Hot flushes in older adults
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ほてり(ホットフラッシュ)とは、突然に体が熱くなり、汗をかいたり、顔や胸が赤くなったりする症状のことです。数秒から数分続き、特に頭や上半身に感じることが多いです。加齢に伴って出ることがあり、主に女性の更年期に関係しますが、男性にも起こることがあります。
重要な事実
- ほてりは突然現れてしばらくすると自然におさまることが多いです。
- 女性の更年期に非常によく見られますが、男性にも起こり得ます。
- ほてり自体は緊急を要する症状ではありませんが、他の病気の兆候であることもあるため、気になる場合は医師に相談しましょう。
はい、特に女性の更年期(40代後半から50代)には7割以上の方が経験するといわれています。男性でも前立腺がんの治療などで起こることがあります。高齢になると頻度は減ることが多いですが、経験する方は少なくありません。
主に更年期の女性(45~55歳ごろ)に多く見られますが、男性でもホルモン治療や加齢に伴って起こることがあります。また、甲状腺の問題や一部のがん治療を受けている方にも見られます。
症状
- ほてりに加えて胸の痛みや圧迫感がある
- 突然の激しい頭痛がある
- 意識がもうろうとする、または話しにくい
- 息苦しさや呼吸困難がある
- ⚠ほてりが繰り返し起こり、日常生活に支障をきたしている
- ⚠ほてりとともに体重が急に減った
- ⚠ほてりに加えて震えや動悸がひどい場合
- ⚠熱が続き、ほてりとの関連がわからない場合
一般的な症状
- 突然の体の熱感(特に顔、首、胸)
- 顔や上半身の赤み(紅潮)
- 発汗(特に夜間の寝汗)
- ほてりの後に寒気を感じる
子供の症状
- 子どもではほてりはまれです。もし子どもに熱感や発汗が続く場合は、感染症や甲状腺の問題など別の原因が考えられるため、早めに小児科を受診してください。
高齢者の症状
- 更年期を過ぎた高齢者でも、ほてりを感じることがあります。
- 持続時間が長くなったり、頻度が増えることもあります。
- 夜間の寝汗により睡眠が妨げられ、疲れやすくなることがあります。
- めまいや動悸を伴うこともあります。
原因
主な原因
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少による体温調節機能の乱れ(更年期に多い)
- 男性ホルモン(テストステロン)の減少や治療による影響
- 薬の副作用(一部のホルモン治療や抗うつ薬など)
- 甲状腺の機能異常(甲状腺機能亢進症など)
- 飲酒や辛い食べ物などの刺激
リスク要因
- 更年期(女性)
- 前立腺がんのホルモン治療を受けている(男性)
- ストレスの多い生活
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- ほてりと一緒に胸の痛み、呼吸困難、めまいがある
定期受診を予約すべき場合:
- ほてりが毎日起こり、日常生活や睡眠に影響している
- ほてりに加えて原因不明の体重減少や疲労感がある
- ほてりが突然始まり、他の症状(震え、動悸)を伴う
- ほてりについて不安があり、自分で対処したいが方法がわからない
診断
医師が症状の話を聞き、必要な検査を行って診断します。ほてりの原因が更年期や加齢によるものか、他の病気によるものかを区別するために、いくつかの検査をすることがあります。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状の頻度、強さ、持続時間、きっかけなど)
- 血液検査(ホルモン値、甲状腺機能の確認)
- 基礎体温の記録(更年期の確認に役立つことがあります)
- 必要に応じて画像検査(甲状腺や心臓の評価)
診察で予想されること
診察では、まずあなたの症状を詳しく聞かれます。あらかじめ症状がいつ、どのくらい続くかなどをメモしておくとスムーズです。血液検査でホルモンや甲状腺の状態を調べることが多く、結果は数日から1週間程度でわかります。診断がつけば、症状に合わせた対処法を提案してもらえます。
治療
治療の基本は、ほてりの原因や強さに合わせて、生活習慣の改善や薬を使わない方法を先に試します。それでも症状が強い場合には、医師がホルモン補充療法やその他の薬を検討することがあります。必ず医師の指導のもとで行ってください。
自宅でのセルフケア
- 室温を少し低めに保ち、扇風機やうちわを活用する
- 綿や麻など通気性の良い素材の服を重ね着する(調節しやすい)
- 辛い食べ物、カフェイン、アルコールを控える
- 規則正しい生活と十分な睡眠を心がける
- ストレスを減らすために、深呼吸やリラックス法を試す
- 寝汗が気になる場合は、吸湿性の良いパジャマやシーツを使う
医療治療
医師は症状や健康状態に応じて、ホルモン補充療法(女性ホルモンを補充する方法)や非ホルモン性の薬(特定の脳内物質に作用するものなど)を提案することがあります。また、漢方薬が合う場合もあります。どの治療も医師と相談し、自分に合った方法を選びましょう。薬の名前や用量は医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
手術が直接ほてりの治療になることはほとんどありません。ただし、例えば子宮や卵巣の病気で手術を受けた結果、ホルモン低下が原因でほてりが出ることがあります。その場合は、術後のホルモン調整や症状の管理について医師に相談してください。
この病気と共に生きる
ほてりはつらい症状ですが、多くの方が受け入れながら生活しています。発作が来そうだと感じたら、すぐに冷たい水を飲んだり、首や手首を冷やすと楽になります。外出時には、脱ぎ着しやすい服装を選ぶとよいでしょう。
生活習慣のアドバイス
- こまめに水分を取る(常温の水や白湯がおすすめ)
- 刺激の強い食品(辛いもの、熱い飲み物)を避ける
- 軽い運動(ウォーキングやヨガなど)を習慣にする
- 入浴は熱すぎないお湯にし、長湯を避ける
- 寝室は涼しくして寝る前にリラックスする
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、大豆製品(豆腐、納豆など)や野菜を積極的に取り入れると良いとされています。激しい運動ではなく、ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を週に2~3回行うと、ほてりの頻度が減ることもあります。
精神的健康と心の健康
ほてりが続くと睡眠不足になり、疲れやイライラを感じることがあります。不安や気分の落ち込みを感じることもありますが、症状は一時的なものであること、対処法があることを思い出してください。気持ちがつらいときは、一人で抱え込まずに医師や家族に話しましょう。
予防
ほてりを完全に予防することは難しいですが、健康的な生活習慣を続けることで症状を和らげたり、頻度を減らしたりすることができます。禁煙、適度な運動、バランスの良い食事、ストレス管理が役立ちます。
合併症
治療しない場合
- 慢性的な睡眠不足による日中の眠気や倦怠感
- 気分の不安定さやうつ状態の悪化
- 生活の質(QOL)の低下
長期的な見通し
ほてり自体は命に関わるものではなく、多くの場合時間とともに自然に治まります。適切な対処法や治療を受けることで、症状を上手くコントロールできます。あなたの症状は必ず良くなります。あせらず、自分のペースで取り組みましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月18日
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