副鼻腔炎と超音波検査(エコー)とは?
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
副鼻腔炎は、鼻の周りにある骨の中の空洞(副鼻腔)に炎症が起こる病気です。ウイルスや細菌の感染、アレルギーなどが原因で、鼻づまりや顔の痛みなどの症状が出ます。超音波検査(エコー)は、音波を使って体の中を映す検査ですが、副鼻腔炎の診断には、一般的にはあまり使われません。主に、小さいお子さんや妊婦さんなど、放射線(レントゲン)を避けたい場合に利用されることがあります。
重要な事実
- 副鼻腔炎は一般的な病気で、多くの人が経験します。
- 超音波検査は副鼻腔炎の診断の第一選択ではなく、必要に応じて使われます。
- 多くの副鼻腔炎は、数週間以内に自然に良くなります。
はい、とても一般的です。風邪をひいた後に起こることが多く、多くの人が一度は経験します。
年齢や性別を問わず誰にでも起こりますが、特に風邪をひきやすい人や、アレルギー性鼻炎のある人、免疫力が低下している人に多く見られます。
症状
- 呼吸が苦しい
- 目の周りが急に腫れて痛みがひどい
- 視力がおかしい
- 首が硬く、強い頭痛がある
- 意識がもうろうとする
- ⚠38度以上の高い熱が続く
- ⚠症状が一度良くなった後に急に悪化する
- ⚠顔の痛みが我慢できないほど強い
- ⚠水分がとれない
一般的な症状
- 鼻づまり
- 鼻水(透明または黄色・緑色)
- 顔の痛みや圧迫感
- 嗅覚の低下
- 咳やのどの痛み
子供の症状
- 鼻づまりや鼻水
- 咳(特に夜間)
- 機嫌が悪い
- 食事をとらない
- 目の周りの腫れ
高齢者の症状
- 症状がはっきりしないことがあり、混乱やふらつきとして現れることもあります
- 長引く倦怠感
- 咳や痰が続く
原因
主な原因
- ウイルス感染(風邪など)
- 細菌感染
- アレルギー(花粉症など)
- 鼻の構造の問題(鼻中隔弯曲など)
リスク要因
- 風邪やインフルエンザにかかった
- アレルギー性鼻炎がある
- 喫煙または受動喫煙
- 免疫力が低下している
- 歯の感染(歯性副鼻腔炎)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状がある場合
- 症状が10日以上続く場合
- 高熱や強い顔の痛みがある場合
定期受診を予約すべき場合:
- 症状が2〜3日経っても良くならない
- 繰り返し副鼻腔炎になる
診断
医師が症状や鼻の内部を確認し、必要に応じて画像検査を行います。超音波検査は、放射線を使わずに副鼻腔の状態を調べられるため、小児や妊婦などで用いることがありますが、一般的な診断方法ではありません。
行われる可能性のある検査
- 医師による問診と鼻の内視鏡検査
- 超音波検査(エコー)
- X線(レントゲン)検査
- CT検査
診察で予想されること
まず、医師が鼻の中を観察します。超音波検査を受ける場合は、顔にジェルを塗って、小さな探触子を当てるだけなので、痛みはありません。こどもの場合は、保護者の方が一緒に入れることもあります。
治療
副鼻腔炎の治療は、原因や重症度によって異なります。ウイルスが原因の場合は、自然に良くなることが多く、症状を和らげるための処置を行います。細菌感染が疑われる場合は、医師が抗生物質を処方することがあります。ただし、自己判断での薬の使用は避け、医師の指示に従うことが大切です。
自宅でのセルフケア
- 十分な休息をとる
- 水分をたくさん飲む
- 加湿器などで部屋の湿度を保つ
- 温かいタオルを顔に当てる
- 鼻をやさしくかむ
医療治療
症状を和らげるために、鼻づまりを改善する薬や痛み止めが使われることがあります。薬の種類や使用期間は医師が判断し、指示に従って使用します。妊娠中や持病のある方は、必ず医師に伝えてください。
手術が検討される場合
副鼻腔炎が長期間続き、薬の治療で改善しない場合や、ポリープ(鼻茸)などの構造的な問題がある場合は、手術が検討されることがあります。手術が必要かどうかは、専門医が詳しく検査したうえで判断します。
この病気と共に生きる
日頃から鼻を清潔に保ち、室内の乾燥を防ぐことが大切です。症状があるときは、無理をせずに休みましょう。
生活習慣のアドバイス
- 禁煙する(たばこは副鼻腔炎を悪化させます)
- バランスの良い食事を心がける
- 規則正しい睡眠をとる
食事と運動
特に決まった食事制限はありませんが、野菜や果物などビタミンを多く含む食品をとることで免疫力を保ちやすくなります。体調が良いときは軽い運動も問題ありませんが、症状が強いときは安静にしてください。
精神的健康と心の健康
長引く症状は日常生活の質を下げ、イライラや不安を感じることがあります。そのような感情を一人で抱え込まず、家族や友人に話したり、医師に相談してください。
予防
副鼻腔炎を完全に予防するのは難しいですが、風邪やインフルエンザにかからないように手洗いやうがいをすること、部屋の湿度を保つこと、アレルギーがある場合は対策をすることで、リスクを減らせます。
ワクチン
インフルエンザの予防接種は、インフルエンザがきっかけとなる副鼻腔炎の予防に役立ちます。最新の予防接種については、医師や自治体の情報を確認してください。
検診プログラム
定期的な検診は必要ありませんが、繰り返す副鼻腔炎や長引く症状がある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診することが大切です。
合併症
治療しない場合
- まれに、目の周りや脳に感染が広がることがあります
- 慢性化して長期にわたる症状が続くことがあります
- 嗅覚障害が残る可能性があります
長期的な見通し
多くの副鼻腔炎は、適切な治療により数週間から数か月で改善します。慢性の場合は時間がかかることもありますが、専門医の治療を受けることで症状をコントロールできます。心配しすぎず、医師と一緒に治療を続けていきましょう。
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重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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