Faecal elastase
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
便中エラスターゼ(便中膵エラスターゼ)は、膵臓(すいぞう)がちゃんと働いているかを調べるための検査です。エラスターゼという酵素(こうそ)は膵臓から作られ、食べ物の消化を助けます。便(うんち)の中のエラスターゼの量が少ないと、膵臓の働きが弱っている可能性があります。この状態を「膵外分泌機能不全(すいがいぶんぴつきのうふぜん)」といいます。
重要な事実
- 便中エラスターゼ検査は、膵臓が消化酵素を十分に作れているかを調べる簡単な検査です。
- この検査は痛みがなく、ごく普通の便のサンプルを使います。
- 低い値は、慢性膵炎や嚢胞性線維症など、膵臓の病気のサインかもしれません。
- 治療には、足りない消化酵素を補う薬(消化酵素補充療法)が使われます。決まった薬の名前はここでは書きません。
便中エラスターゼが低くなる状態(膵外分泌機能不全)は、それほどまれではありません。特に慢性膵炎(まんせいすいえん)の患者さんでは多く見られます。
主に膵臓に障害がある人に影響します。例えば、長期間アルコールを多く飲む人、膵炎を繰り返す人、嚢胞性線維症の人、糖尿病の人、膵臓がんの人などに多く見られます。年齢では中年以降に多いですが、子どもの場合は嚢胞性線維症が原因となることがあります。