横になると悪化する扁桃腺の腫れ・痛み
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
扁桃腺(へんとうせん)は、のどの奥にあるリンパ組織の一部で、細菌やウイルスから体を守る役割があります。この扁桃腺が炎症を起こして腫れると、のどが痛くなったり、息がしづらくなったりします。横になると症状が悪化する場合は、炎症や腫れが強くなっている可能性があるため、注意が必要です。
重要な事実
- 横になると悪化するのは、腫れた扁桃腺が気道を圧迫しやすくなるためです。
- 強い痛みや息苦しさがある場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 呼吸が苦しくなった場合は、すぐに救急車を呼んでください。
扁桃腺の炎症は子どもから大人までよく見られる症状ですが、横になると悪化する場合は炎症が強いことが多く、特に注意が必要です。
扁桃腺が大きくなりやすい子どもや、免疫力が低下している人に多く見られます。また、睡眠時無呼吸症候群の原因として扁桃腺が大きい場合もあります。
症状
- 横になると息ができなくなる
- よだれが止まらない、口を開けられない
- 唇や顔が青ざめる
- 声がまったく出ない、呼吸がゼーゼーする
- ⚠高い熱が続く
- ⚠水も飲めないほどのどの痛み
- ⚠片側ののどが強く腫れている
- ⚠のどの痛みが3日以上続く
一般的な症状
- のどの痛み・腫れ
- 飲み込みにくさ
- 声のかすれ
- 横になると息苦しさを感じる
子供の症状
- 扁桃腺が腫れるといびきをかいたり、睡眠中に呼吸が止まったりすることがあります。
- のどが痛くて食事や水分を嫌がることがあります。
高齢者の症状
- のどの痛みを感じにくいこともあるため、息苦しさや飲み込みづらさに注意が必要です。
- 熱があまり高くなくても、全身のだるさや食欲低下が見られることがあります。
原因
主な原因
- ウイルス感染(かぜなど)
- 細菌感染(連鎖球菌など)
- 扁桃腺が大きいことによる睡眠時無呼吸症候群
リスク要因
- 疲労やストレス
- 睡眠不足
- 免疫力の低下
- 喫煙や過度の飲酒
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息苦しさを感じるとき
- 飲み込みがまったくできないとき
- 強い痛みと高熱があるとき
定期受診を予約すべき場合:
- のどの痛みや腫れが3日以上続くとき
- いびきが大きく、日中も眠気があるとき
診断
耳鼻咽喉科で、のどの奥を直接見る診察を行います。必要に応じて、血液検査や画像検査で炎症の程度を確認します。
行われる可能性のある検査
- のどの視診
- 血液検査(炎症の程度を確認)
- 画像検査(CTなどで膿瘍の有無を確認)
診察で予想されること
診察は短時間で終わることが多いです。のどが痛くて口を開けにくい場合は、無理をせず医師にその旨を伝えましょう。
治療
治療は原因によって異なります。感染症の場合は、安静と十分な水分補給が基本です。呼吸が苦しいなどの重症な場合は、入院して治療することもあります。
自宅でのセルフケア
- 安静にする
- 水分をこまめにとる
- 加湿器などで部屋の湿度を保つ
- 刺激の少ない食べ物(おかゆ、スープなど)を選ぶ
医療治療
医師の診察後、炎症を抑える薬や痛みを和らげる薬が処方されることがあります。細菌感染が疑われる場合は、抗菌薬が使われることもありますが、医師の指示に従って飲み切ることが大切です。
手術が検討される場合
扁桃腺が非常に大きく、睡眠時無呼吸や繰り返す感染症がある場合は、扁桃腺を摘出する手術が検討されることがあります。手術の必要性は、耳鼻咽喉科の医師が症状や検査結果を基に判断します。
この病気と共に生きる
症状が続く間は、無理をせず自宅で休みましょう。横になると息苦しさが強まる場合は、上半身を少し起こした姿勢で休むと楽になることがあります。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠をとる
- バランスの良い食事を心がける
- 禁煙・節酒をする
食事と運動
刺激の少ない温かいスープやおかゆなど、飲み込みやすい食べ物を選びましょう。運動は症状が落ち着くまで控え、無理をしないようにしましょう。
精神的健康と心の健康
のどの痛みや息苦しさが続くと不安になることがありますが、適切な治療で改善することが多くあります。気になる症状があれば、医師や看護師に遠慮なく相談してください。
予防
手洗いやうがいを徹底することで、感染症のリスクを減らすことができます。ただし、すべての扁桃腺の炎症を完全に防ぐことはできません。
ワクチン
インフルエンザなどのワクチン接種が、関連する感染症の予防に役立つことがあります。
検診プログラム
特定の検診はありませんが、いびきや息苦しさが続く場合は、耳鼻咽喉科で相談できます。
合併症
治療しない場合
- 炎症が周囲に広がり、扁桃周囲膿瘍(のうよう)を起こすことがある
- 睡眠時無呼吸症候群が悪化して、日中も強い眠気に襲われる
- のどが狭くなり、呼吸が苦しくなる
長期的な見通し
適切な治療を受ければ、ほとんどの場合は症状が改善します。手術が必要な場合でも、安全に行われ、生活の質が大きく向上することが期待できます。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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