しびれの画像検査:結果を待つあいだに知っておきたいこと
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
しびれとは、体の一部の感覚がにぶくなったり、ピリピリ・チクチクする感じのことです。画像検査(CTやMRIなどで体内のようすを写真に撮る検査)は、しびれの原因が神経や脊髄(背骨の中を通る神経の束)、脳にあるかもしれないときに、その状態を詳しく調べるために行われます。この記事では、画像検査を受けたあと、結果を待つあいだの過ごし方や、気をつけることを説明します。
重要な事実
- しびれは病気そのものではなく、体からのサインであることが多い。
- 画像検査は、しびれの原因を見つけるための手段のひとつ。
- 結果を待つ数日から数週間、不安になるのは自然なこと。
しびれの原因を調べるためにおこなう画像検査は、よくある検査です。けがのあとや、腰や首の不調、手足の感覚の異常などで、多くの人が経験します。
しびれは、年齢や性別を問わず誰にでも起こりえます。特に、長時間同じ姿勢で働く人や、腰や首に負担がかかりやすい人、糖尿病などの持病がある人に多くみられます。
症状
- 顔の半分や片方の手足が突然動かなくなる
- ろれつが回らない、言葉が出てこない
- 激しい頭痛やめまいがある
- 意識がもうろうとする
- ⚠しびれが急に悪化した、または体の広い範囲に広がった
- ⚠しびれに強い痛みや発熱をともなう
- ⚠排尿や排便がしづらい、または失禁する
- ⚠立っている・歩いているときにバランスが取れない
一般的な症状
- ピリピリ、チクチク、ジンジンする感覚
- 感覚がにぶい、さわられている感じがしにくい
- 力を入れると上手く動かせない、力が入りにくい
- 手足が冷たく感じる、または熱く感じる
子供の症状
- 子どもはしびれをうまく言葉で伝えられないことがあります。動きがぎこちない、歩き方がおかしい、触られることを嫌がるなどの変化に気づいたら、小児科で相談しましょう。
高齢者の症状
- 高齢者は、加齢による変化や持病、服薬の影響などでしびれが出やすいことがあります。転倒やケガを防ぐためにも、早めに相談することが大切です。
原因
主な原因
- 神経が圧迫される(椎間板ヘルニア=背骨の間のクッションがずれて神経に触れる病気、脊柱管狭窄症=背骨の中の神経の通り道が狭くなる病気)
- 末梢神経の障害(体の末端にある神経がダメージを受けること。糖尿病などが原因になる)
- 脳や脊髄の病気(脳卒中=脳の血管が詰まる・破れる病気、多発性硬化症=脳や脊髄の炎症による病気など)
- 血流の低下(動脈硬化などで手足の血液の流れが悪くなる)
- ビタミン不足などの栄養バランスの問題(神経の働きに必要な栄養が不足する)
- 原因が特定できないこともある
リスク要因
- 長時間の同じ姿勢やデスクワーク
- 腰や首に負担がかかる動作や作業
- 糖尿病、高血圧などの慢性疾患
- 加齢による体の変化
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 突然、片側の手足に力が入らない
- しびれとともに強い痛みや発熱がある
- しびれが急速に悪化する
- 排尿・排便のトラブルをともなう
定期受診を予約すべき場合:
- しびれが数週間以上続いている
- しびれがだんだん広がっている
- 日常生活の動作(歩く、字を書く、ボタンをかけるなど)に支障がある
診断
医師はまず、あなたの症状や経過を聞き取り、体の感覚や力の入り方を調べます。そのうえで、必要に応じて画像検査を行います。「なぜ画像検査が必要なのか」は、担当の医師が説明してくれます。
行われる可能性のある検査
- MRI(磁気を使って体の断面をくわしく写す検査)
- CT(X線を使って体の断面を撮る検査)
- X線(レントゲン)
- 神経伝導速度検査(神経の電気の通りを調べる検査)
診察で予想されること
画像検査は、多くは痛みをともないません。結果が出るまでに数日かかることがあります。検査後の説明は、担当医師から直接受けます。もし結果を待つあいだに、急に手足が動かない・言葉が出ないなどの症状が出たら、ためらわずに119番へ電話してください。
治療
治療は、しびれの原因となる病気によって異なります。画像検査の結果を待ちながら、まずはできることを見つけていきましょう。原因がわかれば、より適切な治療を選べます。
自宅でのセルフケア
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 体を冷やさず、温めて過ごす
- 痛みやしびれが強いときは無理をしない
- 十分な睡眠と休養をとる
- ストレスをため込まないよう工夫する
医療治療
治療の方法には、内服薬や外用薬、リハビリテーション、神経ブロック注射(しびれや痛みを和らげる注射)、物理療法などがあります。医師が原因と症状に合わせて選びます。処方された薬は、医師や薬剤師の指示に従って使用してください。
手術が検討される場合
手術が必要になるのは、神経の圧迫が強く、しびれのほかにまひや排尿・排便の障害があるなど、ほかの治療で十分に改善しない場合に限られます。多くの場合、手術以外の治療が先に試されます。
この病気と共に生きる
しびれとうまく付き合うためには、自分の症状の変化を記録することも役立ちます(いつ、どんなときに、どこがしびれるか)。無理をしない範囲で、できることを続けましょう。
生活習慣のアドバイス
- 姿勢や座り方に気をつける
- 適度なストレッチやウォーキングをとり入れる
- 禁煙を考える
- 体を冷やしすぎないようにする
食事と運動
食事はバランスよく、野菜や果物、タンパク質を意識してとりましょう。運動は、痛みがない範囲で軽い体操や歩行がすすめられます。医師や理学療法士に相談すると、自分に合った方法が見つかります。
精神的健康と心の健康
原因がわからないまま検査の結果を待つことは、とても不安です。その不安やストレスは自然なことです。信頼できる人に気持ちを話したり、リラックスできる時間を持ったりして、心を休めてください。
予防
しびれのすべてを予防できるわけではありませんが、日頃の姿勢や生活習慣を整えることで、リスクを減らせる場合があります。定期的な運動、バランスの良い食事、質の良い睡眠を心がけましょう。
合併症
治療しない場合
- 原因となる病気が進行して、しびれやまひが強くなることがある
- 歩きにくさやバランスの悪さから、転倒やケガをしやすくなる
- 症状が続くことで、日常生活の動作や仕事に影響が出る
長期的な見通し
画像検査で原因を見つけることができれば、適切な治療やケアを受けることができます。多くの場合、しびれは改善したり、うまく付き合いながら生活を続けたりすることが可能です。結果を待つ期間は不安かもしれませんが、あなたはひとりではありません。医療者と一緒に、次の一歩を見つけていきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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