妊娠を防ぎたい方へ:避妊(ひにん)の基礎知識
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
妊娠を防ぐ(避妊)とは、子どもを産む準備ができるまで、望まない妊娠を避けるために、性行為の前後に何らかの方法を使うことです。避妊には多くの種類があり、からだの状態や生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
重要な事実
- 避妊の方法には、コンドーム、低用量経口避妊薬、子宮内避妊器具(IUD)、皮下インプラントなどがあります。
- 正しい使い方と毎回の継続が、妊娠予防には最も重要です。
- 緊急避妊は、避妊に失敗した後のための補助的な方法で、日常的な避妊法ではありません。
はい。生涯のうちに、ほとんどの女性が何らかの避妊方法を経験します。日本でも、未婚・既婚を問わず、多くの人が避妊を利用しています。
妊娠する可能性があるすべての人と、そのパートナーに関係があります。年齢や健康状態、ライフプランによって、適した方法は変わります。また、女性だけでなく、男性もコンドームなどで妊娠予防に関わることができます。
症状
- 急に激しい下腹部痛が続く
- 胸の痛みや息苦しさがある
- 意識がもうろうとする、またはけいれんが起きる
- ⚠今の避妊方法が合わず、早めに相談したい
- ⚠コンドームが破れた、避妊に失敗したかもしれない
- ⚠妊娠しているかもしれないので、これからのことを相談したい
一般的な症状
- 生理が妊娠前に比べて遅れている(妊娠の可能性があります)
- 避妊に失敗した可能性がある(コンドームの破れ、飲み忘れなど)
- 避妊方法による副作用がつらい(吐き気、頭痛、気分の落ち込みなど)
原因
主な原因
- 避妊をせずに性行為をした
- 避妊方法を正しく使わなかった(飲み忘れ、コンドームの誤用など)
- 避妊方法が自分に合わず、使用をやめてしまった
リスク要因
- 若い年齢で避妊についての情報が少ない
- 避妊用品を入手しにくい環境にある
- パートナーが避妊に協力的でない
- 飲酒や薬の影響で判断力が低下する
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 避妊に失敗した可能性があり、緊急避妊について早めに相談したい(なるべく24時間以内)
- 妊娠したかもしれないが、どうしたらいいかわからない
定期受診を予約すべき場合:
- 避妊方法を選ぶために、産婦人科を受診したい
- 定期的に避妊方法の見直しをしたい(年に1回など)
- 避妊方法に疑問や不安がある
診断
妊娠を防ぐためには、まず自分が妊娠しているかどうかを知ることが大切です。妊娠の診断は、尿を使う妊娠検査薬と、医師の診察(超音波検査など)で行われます。また、避妊方法を選ぶ際には、健康状態や生活スタイルの聞き取りが行われます。
行われる可能性のある検査
- 妊娠検査薬(尿中のホルモンを調べます)
- 超音波検査(妊娠の確認や子宮の状態を調べます)
- 血圧測定や健康状態の確認(避妊方法によっては必要です)
診察で予想されること
産婦人科では、避妊相談のために内診をいつも行うわけではありません。話し合いを中心に、必要に応じて検査があります。リラックスして、気になることを素直に話してください。
治療
避妊には、毎回使う方法(コンドームなど)、長期間使う方法(低用量経口避妊薬、子宮内避妊器具、皮下インプラントなど)、そして避妊に失敗した時に使う緊急避妊があります。それぞれの特徴や副作用を理解し、自分に合った方法を選ぶことが治療(予防)の中心です。
自宅でのセルフケア
- コンドームを正しく使う(性行為の最初から最後まで、毎回)
- 避妊方法の説明書を読み、正しい使い方を身につける
- 基礎体温や生理の記録をつけて、自分のからだのリズムを知る
医療治療
医師が処方・実施する避妊方法には、ホルモンを含む薬を飲む方法、子宮の中に入れる器具、腕の皮下に埋める小さな器具などがあります。これらは医師の診察を受けて始める必要があります。また、避妊に失敗した場合の緊急避妊についても、医師が説明します。どの方法にも良い点と注意点があるため、医師と十分に話し合って選びましょう。
手術が検討される場合
将来子どもを望まないと確実に決めた場合、手術によって妊娠を防ぐ方法(卵管結紮)を選ぶこともできます。これは、卵子と精子が通る管を閉じる永久的な避妊法です。手術は元に戻すのが難しいため、よく考える必要があります。医師に相談してください。
この病気と共に生きる
避妊は一度始めたらそれで終わりではなく、日常生活の中で続けていくものです。パートナーと話し合い、お互いが納得する方法を選ぶことが、続けるためのコツです。
生活習慣のアドバイス
- スマホのアプリやアラームを活用して、飲み忘れを防ぐ
- 休日や旅行先でも、避妊に必要なものを準備しておく
- かかりつけの産婦人科をつくり、年に1回は相談する
食事と運動
バランスの良い食事と適度な運動は、からだの調子を整え、避妊の効果を発揮しやすくします。ホルモンを含む避妊法を使う場合は、喫煙が血栓(血の固まり)のリスクを高めるため、禁煙がすすめられます。
精神的健康と心の健康
望まない妊娠への不安や、パートナーとの避妊に関する意見の違いは、心の負担になることがあります。避妊は自分を大切にする選択です。一人で抱え込まず、産婦人科医やカウンセラー、信頼できる人に話しましょう。
予防
望まない妊娠は、適切な避妊方法を正しく使うことで、高い確率で防ぐことができます。ただし、100%確実な方法はありません。ためらわずに、最も効果が高く、自分が続けられる方法を選ぶことが大切です。
検診プログラム
避妊方法を長く使っている場合は、年に1回の婦人科検診(健康診査)がすすめられます。子宮頸がん検診に加えて、避妊方法の効果や健康状態を確認することができます。
合併症
治療しない場合
- 避妊をしない、または適切に使わないと、望まない妊娠につながることがあります。
- コンドームを使用しない場合、性感染症にかかるリスクが高まります。
- 予期しない妊娠は、体調の変化や経済的・精神的な負担をもたらすことがあります。
長期的な見通し
避妊方法はたくさんあり、近年はより効果的で使いやすい方法も増えています。自分に合った方法を見つけて続けられれば、望まない妊娠のリスクは大幅に減ります。あなたの人生の計画に合わせて、医療者と一緒に選んでいきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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