Transferrin saturation
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
トランスフェリン飽和度(トランスフェリンほうわど)は、血液中の鉄の運び役であるトランスフェリンというタンパク質に、どれだけの鉄がくっついているかを示す数値です。この値が低いと鉄不足が、高いと鉄がたまりすぎている可能性があります。貧血や鉄過剰症の診断に役立つ検査値です。
重要な事実
- トランスフェリン飽和度は、血液検査で簡単に測れます。
- この値だけでは病気は診断できず、他の鉄関連検査(血清鉄、フェリチンなど)と一緒に評価します。
- 低い値は鉄欠乏性貧血、高い値はヘモクロマトーシス(鉄過剰症)などの可能性を示します。
トランスフェリン飽和度の異常は、貧血や鉄代謝の病気を調べる際によく見られる検査値です。特に鉄欠乏性貧血はとても一般的で、世界で最も多い栄養障害の一つです。
月経のある女性、成長期の子どもや青少年、頻回に献血をする人、鉄分の吸収に影響する胃腸の病気がある人に、低い値がよく見られます。高い値は、遺伝性のヘモクロマトーシスを持つ人(特に北欧系の人)に多いですが、日本では比較的まれです。