レーシック手術の概要
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
レーザー眼科手術(レーザーがんかしゅじゅつ)は、目のレンズの形をレーザーで整えて、メガネやコンタクトレンズに頼らずに遠くや近くが見えるようになる手術のことです。最もよく行われるのは、近視(きんし)・遠視(えんし)・乱視(らんし)を治す「レーシック」や「PRK」という方法です。手術は短時間で、多くの人が翌日から日常生活に戻れます。
重要な事実
- レーザー眼科手術は、目の表面(角膜)の形をレーザーでわずかに変えることで、ピントを合わせやすくします。
- 手術は通常30分以内で終わり、ほとんどの人は手術後すぐに視力の改善を実感します。
- すべての人に適しているわけではなく、目の健康や年齢、度数によって医師が適応を判断します。
はい、レーザー眼科手術は世界中で広く行われている一般的な手術です。日本でも毎年数十万人がこの手術を受けています。
主に近視、遠視、または乱視があり、メガネやコンタクトレンズの生活から卒業したいと考えている成人が対象です。年齢は20~40代が多く、目の状態が安定していることが条件です。
症状
- 手術後、急に強い痛みや視力の急激な低下がある
- 目の前に黒い影や光の点滅が見える(網膜はく離の可能性)
- 目をぶつけた、または事故にあった
- ⚠手術後、痛みが強くて目が開けられない
- ⚠眼が充血し、視界がかすむ
- ⚠目やにや膿が出る(感染の可能性)
- ⚠4時間以上続く激しい痛み
一般的な症状
- 近くのものは見えるが遠くがぼやける(近視)
- 遠くは見えるが近くがぼやける(遠視)
- ものが二重に見えたり、ゆがんで見える(乱視)
- メガネやコンタクトレンズに頼らなければならない不便さ
子供の症状
- 子どもの場合、視力の問題は学校の視力検査で見つかることが多いですが、レーザー手術は成長が終わるまで勧められません。通常18歳以上が対象です。
- 子どもは目のピントが変わりやすいため、手術後も視力が不安定になる可能性があります。
高齢者の症状
- 年齢を重ねると、老眼(近くが見えにくくなる)が加わることがあります。レーザー手術だけでなく、老眼を考慮した方法(モノビジョンなど)を医師と相談します。
- 白内障や緑内障などの目の病気があると、手術の適応にならない場合があります。
原因
主な原因
- 近視:目玉の奥行き(眼軸)が長すぎるか、角膜のカーブが強すぎて、ピントが網膜の手前に合う。
- 遠視:目玉の奥行きが短すぎるか、角膜のカーブが弱すぎて、ピントが網膜の後ろに合う。
- 乱視:角膜の形がラグビーボールのようにゆがんでいて、光が一点に集まらない。
リスク要因
- 遺伝(両親が近視だと子どもも近視になりやすい)
- 長時間の近くの作業(スマホやパソコン)で近視が進むことがある
- 年齢(20歳前後で視力が安定するが、その後も変化することもある)
- コンタクトレンズの不適切な使用(角膜を傷つける可能性)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- メガネやコンタクトレンズの度数が急に変わったと感じる
- 目をぶつけたり、手術後に異常を感じたらすぐに
- 目の痛み、赤み、異常な分泌物がある
定期受診を予約すべき場合:
- メガネやコンタクトレンズの生活に不便を感じ始めたら、眼科で視力検査と目の健康診断を受けることをおすすめします。
- 定期的に視力が変わっていないか確認するために、年に1回の眼科検診が理想的です。
診断
眼科での詳しい検査によって、近視・遠視・乱視の程度と目の健康状態を調べます。手術に適しているかどうかを判断するために、いくつかの検査を行います。
行われる可能性のある検査
- 視力検査(裸眼とメガネ矯正)
- 屈折検査(目のピントのずれを測る)
- 角膜の厚さと形の測定(角膜トポグラフィー)
- 眼圧検査(緑内障のチェック)
- 瞳孔を広げて眼底検査(網膜や視神経の健康確認)
- 涙の量や目の乾きの検査
診察で予想されること
