腎結石:どんな病気?受診のタイミング
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
腎結石は、尿の中のミネラルや老廃物が固まってできる石のようなものです。腰やわき腹に激しい痛みを起こすことがありますが、小さい石は痛みなく尿と一緒に出ることもあります。
重要な事実
- 結石は小さければ自然に排出されることがあります。
- 痛みは波のように強くなったり弱くなったりします。
- 水分不足が大きな原因の一つです。
日本でも比較的多い病気で、特に20〜40歳代の男性に多く見られます。
男性に多い傾向がありますが、女性もかかります。家族や親族に結石の人がいるとリスクが高くなるといわれています。
症状
- 動けないほどの激しい痛み
- 高熱と悪寒(ふるえ)がある
- 尿がまったく出ない
- このような症状がある場合は、すぐに119番に連絡してください
- ⚠尿に血が混じっている
- ⚠吐き気やおう吐が続く
- ⚠熱がある
- ⚠痛みが長く続く
一般的な症状
- 腰やわき腹の激しい痛み
- 血尿(尿に血が混じる)
- 吐き気・おう吐
- 痛みが背中や下腹部に響く
子供の症状
- 背中やおなかの痛みを訴える
- 血尿が出る
- 痛みで泣いたり機嫌が悪くなったりする
高齢者の症状
- 症状がはっきりしないことがある
- 尿がにごる、だるい、食欲がないなどの変化に注意
原因
主な原因
- 水分不足で尿が濃くなる
- 塩分や動物性たんぱく質のとりすぎ
- シュウ酸やカルシウムを含む食品を一度に大量に摂取する
リスク要因
- 水分をあまりとらない
- 家族に腎結石の人がいる
- 特定の病気や薬が影響することがある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 激しい痛みで日常生活ができない
- 発熱や吐き気がある
- 血尿がある
定期受診を予約すべき場合:
- 痛みが長く続くが我慢できる
- 以前に結石と診断され、再発が心配
- 健診で血尿を指摘された
診断
痛みの場所や程度を聞くとともに、おなかや腰の診察を行います。必要に応じて画像検査や尿検査で確認します。
行われる可能性のある検査
- CTや超音波(エコー)で結石の有無・大きさ・位置を確認
- 尿検査で血尿や感染の有無を確認
- 血液検査で腎臓の働きを確認
診察で予想されること
外来で検査を受けることがほとんどです。痛みが強い場合は、画像検査の前に痛みを和らげる対応が行われます。
治療
治療は結石の大きさや場所、症状によって決まります。小さな石は、水分を多めにとって自然に排出されるのを待つこともあります。
自宅でのセルフケア
- 1日2リットル以上を目安に水分を摂る
- 痛みがあるときは無理をせず、医師の指示に従って休む
- 尿が出にくいときは早めに受診する
医療治療
結石を溶かす薬、尿の流れをよくする薬、痛みを抑える薬を使うことがあります。また、体外から衝撃波を当てて結石を砕く方法や、尿路から内視鏡を入れて砕石する方法もあります。医師が症状や結石の状態に合わせて選びます。
手術が検討される場合
結石が大きい、または尿の流れを止めて腎臓に負担がかかっている場合、感染を伴う場合は手術が検討されます。
この病気と共に生きる
再発を防ぐためにも、水分補給を習慣にし、定期的に診察を受けることが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 運動中や入浴後はこまめに水分を補給する
- 長時間の水分制限をしない
- 痛みの出方や対処法を医師と話し合っておく
食事と運動
塩分を控えめにして、野菜中心のバランスの良い食事を心がけましょう。運動時は特に脱水に注意し、こまめに水分をとりましょう。
精神的健康と心の健康
突然の激しい痛みは不安や恐怖を感じさせます。痛みが続くと疲れやストレスがたまりやすいので、ひとりで抱えず家族や医療者に相談しましょう。
予防
水分補給と生活習慣の見直しで再発を防ぐことができます。厚生労働省の推奨も踏まえ、日ごろから十分な水分をとり、塩分のとりすぎに注意しましょう。
合併症
治療しない場合
- 尿の流れが止まり、腎臓に水がたまる水腎症を起こす
- 尿路感染症を起こしやすくなる
- 腎臓の働きが低下することがある
長期的な見通し
適切に受診して治療を続ければ、多くの場合は腎臓の働きを保ちながら日常生活に戻れます。再発も予防できるので、安心して医師と相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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