顔に向けない
- 寝るときは目を閉じていても乾燥しやすいので、部屋を加湿する
食事と運動
食事では、オメガ3脂肪酸を多く含む魚(サバ、イワシなど)や亜麻仁油を摂ると良いと言われています。ビタミンAを含む緑黄色野菜も目の健康に役立ちます。運動は目に直接関係ないですが、血行が良くなると涙の分泌にも良い影響があるかもしれません。
精神的健康と心の健康
慢性的な目の不快感はストレスやイライラの原因になることがあります。目の疲れから集中力が続かず、仕事や勉強に支障を感じる人もいます。気になる場合は医師やカウンセラーに相談してみてください。
予防
完全に予防するのは難しいですが、リスクを減らすことはできます。まばたきをこまめにし、画面を見る時間に気をつけ、乾燥した環境を避けることで発症や悪化を防ぎやすくなります。
検診プログラム
特に定期的なスクリーニングはありませんが、目の症状が気になったら早めに眼科を受診することで、他の目や全身の病気(シェーグレン症候群など)の早期発見につながることがあります。
合併症
治療しない場合
- 目の表面(角膜)に傷がつく(角膜上皮障害)
- 角膜感染症(角膜炎)のリスクが高まる
- 慢性的な痛みや違和感が続く
- コンタクトレンズが使えなくなる
- 視力が低下することがある(一時的または永続的)
長期的な見通し
ほとんどの人は適切な治療とセルフケアで症状をうまくコントロールでき、普段の生活に大きな支障はありません。原因によっては完治が難しくても、症状を軽くして快適に過ごすことは可能です。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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