わき腹の痛み
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
脇腹の痛み(横腹や腰の上のあたりの痛み)のことです。腎臓や尿路のトラブル、筋肉のけがなどが原因になることがあります。
重要な事実
- 脇腹の痛みは、腎臓結石や尿路感染症が原因で起こることが多いです。
- 多くの場合、安静や水分摂取で改善しますが、緊急を要する場合もあります。
- 痛みの場所や性質(鋭い・鈍い・持続する・波がある)によって原因が異なります。
比較的よくある症状で、特に20代から50代の男女に多く見られます。
誰にでも起こり得ますが、腎臓結石は男性にやや多く、尿路感染症は女性に多い傾向があります。高齢者や脱水しやすい人も注意が必要です。
症状
- 突然の激しい脇腹の痛みで動けない
- 血尿が大量に出ている
- 高熱(38℃以上)と悪寒がある
- 吐き気や嘔吐がひどく水分が取れない
- 意識がぼんやりする
- ⚠痛みが数時間続く、または悪化する
- ⚠排尿時に強い痛みがある
- ⚠尿の色が赤い・濁っている
- ⚠発熱がある(37.5℃以上)
- ⚠腹部や背中にも痛みが広がる
一般的な症状
- 片側または両側の脇腹の痛み(鈍い痛みや鋭い痛み)
- 痛みが波のように強くなったり弱くなったりする(疝痛)
- 排尿時の痛みや違和感
- 尿の色の変化(赤っぽい、濁っている)
- 発熱や悪寒を伴うことがある
- 吐き気や嘔吐
子供の症状
- 機嫌が悪い、ぐずる
- 理由なく泣く
- 食欲がない
- おしっこの回数が少ない、または痛がる
- 熱がある
高齢者の症状
- 痛みの感覚が弱く、はっきりしないことがある
- 食欲不振やだるさが主な症状の場合がある
- 尿路感染症による混乱や認知機能の低下(特に高齢者)
- 発熱が軽度であることもある
原因
主な原因
- 腎臓結石(尿中の固まった物質が腎臓や尿管に詰まる)
- 尿路感染症(膀胱炎や腎盂腎炎)
- 筋肉の緊張やけが(急な動きや重いものを持った後)
- 腎臓の病気(水腎症、腎のう胞など)
- 帯状疱疹(脇腹に痛みと発疹が出ることがある)
- 膵臓や胆のうの問題(左側または右側の痛み)
リスク要因
- 水分摂取が少ない
- 塩分や動物性たんぱく質の摂り過ぎ
- 尿路感染症の既往
- 腎臓結石の家族歴
- 長時間同じ姿勢でいる(デスクワークなど)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状がある場合はすぐに119番に連絡する
- 激しい痛みで夜も眠れない
- 発熱と痛みが一緒にある
- 排尿がまったくできない
定期受診を予約すべき場合:
- 痛みが続く(数日以上)
- 痛みが繰り返し起こる
- 尿の色や回数に変化がある
- 痛み以外に違和感がある場合も受診を検討する
診断
医師が問診と身体診察を行った後、必要に応じて検査をします。
行われる可能性のある検査
- 尿検査(感染や血尿の有無を調べる)
- 血液検査(腎機能や炎症の程度を調べる)
- 超音波検査(エコー)で腎臓や尿路の状態を見る
- CT検査(結石や腫瘍の有無を詳しく調べる)
診察で予想されること
診察では、痛みの場所、性質、持続時間、排尿の様子などを聞かれます。検査は負担の少ないものから行います。結果が出るまでに数時間から数日かかることもあります。
治療
治療は原因によって異なります。軽い場合は自然に治ることもありますが、医師の指示に従うことが大切です。
自宅でのセルフケア
- 安静にする(無理に動かない)
- 十分な水分を摂る(1日1.5~2リットルを目安に)
- 温める(湯たんぽやホットパックを痛む場所にあてる)
- 市販の鎮痛薬を使用する場合も、医師に相談してからにする
医療治療
原因に応じて、抗生物質や痛みを和らげる薬、結石を排出しやすくする薬などが処方されることがあります。いずれも医師の判断で使用します。
手術が検討される場合
大きな腎臓結石や腎臓の病気によっては、手術や体外衝撃波で結石を砕く治療が必要になる場合があります。
この病気と共に生きる
痛みが落ち着いたら、普段通りの生活に戻れます。ただし、再発を防ぐために水分をこまめに摂り、長時間の同じ姿勢を避けましょう。
生活習慣のアドバイス
- 毎日十分な水分を摂る(特に夏場や運動後)
- 塩分や動物性脂肪の多い食事を控える
- 尿を我慢しない
- 適度な運動を習慣にする
食事と運動
バランスの良い食事と、ウォーキングなどの軽い運動がおすすめです。結石の予防には、シュウ酸を多く含む食品(ほうれん草、ナッツ類など)の摂り過ぎに注意しましょう。
精神的健康と心の健康
慢性的な痛みや再発の不安はストレスになります。気分が落ち込んだり、眠れないときは、医師やカウンセラーに相談してください。
予防
完全には予防できませんが、規則正しい生活習慣と適切な水分摂取でリスクを減らせます。
検診プログラム
定期的な健康診断で尿検査や血液検査を受けると、早期発見につながります。
合併症
治療しない場合
- 腎盂腎炎から敗血症(血液中に細菌が広がる重い感染症)になるリスク
- 腎臓結石が大きくなり、腎臓の機能が低下する
- 慢性腎臓病へ進行する可能性
長期的な見通し
多くの場合、適切な治療で回復します。再発を防ぐためにも、生活習慣の見直しと定期的なフォローアップが大切です。必ず医師の指導を仰いでください。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月31日
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