のどの検診(咽頭・喉頭)について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
のどの検診は、医師がのど(咽頭(いんとう)や喉頭(こうとう))の中を直接見て、がんやそのほかの病気のサインがないかを調べる検査です。早期に異常を見つけることで、治療の選択肢が広がります。
重要な事実
- のどの検診は耳鼻咽喉科(じびいんこうか)で受けられます。
- のどのがんは早期発見できれば治る可能性が高い病気です。
- たばこやお酒はのどのがんの代表的な危険因子です。
日本では、すべての人を対象にしたのどのがん検診は、まだ一般的ではありません。しかし、症状がある人やリスクの高い人には、医師が検診をすすめることがあります。
主に40歳以上の人に多く見られます。特に、たばこを吸う人やお酒をたくさん飲む人、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染している人は、リスクが高くなります。
症状
- 息をするとゼーゼー・ヒューヒューという音がする
- 息が苦しくて話せない
- のどから大量に出血する
- ⚠つばを飲むこともできないほどのどが痛い
- ⚠首のしこりが急に大きくなる
- ⚠声が急に出なくなった
一般的な症状
- 声がれが2週間以上続く
- のどに違和感や痛みが続く
- ものがのみ込みにくい
- のどにしこりを感じる
- 耳の痛みがある
子供の症状
- 子どもにはまれですが、声がれが長く続く場合は受診が必要です。
- いびきが大きい、呼吸のときに音がする場合も相談しましょう。
高齢者の症状
- 高齢者では、ものがのみ込みにくさや体重減少に気づくことがあります。
- 声がれや咳が長引く場合は、がん検診の対象になります。
原因
主な原因
- たばこを吸う
- お酒をたくさん飲む
- ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染
- 胃酸がのどに上がってくる逆流性食道炎
リスク要因
- 40歳以上である
- 男性である
- 食事の栄養バランスが悪い
- のどを使いすぎる仕事や生活
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 2週間以上続く声がれ
- のどに痛みや違和感があるのに長く治らない
- 首にしこりがある
- のみ込みにくさが続く
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断や人間ドックのついでにのどを見てもらいたい
- のどのがんが心配で、検査を受けたい
診断
まず医師がのどの状態を診ます。その後、細い内視鏡(カメラ)を鼻から入れて、のどの奥をくまなく観察する検査があります。
行われる可能性のある検査
- 視診・触診(ししん・しょくしん)
- 喉頭内視鏡検査(こうとうないしきょうけんさ)
- 組織を少し取って調べる生検(せいけん)
- CTやMRIなどの画像検査
診察で予想されること
のどの検査は、のどに麻酔のスプレーをしてから行うため、痛みはほとんどありません。数分で終わります。検査後は、しばらくのどに違和感があることがありますが、すぐに落ち着きます。
治療
もし異常が見つかった場合は、その種類や進行度に合わせて治療方法が決まります。のどのがんには、手術、放射線治療、薬物療法などがあります。
自宅でのセルフケア
- たばこをやめる
- お酒を控える
- 声を休める
- のどにやさしい食事をとる
医療治療
のどのがんの治療には、がんを取り除く手術、放射線を当てる治療、抗がん剤などの薬を使う治療があります。これらの治療を組み合わせることもあります。治療の内容は、がんの大きさや場所、進行度などによって医師が提案します。
手術が検討される場合
早期のがんであれば、口や内視鏡を使ってがんだけを取り除く手術が行われることがあります。進行している場合は、のどを大きく切除する手術が必要になることもあります。
この病気と共に生きる
治療後も、定期的にのどを診てもらうことが大切です。声の出し方やのみ込みに問題がある場合は、リハビリテーションを受けることもできます。
生活習慣のアドバイス
- 禁煙を続ける
- 飲酒量を減らす
- 口の中を清潔に保つ
- のどに違和感があれば放置しない
食事と運動
バランスのよい食事と適度な運動で体力を維持しましょう。治療中は、食べやすいものや飲み込みやすいものを選ぶとよいでしょう。
精神的健康と心の健康
がんの検査や治療は不安が大きいものです。一人で悩まず、家族や友人、医療者に気持ちを伝えましょう。
予防
完全に予防することはできませんが、たばこを吸わない、お酒を飲みすぎないなど、リスクを減らすことで予防につながります。
ワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン接種は、中咽頭がんの一部を予防する効果があるとされています。接種については医師に相談しましょう。
検診プログラム
症状がない人でも、のどを健康診断で見てもらうことは有用です。特にリスクが高い人は、定期的に耳鼻咽喉科で検診を受けましょう。
合併症
治療しない場合
- がんが大きくなって周りの組織に広がる
- 声やのみ込みの機能が損なわれる
- 体のほかの場所に転移する可能性がある
長期的な見通し
のどのがんは、早期に発見できれば治る可能性が高い病気です。治療はつらいこともありますが、医師や医療チームが一緒に治療を進めてくれます。定期的な検診で安心につなげましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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