Negative pressure wound therapy
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
陰圧閉鎖療法(いんあつへいさりょうほう)とは、傷を早くきれいに治すための治療法です。特殊なスポンジとフィルムで傷を覆い、そこから空気を吸い出して陰圧(周囲より低い圧力)にします。これにより、余分な水分や膿(うみ)を排出し、血流を良くして肉芽組織(新しい組織)の成長を促します。
重要な事実
- 傷を閉じずに、専用の機器とドレッシングを使って陰圧をかける治療です。
- 在宅でも行える小型の機器があります。
- 感染のリスクを減らし、治癒を早める効果が期待できます。
日本では、大きな手術後の傷や床ずれ(褥瘡:じょくそう)の治療に使われることが多く、特に治りにくい傷を持つ患者さんで広く行われています。
主に、糖尿病を抱える方、血行が悪い方、寝たきりで床ずれができた方、大きな外傷や手術後の傷がなかなか閉じない方に使われます。年齢を問わず、傷の状態によって適応が判断されます。