思いがけない妊娠(突然の妊娠)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
妊娠しているつもりではなかったのに、妊娠がわかった状態を指します。避妊をしていた場合でも、妊娠は起こり得ます。また、妊娠に気づくのが遅れて、数か月経ってから気づく「気づかない妊娠」もあります。
重要な事実
- 妊娠は、避妊をしていなくても、または避妊をしていても失敗した場合に起こることがあります。
- 妊娠の初期症状は人によって違うため、気づかないこともあります。
- 思いがけない妊娠でも、多くの選択肢と支援があります。
はい。日本でも、妊娠の約半数が計画していない、または望まない妊娠とも言われています。決して珍しいことではありません。
妊娠する可能性のあるすべての女性に起こり得ます。10代から40代まで、年齢やライフスタイルを問いません。
症状
- 妊娠中に、ナプキンが短時間で真っ赤になるほどの大量の出血がある
- おなかの激しい痛みで動けない
- めまいがして立ち上がれない、または意識がもうろうとする
- 肩がひどく痛む、または冷や汗が出る(子宮外妊娠の可能性があります)
- ⚠少量の茶色い出血や、軽い腹痛がある
- ⚠妊娠しているかどうかわからないが、不安がある
- ⚠つわりがひどく、水も飲めない
一般的な症状
- 生理が遅れる、または来ない
- 乳房の張りや痛み
- 吐き気・つわり
- 疲れやすくなる
- 尿が近くなる
- 気分が不安定になる
子供の症状
- このテーマは妊娠に関する内容のため、子どもには当てはまりません。
高齢者の症状
- 閉経前後の女性は、まだ妊娠する可能性があります。閉経後に妊娠することはありません。
原因
主な原因
- 避妊せずに性交渉をした
- 避妊方法(コンドームやピルなど)を正しく使えなかった、または失敗した
- 避妊をしていても、100%防げるわけではない
リスク要因
- 避妊に頼っていない
- 避妊方法の使い方を間違えている
- 性暴力など、意図しない性行為
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 大量出血、激しい腹痛、意識の変化など、前述の緊急症状があるときは、すぐに119番で救急車を呼んでください。
定期受診を予約すべき場合:
- 妊娠の可能性があると気づいたら、できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。
- 市販の妊娠検査薬で陽性が出た場合は、受診して確認しましょう。
診断
病院での尿検査や血液検査で、妊娠の状態を確認します。その後、超音波検査(エコー)で子宮の中の状態や妊娠週数を調べます。
行われる可能性のある検査
- 血液検査
- 超音波検査(エコー)
診察で予想されること
問診では、最終の生理の時期、これまでの妊娠・出産歴、服薬している薬などを聞かれます。内診や超音波検査を行うこともあります。恥ずかしいと思うかもしれませんが、あなたの健康を守るために必要な検査です。
治療
妊娠が確認された後の「治療」は、妊娠を継続するかどうかを含めて、あなたの意思と体の状態を踏まえて決まります。医師や助産師、カウンセラーと一緒に、あなたにとって最善の選択肢を考えていきます。
自宅でのセルフケア
- 葉酸を含むバランスの良い食事を心がける
- お酒やタバコは控える(できればやめる)
- 妊娠中に使って良い薬を、医師や薬剤師に確認する
- 十分な休息をとる
医療治療
つわりや腰痛などのつらい症状には、生活の工夫や安全な薬で対応することもあります。人工妊娠中絶を選ぶ場合も、日本の法律で定められた条件と期間の中で、安全に受けることができます。詳しい選択肢については産婦人科医に相談してください。
手術が検討される場合
子宮外妊娠(受精卵が子宮の外に着床する状態)や、流産のあとに組織が残っている場合などは、手術が必要になることがあります。
この病気と共に生きる
妊娠がわかると、からだは赤ちゃんを育てるためにゆっくりと変化していきます。つわりや眠気、気分の波などは、多くの人が経験するものです。困ったときは周りの人や医療者に頼りましょう。
生活習慣のアドバイス
- お酒、タバコ、違法薬物は避ける
- 医師から勧められた場合以外は、薬を自己判断で使わない
- ストレスをためすぎないように、息抜きの時間を作る
- カフェインを控えめにし、水分をこまめにとる
食事と運動
特別な食事制限はありませんが、葉酸を含む野菜や果物、鉄分を含む食品を意識するとよいでしょう。運動は、妊婦健診で問題がなければ、さんぽや体操などの軽いものから始められます。
精神的健康と心の健康
望んだ妊娠でも、望まない妊娠でも、心が不安定になるのは自然なことです。嬉しい・悲しい・戸惑う、など、いろいろな気持ちがあって大丈夫。あなたの感情はどのようなものでも否定する必要はありません。
予防
避妊は、計画的に使えば妊娠を防ぐ確率が高くなります。ただし、どの避妊方法にも失敗の可能性があるため、100%確実な予防法はありません。
合併症
治療しない場合
- 妊娠に気づかず、お酒やタバコを続けてしまうと、赤ちゃんの発育に影響が出ることがあります
- つわりや異常出血などのトラブルに気づくのが遅れることがあります
- 子宮外妊娠などの場合、早く治療しないと腹腔内出血などの危険があります
長期的な見通し
どんな妊娠でも、早く気づいて適切なケアを受けられれば、ほとんどの場合、健康な経過が期待できます。思いがけない妊娠でも、あなたの選択を尊重しながら、支援してくれる医療者や相談機関があります。一人ではありません。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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