白内障手術の日
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
白内障手術の日とは、濁った水晶体(カメラのレンズのような部分)を取り除き、新しい人工のレンズを入れる手術が行われる日のことです。手術は通常、日帰りで行われ、数十分で終わります。
重要な事実
- 手術自体は通常20~30分程度で終わります。
- ほとんどの場合、日帰り手術(その日のうちに帰宅できる)です。
- 手術前に点眼麻酔(目に麻酔の薬をさす)をするため、痛みはほとんどありません。
はい、白内障手術は日本で最も多く行われる手術のひとつで、年間100万件以上実施されています。
主に加齢により水晶体が濁る高齢者に多く見られますが、糖尿病やステロイド薬の使用、けがなどが原因で若い人にも起こることがあります。
症状
- 手術後、急に激しい目の痛みが現れた
- 視力が急に低下したり、見えなくなった
- 目が異常に赤く腫れたり、出血が止まらない
- ⚠手術後、ずっと強い痛みが続く
- ⚠吐き気やめまいがひどい
- ⚠目の前に突然、多くの飛蚊(小さな虫のようなもの)が見えるようになった
一般的な症状
- 手術当日は目がかすむ、涙が出る、まぶしい感じがある
- 手術後数時間は視界がぼやけることがある(麻酔や薬の影響)
- 軽い違和感や異物感(ゴロゴロする感じ)があることがある
子供の症状
- 子どもは手術後、目をこすらないように注意が必要
- 痛みをうまく伝えられないため、不機嫌や泣き方の変化に注意する
高齢者の症状
- 高齢者は転倒防止のため、手術直後は歩行に注意が必要
- 目のかすみが強く出ることがあるが、通常は翌日には改善する
原因
主な原因
- 加齢による水晶体の老化
- 糖尿病などの病気の影響
- 目のけがや炎症の後
- 紫外線の過剰な浴び方
- ステロイド薬の長期使用
リスク要因
- 65歳以上の高齢
- 家族に白内障の人がいる
- 糖尿病を患っている
- ステロイド薬を長期間使っている
- 紫外線を多く浴びる環境
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 手術当日に上記の緊急症状が出た場合は、すぐに119番(救急)に連絡してください
- 手術後に予定外の強い痛みや見え方の変化がある場合は、すぐに手術を受けた医療機関に連絡する
定期受診を予約すべき場合:
- 白内障と診断され手術が決まったら、手術前の検査や指示に従って当日を迎える
- 手術後は医師の指示に従い、定期的な経過観察を受ける
診断
手術を決める前に、眼科で詳しい検査を行い、白内障の程度や目の状態を確認します。手術当日にも最終チェックを行います。
行われる可能性のある検査
- 視力検査:見えるかどうかの確認
- 眼圧検査:目の圧力を測る
- 細隙灯顕微鏡検査:拡大して水晶体の濁りを見る
- 眼底検査:目の奥の状態を調べる
- 角膜内皮細胞検査:角膜の健康状態を確認
- 眼軸長測定:挿入する人工レンズの度数を決めるために必要
診察で予想されること
手術当日は、まず受付を済ませ、点眼麻酔や散瞳薬(瞳孔を広げる薬)をさします。手術室では横になり、顔にカバーをかけられ、顕微鏡を見ながら医師が手術を行います。痛みはほとんどなく、「何かが触れている」程度の感覚です。手術後は少し休んでから帰宅できます。
治療
白内障手術の治療法は、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工レンズを入れる手術が唯一の根本的な治療法です。手術は日帰りで、点眼麻酔で行うため負担が少ないです。
自宅でのセルフケア
- 手術当日は、目をこすらない、洗顔やシャワーは避ける
- 医師から処方された点眼薬を正しい回数・方法でさす
- 手術後は眼帯や保護メガネを指示通りに使用する
- 激しい運動や重い荷物を持つことは避ける
- 目に水が入らないようにし、洗髪は後日医師の許可を得てから行う
医療治療
白内障に対する薬物治療(点眼薬)は、進行を遅らせる効果はあるとされていますが、濁った水晶体を元に戻すことはできません。手術が唯一の確実な治療法です。手術では、超音波を使って水晶体を砕いて取り除く「超音波乳化吸引術」が一般的に行われます。
手術が検討される場合
白内障のために見えにくく、日常生活に支障が出始めたら手術を検討します。医師と相談して、自分にとって最適なタイミングを決めましょう。
この病気と共に生きる
手術後は、次の日にはある程度見えるようになりますが、完全に落ち着くまでには数週間かかることもあります。最初はまぶしく感じやすいため、サングラスを使うと良いでしょう。
生活習慣のアドバイス
- 手術後1週間は、目の周りを洗わない、化粧を避ける
- 重いものを持つ、前かがみになるなどの動作は控える
- 読書やテレビ、スマートフォンの使用は、疲れない範囲で行って良い
- 運転は医師の許可が出るまでは控える
食事と運動
特に食事制限はありませんが、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。激しい運動は1週間程度控え、軽い散歩などから再開すると良いです。
精神的健康と心の健康
手術に対する不安や緊張は自然なことです。手術後も、見え方の変化に戸惑うことがあるかもしれませんが、多くの人はすぐに新しい見え方に慣れます。気になることがあれば、医療スタッフや家族に相談してください。
予防
白内障そのものを完全に予防する方法はありませんが、紫外線から目を守るためにサングラスや帽子を着用すること、禁煙、糖尿病の適切な管理などがリスクを下げる可能性があります。
ワクチン
省略
検診プログラム
定期的な眼科検診を受けることで、白内障の早期発見につながります。特に60歳以上の方は年に1回は眼科を受診することをおすすめします。
合併症
治療しない場合
- 白内障が進行すると、ほとんど見えなくなる(失明)可能性がある
- 眼圧が上がり、緑内障を引き起こすリスクがある
- 水晶体が硬くなり、手術が難しくなることもある
長期的な見通し
白内障手術は成功率が高く、安全です。手術後はほとんどの人が視力の改善を実感し、日常生活の質が大きく向上します。適切なケアと経過観察を行えば、後遺症や合併症のリスクは低く、安心して新しい見え方を楽しめます。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月31日
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