尿もれ(尿失禁)の超音波検査とは?
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
尿もれ(尿失禁)の超音波検査は、お腹や骨盤の中を音波で映し出す検査です。この検査で、膀胱(ぼうこう)や尿道(にょうどう)、周りの筋肉の状態を調べます。痛みはなく、放射線も使わないので安心です。
重要な事実
- 超音波検査は痛みがなく、体に負担が少ない検査です。
- 膀胱にどれだけ尿が残っているか(残尿量)がわかります。
- 骨盤の筋肉や臓器の動きを見ることができます。
尿もれの検査として、超音波はよく使われています。日本でも多くの病院で行われています。
尿もれは女性に多いですが、男性や子どもにも起こります。年齢を重ねると増えますが、若い人でも起こることがあります。
症状
- 急に尿が出なくなり、お腹が張って痛む
- 尿に血が混ざり、熱や腰の激しい痛みがある
- ⚠排尿時に激しい痛みがある
- ⚠尿の色が赤や茶色に変わった
- ⚠急に症状が悪化した
一般的な症状
- くしゃみや咳、笑ったり走ったりしたときに尿が漏れる
- 急に尿がしたくなり、トイレまで我慢できない
- トイレに行った後も、まだ尿が残っている感じがする
- 夜中に何度もトイレに起きる
子供の症状
- 昼間や夜におねしょが続く(5歳以上)
- 尿を我慢するのが難しく、いつも漏らしてしまう
- おしっこをするときに痛がる、または変な姿勢をする
高齢者の症状
- トイレに間に合わず漏らしてしまう
- 立ち上がったときや歩き始めに漏れる
- 排尿後もすっきりしない
- 認知症などでトイレの場所がわからず漏らしてしまう
原因
主な原因
- 骨盤底筋(こつばんていきん)という、おしっこを支える筋肉が弱くなる
- 膀胱の筋肉が過敏になり、少しの尿でも尿意を感じる
- 前立腺(男性)や子宮(女性)の病気
- 神経の病気やけがで膀胱のコントロールがうまくいかない
リスク要因
- 出産(特に何度も出産した方)
- 年齢が上がること
- 肥満(体重が増えるとお腹の圧力が高まる)
- 慢性的なせき(喫煙や肺の病気など)
- 便秘(いきむことが負担になる)
- 糖尿病や神経の病気
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 尿がまったく出ない、または急に出にくくなった
- 尿に血が混ざり、熱や腰の痛みがある
定期受診を予約すべき場合:
- 尿もれが気になって生活に支障が出ている
- 尿もれの回数が増えた
- トイレに何度も行くようになった
- 子どもでおねしょが続く場合
診断
医師がまずあなたの症状や生活の状況を聞きます。その後、尿検査や超音波検査などで膀胱や尿道の状態を調べます。超音波検査は特に、膀胱に残った尿の量(残尿量)や、尿道の動きを見るのに役立ちます。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状や生活習慣を詳しく聞く)
- 尿検査(感染や血尿がないか調べる)
- 残尿測定(超音波で排尿後の膀胱の尿量を測る)
- 超音波検査(膀胱や尿道、骨盤の臓器を画像で確認)
- 尿流測定(尿の出る勢いや量を調べる)
診察で予想されること
超音波検査では、検査着に着替えていただき、お腹の上にジェルを塗ってプローブ(探触子)を当てます。場合によっては、腟やおしりから小さなプローブを入れてより詳しく調べることもあります。痛みはほとんどなく、検査時間は15~30分程度です。結果はその場で説明されることもありますが、後日改めて詳しい説明があることもあります。
治療
尿もれの治療は、原因や症状の重さによって異なります。まずは生活習慣の見直しや骨盤底筋体操などの保存療法(手術をしない治療)を行います。それで改善しない場合には、薬や手術などの選択肢があります。超音波検査は治療の効果を確認するためにも使われます。
自宅でのセルフケア
- 骨盤底筋体操(腟やおしりを引き締める運動)を毎日続ける
- 水分の取り方を見直す(一度にたくさん飲まず、こまめに飲む)
- カフェインやアルコール、炭酸飲料を控える(膀胱を刺激するため)
- 便秘を予防する(食物繊維を多くとる、適度な運動)
- 体重を適正に保つ
医療治療
医師からは、膀胱の筋肉を落ち着かせる薬や、尿道の筋肉を強化する薬が処方されることがあります。また、骨盤底筋を鍛えるための電気刺激療法や、尿道にサポートを入れる方法(ペッサリー)などもあります。必ず医師の指導のもとで行ってください。
手術が検討される場合
保存療法や薬で効果が不十分な場合、手術が検討されることがあります。例えば、膀胱の出口を支える手術や、尿道の周りにテープを入れて支える手術などがあります。手術の種類やリスクについては、専門医とよく相談してください。
この病気と共に生きる
尿もれがあっても、工夫次第で快適に過ごせます。尿もれパッドや吸水パンツを使うと安心です。外出時には予備のパッドや着替えを持ち歩きましょう。トイレの場所を事前に確認しておくのも良い方法です。
生活習慣のアドバイス
- 規則正しい生活リズムを心がける
- 適度な運動(ウォーキングなど)を続ける
- ストレスをためないようにする
- 喫煙は控える(せきが尿もれを悪化させるため)
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、特に食物繊維をしっかりとって便秘を予防しましょう。肥満は尿もれのリスクを高めるので、適正体重を維持することが大切です。骨盤底筋体操は、毎日続けることで効果が期待できます。
精神的健康と心の健康
尿もれは恥ずかしいと感じたり、外出を控えたりすることで、気分が落ち込むこともあります。しかし、治療で改善できる症状です。一人で悩まず、医師や周りの人に相談することが大切です。
予防
完全に防ぐことはできませんが、リスクを減らすことは可能です。骨盤底筋体操を続けること、適正体重を保つこと、便秘を予防すること、喫煙を控えることが役立ちます。
検診プログラム
特に定期的な検診はありませんが、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。年に一度の健康診断で尿検査を受けるのも良い機会です。
合併症
治療しない場合
- 膀胱や腎臓の感染症(尿路感染症)を繰り返す
- 皮膚のかぶれやただれ(尿が皮膚に触れるため)
- 社会生活への影響(外出や仕事が難しくなる)
- うつ状態や不安が強くなる
長期的な見通し
ほとんどの尿もれは、適切な治療で改善またはコントロール可能です。超音波検査は診断や経過を見るのに役立ちます。早めに相談し、自分に合った治療法を見つけることが、快適な生活への第一歩です。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月30日
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