palpitations that worsens lying down
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
動悸(心臓がドキドキしたり、バクバクしたりする感じ)が、横になると(寝た状態や座った状態で)ひどくなることを言います。横になることで症状が強く出るため、睡眠や休息に支障をきたすことがあります。
重要な事実
- 動悸は多くの人が経験する一般的な症状ですが、横になると悪化する場合は注意が必要な場合があります。
- 原因としては、心臓の不整脈(心臓のリズムが乱れること)や、胃の不調、妊娠、貧血などが考えられます。
- 横になることで血の巡りが変わり、心臓に負担がかかることがあります。
多くの人が一度は経験する症状ですが、横になると悪化するケースは比較的まれです。しかし、決して珍しいことではありません。
あらゆる年齢層で起こり得ますが、特に心臓や肺に持病がある方、妊娠中の方、肥満気味の方に多く見られます。
症状
- 突然の激しい胸の痛みや圧迫感がある
- 意識を失った、または失いそうになった
- 呼吸が非常に苦しい、または止まっているように見える
- 激しいめまいやふらつきで立っていられない
- ⚠動悸が続き、横になっても改善しない
- ⚠胸の痛みや不快感が30分以上続く
- ⚠冷や汗、吐き気、嘔吐を伴う
- ⚠動悸に加えて、息切れやむくみが出てきた
一般的な症状
- 横になると心臓がドキドキ、バクバク、または脈が飛ぶように感じる
- 胸が締め付けられる、または痛みがある
- 息苦しさ、呼吸がしにくい
- めまい、立ちくらみ
- 疲労感、だるさ
子供の症状
- 特に乳幼児では、動悸を言葉で表現できないため、機嫌が悪い、ぐずる、顔色が悪い、呼吸が速いなどのサインに注意が必要です。
- 年長児では、「心臓がドキドキする」「胸が痛い」と話すことがあります。
高齢者の症状
- 高齢者では、動悸に加えて、ふらつきや転倒のリスクが高まることがあります。
- すでに心臓の病気(不整脈、心不全など)がある場合は、症状が悪化する可能性があります。
原因
主な原因
- 不整脈(心房細動、期外収縮など):心臓のリズムが乱れることで、動悸が起こる
- 心不全:心臓のポンプ機能が低下し、血液の循環が悪くなる
- 貧血:血液中の赤血球が不足し、心臓が速く拍動する
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など):甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、心拍数が上がる
- ストレスや不安、パニック発作
- カフェインやアルコールの過剰摂取
- 妊娠:ホルモンの変化や循環血液量の増加
- 肥満:心臓に負担がかかる
リスク要因
- 心臓病の既往歴
- 睡眠時無呼吸症候群
- 過度のストレスや不安
- 喫煙や大量の飲酒
- 加齢(特に60歳以上)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状に当てはまる場合は、すぐに救急車(119番)を呼んでください。
- 動悸が突然始まり、激しい胸の痛みや呼吸困難を伴う場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
定期受診を予約すべき場合:
- 横になると動悸が気になり、日常生活や睡眠に支障が出ている
- 動悸の頻度が増えたり、長く続いたりする
- めまいやふらつきが伴う
- 心臓や肺の病気を指摘されたことがある方
診断
医師があなたの症状や健康状態について詳しくお聞きし、必要な検査を行います。問診の後、聴診器で心臓の音を聞いたり、血圧や脈拍を測定します。
行われる可能性のある検査
- 心電図検査(ECG):心臓の電気的な活動を記録し、不整脈や心筋の異常を調べます。
- ホルター心電図:24時間以上の心電図を記録し、日常生活での心臓の動きをチェックします。
- 心臓超音波検査(エコー):心臓の構造や動きを画像で確認します。
- 血液検査:貧血や甲状腺機能の異常、炎症の有無を調べます。
- 胸部X線:心臓や肺の状態を確認します。
診察で予想されること
検査は通常痛みはなく、外来で行われます。結果説明は後日となることが多いですが、緊急性がある場合はすぐに説明があります。不安なことは遠慮なく医師や看護師に質問しましょう。
治療
治療は原因によって異なります。原因がはっきりしない場合や軽度の場合は、生活習慣の改善や経過観察で済むこともあります。医師の指示に従って治療を進めることが大切です。
自宅でのセルフケア
- 横になると動悸がする場合は、上半身を少し高くして寝る(枕を高くするなど)
- カフェイン(コーヒー、紅茶、エナジードリンク)やアルコールを控える
- ストレスをためないようにリラックスする時間を作る
- 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとる
- 禁煙する
医療治療
原因に応じて、医師が適切な治療法を提案します。例えば、不整脈に対しては薬物療法(抗不整脈薬)やカテーテルアブレーション(心臓の異常な電気信号の通り道を焼灼する治療)が行われることがあります。心不全に対しては、薬物療法(利尿薬や血管拡張薬など)や生活指導が行われます。甲状腺機能亢進症には、甲状腺ホルモンの分泌を抑える薬や放射性ヨウ素治療、手術などがあります。
手術が検討される場合
手術が必要となるケースはまれですが、例えば、心臓の構造的な問題(弁膜症など)や、薬物治療で効果が不十分な不整脈に対して、外科的治療が行われることがあります。
この病気と共に生きる
横になる動悸に悩まされている場合は、睡眠の姿勢を工夫したり、症状が出そうなときは無理に横にならず、少し休むなどの対処をしましょう。症状を記録しておくと、医師との相談に役立ちます。
生活習慣のアドバイス
- 毎日決まった時間に起き、寝る前にリラックスする習慣をつける
- 激しい運動は避け、ウォーキングなどの軽い運動を定期的に行う
- 体重管理に気をつける
- ストレス解消法を見つける(趣味、深呼吸、ヨガなど)
- 十分な水分補給を心がける(ただし、心不全の場合は医師の指示に従う)
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、塩分や脂質の摂りすぎに注意しましょう。特に高血圧や心不全がある場合は、減塩が重要です。運動は医師と相談の上、無理のない範囲で行ってください。
精神的健康と心の健康
動悸は不安を引き起こしやすく、症状が続くと「また起きたらどうしよう」という恐怖感が強くなることがあります。これがさらにストレスとなり、症状を悪化させる悪循環に陥ることもあります。心理的なサポートが必要な場合は、医療機関や相談機関を利用しましょう。
予防
すべての動悸を予防することはできませんが、健康的な生活習慣を保つことでリスクを減らせる可能性があります。特に、血圧や血糖の管理、適度な運動、ストレス管理が重要です。
ワクチン
この症状に直接関係するワクチンはありませんが、インフルエンザなどの感染症予防は心臓に負担をかけないために役立ちます。
検診プログラム
定期健康診断で心電図や血圧測定を受けることは、早期発見につながります。特に家族に心臓病の人がいる場合や、上記のリスク因子がある場合は、定期的なチェックが推奨されます。
合併症
治療しない場合
- 重症の不整脈が続くと、心不全や脳梗塞(脳卒中)のリスクが高まります。
- 動悸の原因となっている心臓病が進行し、日常生活に支障をきたすようになることがあります。
- 長引く症状で睡眠不足や慢性的な疲労、うつ状態になる可能性があります。
長期的な見通し
多くの場合、原因を特定し適切な治療や生活改善を行うことで症状は改善します。命に関わることはまれですが、放置すると重篤な合併症を招く可能性もあるため、気になる症状があれば早めに医師に相談することが大切です。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月22日
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