ワクチンの副反応が出たときの過ごし方
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ワクチンを接種すると、体が免疫(えき)を作る過程で、発熱やだるさなどが起こることがあります。これを副反応(そくはんのう)と呼びます。多くの場合、数日以内に自然に改善する一時的な反応です。
重要な事実
- 副反応は、体が免疫を作るために起こる正常な反応です。
- 多くの副反応は1〜2日でおさまります。
- 副反応を心配してワクチンを避けるよりも、感染症の重症化を防ぐメリットのほうが大きいです。
はい、かなり一般的です。特に発熱や接種部位の痛みは、多くの人にみられることがあります。
ワクチンの種類や個人差によって異なりますが、年齢を問わず誰にでも起こる可能性があります。若い人のほうが免疫が活発で、副反応が出やすいと言われることもあります。
症状
- 息苦しさ
- 喉の詰まりや声のかすれ
- 顔や唇の腫れ
- 全身に広がるじんましん
- 意識がもうろうとする
- けいれん
- 脈が速くなる、または脈が乱れる
- ⚠高熱が続く(目安として初日〜2日以上続く場合)
- ⚠ひどい頭痛が続く
- ⚠首が硬く動かしにくい
- ⚠体の一部に力が入らない、動かしにくい
- ⚠接種部位の腫れや痛みが時間がたつにつれてひどくなる
一般的な症状
- 倦怠感(だるさ)
- 筋肉痛・関節痛
- 接種した腕の痛みや腫れ
- 嘔気(吐き気)
子供の症状
- 接種部位の痛み
- ぐずる、機嫌が悪くなる
- 眠くなる
- 軽い下痢
高齢者の症状
- 発熱や倦怠感(だるさ)が出ることがある
- 接種部位の腫れや痛み
- 症状は通常短期間で回復する
原因
主な原因
- 副反応は、ワクチンが体に『異物が来た』と認識させ、免疫を作る過程で起こります。
- 感染症にかかったときの重症化を防ぐための自然な反応で、ワクチンが原因で病気になるわけではありません。
リスク要因
- 接種前の体調(疲れ、睡眠不足など)
- 過去にワクチン副反応が出たことがある
- アレルギー体質(ただし、多くの人では大きな問題にならない)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息苦しさや意識の変化など、重度の症状が現れたらすぐに救急の連絡・受診が必要です。
- 高熱、ひどい頭痛、首のこわばりがある場合も、同日中の受診をためらわずに。
定期受診を予約すべき場合:
- 副反応の症状が気になるときは、かかりつけ医や接種を行った医療機関に電話で相談してみましょう。
- 接種後の症状を記録しておくと、受診時に医師へ伝えやすくなります。
診断
副反応かどうかは医師の診察で判断されます。症状の経過と予防接種をしたことを伝え、必要に応じて体の状態を調べます。
行われる可能性のある検査
- 体温測定
- 血圧・脈拍の確認
- 必要に応じて血液検査
診察で予想されること
診察では、いつからどんな症状が出たのか、今の体調を詳しく聞かれます。重症度を確認し、多くの場合は安静や生活の工夫などのアドバイスを受けて、自宅で経過を見ることになります。
治療
副反応の治療は、症状をやわらげるための対症療法(つらさを軽くする方法)が中心です。多くの場合は安静と水分補給で十分です。
自宅でのセルフケア
- 十分に休息をとり、ゆっくり過ごす
- 水分をこまめに取る
- 部屋を涼しくして、汗をかいたら着替える
- 接種した腕の痛みには、タオルに包んだ保冷剤で冷やす
- 発熱時は体を冷ましすぎないようにし、楽な服装で過ごす
- 睡眠をしっかりとり、体を休める
医療治療
症状がつらいときは、自己判断で薬を使わずに、医師または薬剤師に相談してください。症状に合わせて適切な対処法や治療を提案してもらえます。まれにアナフィラキシーなど重い反応がある場合は、医療機関で速やかな治療が行われます。
この病気と共に生きる
接種後24〜48時間は、普段よりゆっくり過ごすことが大切です。仕事や家事の負担を軽くし、無理をしないようにしましょう。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠を取る
- 栄養バランスのよい食事を心がける
- 適度に軽いストレッチなどで体を動かす(激しい運動は避ける)
- 接種した腕を動かすとこわばりが軽くなりやすい
- 気温に合わせて衣服を調節する
食事と運動
普通の食事でかまいませんが、食欲がないときは無理せず、水分や消化の良いものを少量ずつ取りましょう。激しい運動や長距離の移動は避け、ウォーキング程度の軽い活動にしておくのが安心です。
精神的健康と心の健康
副反応の症状が続くと不安になることがありますが、数日でおさまることがほとんどです。つらいときは、家族や友人に話したり、かかりつけ医に相談すると気持ちが楽になります。
予防
副反応そのものを完全に予防することはできませんが、接種前日からしっかり休息を取り、体調を整えておくことで、副反応が出ても回復しやすくなります。接種後は水分補給と休息を心がけましょう。
ワクチン
ワクチン接種は、感染症そのものを防いだり、かかった場合でも重症化を防いだりする大切な方法です。副反応を心配することは自然ですが、重症化リスクと比べると、ワクチンの利益がはるかに大きいとされています。
検診プログラム
特に定期的な検診は必要ありませんが、副反応が続く場合は受診の目安になります。
合併症
治療しない場合
- ごくまれに、重い副反応(アナフィラキシーなど)を放置すると命にかかわることがあります。
- 通常の副反応を放置しても、主な合併症はほとんどありません。
長期的な見通し
ワクチン接種による副反応は一時的で、多くの場合は数日で回復します。接種を受けたことで、感染症にかかった場合の入院や重症化を防ぐ効果が期待できます。安心して過ごせるよう、心配な点は早めに医療機関に相談してください。
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- 厚生労働省 ワクチンに関する情報 ↗ · 日本
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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