長く続くめまい(長引くめまい)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
めまいとは、自分や周りが回っているように感じる感覚、またはふらつく感覚です。長く続くめまいは、数週間から数か月以上にわたって続いたり、よく繰り返したりするものを指します。
重要な事実
- めまいの原因は、耳の奥(内耳)の問題であることが多いです。
- めまいの多くは命に関わりませんが、まれに脳や心臓の重い病気が隠れていることがあります。
- 原因を調べるためには、医師による診察と検査が必要です。
はい、めまいは多くの人が経験する一般的な症状で、とくに中高年で受診が多くなります。
どの年齢でも起こりますが、高齢者で多く、女性にやや多い傾向があります。また、ストレスや睡眠不足があると起こりやすくなります。
症状
- 突然の激しい頭痛とともにめまいがある
- 顔の片側が下がる、手や足に力が入らない
- 言葉がしゃべりにくい、相手の言葉が理解できない
- 視野が欠ける、物が二重に見える
- 意識がもうろうとする、呼びかけに反応しない
- ⚠めまいがひどく、立っていられない
- ⚠吐き気が激しく水分がとれない
- ⚠胸の痛みや動悸がある
- ⚠高熱がある
- ⚠めまいが数日続く、またはだんだんひどくなる
一般的な症状
- 自分や周りがぐるぐる回るように感じる回転性めまい
- ふらついて歩きにくい浮動性めまい
- 立ち上がったとき目の前が暗くなる立ちくらみ
- 吐き気や嘔吐を伴うことがある
- 耳鳴りや難聴を伴うことがある
子供の症状
- 車酔いのように気持ち悪くなる
- ふらふらして転びやすい
- めまいをうまく説明できず、ぐずったり怖がったりする
高齢者の症状
- ふらつきによる転倒の危険が高まる
- 立ち上がり時にめまいがする
- 歩行のバランスが悪くなる
- 同時に頭痛や言語障害などがある場合は危険
原因
主な原因
- 耳の奥の異常(良性発作性頭位めまい症、メニエール病など)
- 脳や神経の病気(脳梗塞の前触れなど)
- 自律神経の乱れやストレス
- 貧血や低血圧
- 薬の副作用
リスク要因
- 高齢である
- ストレスや睡眠不足、疲労
- 耳の病気になったことがある
- 高血圧や糖尿病などの持病がある
- 長時間同じ姿勢でいる
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- めまいと一緒に、ろれつが回らない、手足のしびれがあるときはすぐに受診してください
- 激しい頭痛や胸の痛みがあるとき
- 意識が飛びそうなとき
定期受診を予約すべき場合:
- めまいが数日続く
- 日常生活に支障が出る
- 吐き気や耳鳴りを伴う
診断
医師が話をよく聞いて、神経や耳の診察を行います。必要に応じて、聴力検査や平衡機能検査などを行います。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状のきっかけやタイミングを聞きます)
- 神経学的診察(目の動きや手足の力、バランスを調べます)
- 聴力検査
- 血液検査
- 必要に応じて頭部のCTやMRI検査
診察で予想されること
特に危険な原因がないかを確認し、めまいのタイプに合わせた治療や生活のアドバイスが行われます。検査に時間がかかることもありますが、あせらず説明を受けましょう。
治療
長く続くめまいの治療は、原因に合わせて行われます。多くの場合、内耳の状態を整えたり、脳への血流を良くするためのリハビリや生活調整が中心になります。
自宅でのセルフケア
- 急に立ち上がらないようにする
- 十分な睡眠と休養をとる
- カフェインやアルコールを控える
- 転倒を防ぐため、部屋の環境を整える(段差をなくす、手すりをつけるなど)
- めまいが起きたら、安全な場所にすわり、姿勢を安定させる
医療治療
医師の診断に基づいて、めまいを和らげる薬や吐き気を抑える薬が処方されることがあります。また、前庭(耳の奥の平衡感覚)のリハビリテーション(前庭リハビリ)が行われることもあります。くわしくは担当の医師に相談してください。
手術が検討される場合
めまいの原因によっては、手術が検討されることがありますが、多くの場合は治療やリハビリで対応できるため、めったに必要ありません。
この病気と共に生きる
めまいが続くと不安が大きくなりますが、原因がはっきりしないうちは無理をせず、自分のペースで生活しましょう。めまい日記をつけると、医師に伝えるときに役立ちます。
生活習慣のアドバイス
- 毎日規則正しい睡眠を心がける
- ストレスをため込まないよう、リラックスする時間をつくる
- めまいの起きた時間や状況をメモしておく
- 一人で運転や高所での作業は避ける
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、塩分や糖分のとりすぎに注意しましょう。医師の許可があれば、ウォーキングなどの軽い運動も血流を良くし、めまいの改善に役立つことがあります。
精神的健康と心の健康
めまいが長く続くと、不安や気分の落ち込みを感じることがあります。うつや不安症がめまいを悪化させることもあるため、こころのつらさがある場合は、早めに医師に相談してください。
予防
めまいのすべてを予防することはできませんが、健康的な生活習慣を保つことで、一部のめまいを防げる可能性があります。急な体の動きを避け、転倒に注意することも大切です。
ワクチン
めまいを予防する特別なワクチンはありません。
検診プログラム
めまいを特定するための集団検診はありませんが、健康診断で貧血や生活習慣病を早期に発見することは役立ちます。
合併症
治療しない場合
- 転倒によるけが(骨折など)
- 不安やうつなどのこころの不調
- 仕事や家事など日常生活への支障
長期的な見通し
めまいの原因の多くは内耳や自律神経の乱れであり、適切な診断と治療を受けることで、ほとんどの場合、症状は改善します。脳や心臓の病気が原因でも、早く見つければ治療の選択肢が広がります。あきらめずに医療機関に相談しましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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