検査は30分~1時間程度かかります。特別な準備は必要ありませんが、コンタクトレンズをしている人は、検査前に一定期間(ソフトは1週間、ハードは2週間程度)レンズを外す必要があります。検査後、医師があなたの目の状態から手術の適応とリスクについて説明します。
治療
レーザー眼科手術には主に「レーシック(LASIK)」と「PRK」という方法があります。どちらも角膜をレーザーで削って形を整えますが、表面のフラップを作るかどうかなどが異なります。その他に「SMILE」という小さな切開で行う方法もあります。手術は点眼麻酔で行い、痛みはほとんどありません。
自宅でのセルフケア
- 手術後は、医師の指示に従って点眼薬を正しく使う。
- 目の保護のため、手術後はゴーグルやサングラスをかける。
- 目をこすらない。
- 手術後1週間は水が目に入らないようにする(洗顔やシャンプーに注意)。
- メイクやコンタクトレンズは医師の許可が出るまで控える。
医療治療
手術前後には、感染を防ぎ、炎症を抑え、乾燥を防ぐための点眼薬が処方されます。これらの点眼薬は医師の指示通りに使用してください。市販の目薬を使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
手術が検討される場合
レーザー眼科手術は、メガネやコンタクトレンズをやめたい方のための選択肢です。緊急の治療ではなく、自分の生活スタイルに合わせて検討するものです。
この病気と共に生きる
多くの人は手術後翌日には日常生活(読書、テレビ、仕事)に戻れます。ただし、完全に視力が安定するまでには数週間から数ヶ月かかることがあります。夜間に光がまぶしく感じる(ハロー・グレア)などの症状が一時期現れることがありますが、多くの場合は時間とともに改善します。
生活習慣のアドバイス
- 定期的に眼科でフォローアップ検査を受ける。
- 目をこすらない習慣をつける。
- 長時間のパソコン作業や読書の際は、こまめに休憩を取る(20-20-20ルール:20分ごとに20フィート(約6m)先を20秒見る)。
- 紫外線から目を守るため、外出時にサングラスをかける。
- 目が乾きやすい人は、医師と相談して適切な目薬を使う。
食事と運動
特別な食事制限はありません。目に良いとされるビタミンA、C、Eを含む緑黄色野菜や果物、魚類をバランスよく食べることを心がけてください。運動は手術後1週間程度は激しいものを避け、汗が目に入らないように注意します。通常のウォーキングなどは翌日から可能です。
精神的健康と心の健康
視力が改善することで、生活の質が向上し自信がつく人が多いです。一方で、手術後に期待した視力が出ない場合や、長期的な不安を感じることもあります。不安や悩みは一人で抱えず、医師やカウンセラーに相談してください。もし自殺や深刻な落ち込みを感じたら、すぐに119番または精神保健の専門家に連絡してください。
予防
近視や遠視、乱視そのものを完全に予防する方法はありません。しかし、バランスの取れた生活習慣や適度な近くの作業、定期的な眼科検診で目の健康を保つことはできます。
検診プログラム
小中学校の視力検査は日本で定期的に行われています。視力の変化に気づいたら早めに眼科で検査を受けることが大切です。
合併症
治療しない場合
- 未治療の近視・遠視・乱視は、視界がぼやけたまま生活することになりますが、命に関わるものではありません。ただし、強度の近視は網膜はく離などのリスクが高まることがあります。
- 眼精疲労や頭痛、肩こりなどの原因になることがあります。
長期的な見通し
レーザー眼科手術は多くの人にとって安全で効果的な治療法です。ほとんどの人が手術後に満足し、メガネやコンタクトレンズなしで快適な生活を送っています。ただし、個人差があり、必ずしも完全な視力(1.0)が得られるとは限りません。また、年齢とともに老眼が進行するため、遠くは良く見えても近くには老眼鏡が必要になることがあります。医師としっかり話し合い、現実的な期待を持って手術を受けることが大切です。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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