DEXA scan patient guide
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
DEXAスキャン(骨密度検査)とは、骨の強さ(骨密度)を測るための特別なX線検査です。痛みがなく、短時間で終わります。この検査で骨粗しょう症(骨がもろくなる病気)の診断や骨折のリスクを調べます。
重要な事実
- DEXAスキャンは放射線の量がとても少なく安全です
- 検査時間は約10~15分で、横になっているだけです
- 骨密度の結果は「Tスコア」という数値で示され、医師が判定します
日本では、特に50歳以上の女性や高齢者の方によく行われる検査です。骨粗しょう症の早期発見に役立っています。
主に閉経後の女性や高齢男性、骨折のリスクが高いと医師が判断した方に行われます。また、特定の病気や薬の影響で骨が弱くなりやすい方も対象になります。
症状
- 転倒や事故の後、強い痛みで動けない場合
- 骨折が疑われる場合(骨が変形している、腫れがひどい)
- ⚠骨折したかもしれないが、なんとか動ける場合
- ⚠腰や背中の痛みが急に悪化した場合
一般的な症状
- 骨密度が低下しても初期には自覚症状がほとんどありません
- 進行すると、背中や腰の痛みが出ることがあります
- 身長が縮んだり、猫背になることもあります
子供の症状
- 子どもの骨密度低下は非常にまれですが、成長障害や特定の病気が原因となることがあります
高齢者の症状
- 高齢者では、軽い転倒でも骨折しやすくなります
- 背中や腰の慢性的な痛み、身長の減少が目立つ場合があります
原因
主な原因
- 加齢により骨の新陳代謝が衰えること
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少(閉経後)
- カルシウムやビタミンDの不足
リスク要因
- 閉経後の女性
- やせ型の体形
- 家族(親など)に骨粗しょう症の人がいる
- 喫煙や過度の飲酒
- ステロイド薬などの長期使用
- 運動不足や日光を浴びる機会の減少
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 転倒や事故で強い痛みがあり、骨折が疑われるときはすぐに救急(119番)を受けてください
- 腰や背中に急な激痛がある場合
定期受診を予約すべき場合:
- 50歳以上の方、特に閉経後の女性は一度骨密度検査を受けることを検討しましょう
- 骨折のリスクが高いと医師に言われた方は定期的に検査を受けてください
診断
骨密度はDEXAスキャンという特別なX線検査で測定します。この検査は厚生労働省も骨粗しょう症の診断基準として推奨しています。
行われる可能性のある検査
- DEXAスキャン(腰椎と大腿骨の骨密度を測ります)
- 血液検査(ビタミンDやカルシウムの値、腎機能など)
- 尿検査(骨の代謝状態を調べる)
診察で予想されること
検査着に着替え、専用のベッドに横になります。機械が腰や太ももの上をゆっくり動き、X線で骨を測ります。痛みもなく、検査中はじっとしているだけで10~15分で終わります。結果は数日後に医師から説明があります。
治療
骨密度が低いと診断された場合、医師はあなたの状態に合った治療を提案します。治療の目的は骨折を防ぎ、骨の強さを保つことです。
自宅でのセルフケア
- カルシウムとビタミンDを多く含む食品(牛乳、小魚、緑黄色野菜など)を毎日とる
- 適度な運動(ウォーキングや筋トレ)で骨を刺激する
- 転倒を予防するため、家の中の段差をなくし、手すりをつける
医療治療
医師は生活習慣の改善に加え、骨の吸収を抑えたり形成を促す薬を処方することがあります。具体的な薬の種類や服用期間は医師の指示に従ってください。自己判断で服用をやめないでください。
手術が検討される場合
骨折してしまった場合、手術が必要になることがあります。例えば、太ももの付け根の骨折では、骨を固定する手術や人工関節への置き換えが行われることがあります。
この病気と共に生きる
普段から転倒に注意し、バランスの良い食事と適度な運動を続けることが大切です。無理のない範囲で活動しましょう。
生活習慣のアドバイス
- 禁煙する
- お酒は適量(日本酒1合程度まで)にする
- 十分な日光浴(1日15分程度)でビタミンDを作る
食事と運動
牛乳、ヨーグルト、小魚、豆腐、ほうれんそうなどのカルシウム豊富な食品を積極的にとりましょう。運動はウォーキングや軽い筋トレがおすすめです。激しい運動は避け、医師に相談してから始めてください。
精神的健康と心の健康
骨折や将来の不安を感じることもあるかもしれませんが、適切な治療と生活習慣で多くの骨折は予防できます。気分が落ち込んだら、医師や家族に相談してください。
予防
骨粗しょう症を完全に防ぐことはできませんが、若い頃からバランスの良い食事、適度な運動、禁煙・節酒を心がけることでリスクを減らせます。
ワクチン
この病気に対する予防接種はありませんが、骨折リスクを高めるインフルエンザや肺炎などの感染症予防は間接的に役立ちます。
検診プログラム
厚生労働省は、65歳以上の女性を対象に骨密度検査の機会を推奨しています。リスクの高い方は50歳からでも医師に相談するとよいでしょう。
合併症
治療しない場合
- 軽い転倒でも骨折しやすくなる
- 特に大腿骨や背骨の骨折で寝たきりになるリスク
- 身長低下や慢性的な痛みによる生活の質の低下
長期的な見通し
早期に見つけて適切な治療と生活習慣の改善を行えば、ほとんどの方は骨折を防ぐことができます。あきらめずに、医師と一緒に骨の健康を守っていきましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月19日
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